表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/29

第3話  奴隷契約

さて俺達のパーティーを紹介しよう。


~後衛~

俺(石つぶて)

ベル(応援)

みゃむ(弓)



・・・・あれ?

前衛いなくないか?


みゃむは俺達の中の主力、弓から外すことなどできはしない。


じゃあベル?

いやいや、ベルは居ないようなもんだろ。

ライター代わりにはなるが。



「・・・・・・ベル責任をとって生贄となって死んでくれ。」


ライトは相変わらず外道だった。


「・・・そんな冗談言ってる暇ないわよ・・・。」






『ガォォォォォォオ』





怯む三人。


勝てる気しないの俺だけ?


「ライト・・・ちょっとこっち来て。・・・・・・・・・ボクと奴隷契約結んでくれない?」


・・・ん?

奴隷契約って何?


「・・・・・・・この洞窟に三人で入った時点でこうなると思ってたわよ。奴隷契約ぐらいでドラゴンを倒せるとは思わないけど・・・何もしないよりマシ・・・・そして契約結ぶのはどーせ私の仕事なんでしょ!!!」


ベルがヤケクソになりながら言った。



『ワシを起こしといて三人で痴話喧嘩とはいい度胸じゃないか・・・。今回の生贄はこんなに豪勢なのかの?』


何故か・・・故郷にいたヤラレキャラのマルコを思い出した。


「それじゃあ始めるわよ。・・・・awfjeoifajoifjawoejfa;oewifj;oaeijfoaerfor・・・・」


ベルさん日本語でお願いします。


ベルの謎の呪文に呼応するかのように床に魔方陣が浮かぶ。


あれ?魔法はイメージじゃなかったっけ?


「ライト・・・緊急事態だしお互いノーカンだよね。」


照れながら言うボクっ子に萌えた。


因みに何をするのかは・・・・・だいたい分かった。








『・・・・ちゅっ』






何をしたのかはご想像にお任せします。


更に光が増す魔方陣。


ベルが恐ろしい形相でこちらを見ていた。




『・・・・・・奴隷契約?そんなものでワシを倒せると思ってい・・・る・・の・・・か?』



後半はドラゴンの声は小さくなっていた。





「おぉぉぉ!すごーい!!噂には聞いてたけど力が!!!力がみなぎる~!!!」


『パチパチ・・パチパチ・・・。』




そう言っているみゃむの体からはプラズマの様なものが音を立てながら放出されていた。




『・・・・・・・』


「・・・・・・・」



ドラゴンとベルの目が点になる。


理由は分からない。


「いっくよーーーーーーー!!!」


『待て・・ちょっと待て・・・話せばわか・・・・』


ドラゴンが最後何を言いたかったのか俺には痛いほど分かった。


でもテンションの上がったみゃむには聞こえてなかったのだろう。



みゃむがドラゴンの懐に入りドラゴンの顎を目指してアッパーを放つ。


因みに巨大すぎるドラゴンの頭は俺達の5メートルは上にあった・・。



『パッコーーーーーーーン』



そう、彼女は5メートルジャンプをしてなお勢いを落とさず、ドラゴンの顎を砕いたのだった。

あれ?弓は?使わないの?


ってか・・・・・どっかのゲームであの技見たな・・・。


意味もなく俺は思った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ