表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/29

第12話  迷い

~ナタスside~

早速辞表を提示。

国のお偉いさんに相当引き止められたが全てきっぱりと切り捨て契約を解消する。


私が今興味があるのはライトの居場所。

考えられるのは三箇所。



まだ『にゃおら島』にいるか・・・


犯罪者が一番に逃げ込むと言われる南の島『サハラン』・・・


案外王都に居たりするかもしれない・・・



一番確立が高いのは『にゃおら島』である。

あそこは離れ小島。

関所があり、あそこを突破するのは今のライトじゃ難しいと思われる。



だが・・・彼は私の想像の斜め上を毎回いく・・・。



次に有り得るのは王都。


彼の事だ。

まっさきに王都を目指すだろう。

だがそれなら寮に顔を出さないのは不自然ではある。


じゃあ犯罪者の島か?

あそこは危険過ぎる。

確かに賞金稼ぎからは逃れる事は出来るかもしれない。

だが、サハランはサハランで命を伴う危険が大きい。

リスクが大き過ぎるのだ。


彼ならまず行かないだろう。


・・・・・・・結局は考えても分からないのだ。


最近ではライトの情報もテレビで見る事は少なくなってきた。


情報が足りない。


・・!?


『情報が足りない』のではない『情報が入手できない』のだ!!!


・・・・・・誰にも見つからない場所。


それはサハラン以外に他はない。


「ハハハハハハハ・・・本当にあの子は予想できないわね。」


そして一人のエルフがサハラン行きの船に乗った。




~ミロルside~

私は何をしてるんだろう・・。


私は今、魔法学校の新入生代表の挨拶をしている。


あれからナタスは魔法学院を辞め行方をくらました。


まぁ~ライトを探しにでも行ったのだろう・・・。


その間、私は魔法学院の準備。

1年生にも関わらず何故か寮長にも抜擢されている。


・・・・・・・

・・・・・・・

・・・・・・・


これでいいのだろうか?


私は二回の過去への転移をして、何をしたかったのだろう。


今私は自分が何をしたいのか。


自分が何のために生きているのか。


私は自分のことがよく分からない。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ