表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/6

クノイチ募集中

(四野火くんかっこいいなあ)


目の前にクラスメイトの四野火くんがいる。

お互い帰宅部で、帰る方向が同じだからか。


スポーツ万能、成績優秀、品行方正で顔もよくて完璧な人で、ちょっとどころかすごく気になっている。


でも私なんて全部普通以下、これといった取り柄もない。

彼に相手にされるわけないけど見るだけならタダだし…。


「そこの可愛いお嬢さん」

初めて知らない人に声をかけられた。



「ななな…なんですか?」

これが世に聞くナンパなの!?


「あのさ、クノイチやってみない?」

「なにそれ?」

思わずタメグチで本音が出てしまった。

どこかで聞いたことがあるような。


「女忍者、知らない?」

「…それをやるといいことがあるんですか?」

忍者って手裏剣なげたり闇討ちとかしたりする時代劇のあれだよね。


「あー、あるある。いい男いるよ。

オレには負けるけど?」

たしかに顔はいいけど、チャラ男だしなあ。


「じゃあいいです。さよなら。」

「待って!それは俺の顔がショボいって意味なのかーい!?」

あまりにしつこいので、仕方なく話を聞くことにした。


「最近は外人に忍者が流行っているだろう?」

「はい、テレビで見ますね」


「ということで、腐った現代で古き良き和の心を学ぶ忍者教室をやっているわけだよ」チラッ

「…見にいきますよ」


「言わなくてもわかっちゃうなんて忍者の素質あるよ君!!」

チラチラされたら誰でもわかるわ!!。



忍者教室に入る。


「あ…」

「ぎゃあああああ」

私は飛んできた手裏剣を必死に避ける。


「ごめん」

「え!!」


四野火くん――――!?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ