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陽菜の愛されなかった過去
犯人は駆けつけた制服警官により逮捕された
だが、堀之内は思う。いずれまた、陽菜を狙うであろうと。
「堀之内弁護士、容疑者の身柄確保にご協力、感謝します。」
敬礼され、堀之内はいえいえ。どうと言うことは
と半ば謙遜している
堀之内先生…。いつもとは違う表情の陽菜がそこにいた。
何かが壊れ、堀之内は女流作家ではない陽菜に手を差し伸べる
その時の陽菜は幼い少女のようである
大丈夫。陽菜さん、何も怖いものはないんですよ。
大きな堀之内の腕に包み込まれ、ようやく陽菜の体の震えがおさまった
「先生、私は親に愛された記憶がないんです。」
どう言う事でしょう? 尋ねる堀之内
親が厳しすぎて…。と陽菜は涙ながらに言った
では、私、堀之内をオヤジだと思ってください。




