第五話~遭遇~ 普通馬車って襲われるほうだよね
一人称練習回です。もうそれしか言えな・・・
駄文×初一人称=スーパー駄文
となっております。
生暖かい目で見てやってください。
ではなんやかんやで第五話!始まります!
王とは大体引きこもりである。
そう魔王を名乗ってる者として言わせてもらおう。
その答えに至った理由、それは俺がそうだからである。
自分の国という【家】から出ずに、国民という【家族】に威張って要求したりする。
・・・あれ?王様最低じゃね?
書類仕事とかするけど、俺に回って来る前に大体終わってるからサインしてるだけなんだけど・・・
まぁつまり何が言いたいかと言うと───
「ここどこだ・・・」
道に迷ったのである。
「いけどもいけども草原ばかり・・・うわ~、迷子の王様とか、凄い恥ずかしいんだけど。大体三日ぐらい歩き回ってるけど街とか村とか全く見えんのだが・・・」
迷子の王様とか絶滅危惧種だな・・・てか王って普通何人か側近連れてるもんなぁ・・・まず迷子がありえんだろう・・・
そう呟きながら歩く魔王。
「なんか馬車とか通りかからんかなぁ・・・そしたらそれに乗せてもらったり出来んのに・・・」
溜息をついてると草原の中に白い何かが見えた。
「おお、噂をすればなんとやらって奴か。経験上あれは大概馬車とかそこらへんなんだよな、そんでもってそれが盗賊とかに襲われてて助ける感じなんだろうなぁ・・・」
経験上とかお前外にでた事殆どないだろとかそう言う事は言わんで欲しい。
早足でそこまで行くとやはり馬車と馬が一匹いて───
一匹?
馬車が盗賊でした。
なんかフード深めにかぶった人を追いかけてるよあれ
「え~っと・・・こう言う場合どうすればいいんかな?」
とか呑気に言ってると、フードをかぶった人から、
「そこの人!早く逃げてください!」
とか言ってくれた。
「あ、そう?それじゃあそうするよ」
と言って、
馬車の前に立った。
すると後ろから焦った声で、
「な、なにしてるんですか⁉早く逃げて──って、馬の速度があがって⁉」
キャァァァ、と言いながら走っていくフードの人。女の人かな?
とか後ろを気にしてたら前から、
「アニキ!どうします⁉」
「ちっ・・・後ろの女は殺すな!男のほうは引き殺せ!」
ちょ、ひどくないすか?
まぁでも───
「なっ、どうした⁉」
「ア、アニキ!う、馬が怯えて前に進みません!」
そう、盗賊達の馬車を引いている馬は怯えており、前に進もうとしない。
「くそっ、何だってんだ・・・野郎共!降りてこい!」
そうアニキと呼ばれている男が号令をかけると馬車から男達がぞろぞろと出てきた。
全員がニタニタ笑っていて気持ち悪い。
「さぁ、どうやって殺してやろうか?」
そう言うと、下ひた笑いを浮かべながら武器を構える男達。
まぁ一応忠告しといておこうかな?
「お前ら、俺に勝ちたいなら俺に触れ無いほうがいい。
直接的、間接的、どちらにしても、だ」
「何訳わかんねぇ事言ってんだ!オラァ!」
そう襲いかかってきた斧を持った男の攻撃を俺は──
ザクッ!
───普通に受けた。
身体が斜めに斬り裂かれ、俺は地面に倒れた。
★
「・・・は?何だこいつ?全然弱いじゃねぇか」
何か不気味な感じがしたが、ただの命知らずだったか・・・
「さっさとあの女追うぞ!逃げられたら大損だ!」
と言うと、またぞろぞろと馬車に戻っていく部下達。
せっかくの上玉だ、捕まえねぇ手はないだろう。
大体この〈アロット盗賊団〉に喧嘩を売ること自体間違ってんだよ、阿保が
自分も馬車に乗り込むと前のほうに震えてる奴がいた。
さっきあの不気味な奴を殺した奴だ。
「どうしたんだ?まさか殺しが初めてとか言うんじゃねぇだろうな?」
と言うと、後ろから笑い声が上がる。
当然だ。俺たちはもう何十人と人を殺してる。それが今更人一人やっただけで何か感じる事もねぇだろ
そう思ってそいつに近づくと、
そいつがいきなり倒れた。
「んなっ⁉どうした⁉」
揺さぶるが起きない。
目が虚で顔色も青い。しかし、外傷は全く無い。ってことは、
「毒か・・・?」
「残念、はずれだ」
前から声が聞こえた。
倒れた部下から顔を上げるとさっき死んだ筈の男が立っていた。
「てめぇ・・・何で生きてやがる⁉」
何故だ⁉さっき確かに斬られて倒れた筈だ⁉
そこまでいってある予想が浮かび上がった。
「まさか・・・魔人族か?だが魔人は〈魔王の国〉に集まってる筈じゃあ・・・まだ狩られてなかったのか?」
「・・・そうだと言ったら?」
「決まってんだろ!そう言う化け物は駆除しねぇとなぁ!対魔人戦術として〈数で囲め〉!」
そう、すでに俺の部下はこいつを囲んでいる。
そして、一斉に襲いかかる
そして、次々に斬られていく魔人族らしき男。
すると逆に斬った奴から倒れていった。
そして、とうとう俺一人になった。
「どういうことだ⁉てめえ何をした⁉」
「別に?王はなにもしとらんぞ?」
なっ・・・雰囲気が変わった⁉
「王に攻撃しなければ見逃してやろうと思ったが、気が変わった。そうだな、とりあえず───」
「『跪け。』」
「ヒッ⁉」
怖い。
俺の頭ん中はそれだけになり、
『こいつに逆らってはいけない』
という考えに至り、跪いた。
「全く、愚民如きが王に不愉快な思いをさせるとは・・・
その罪、万死に値する」
そう言って俺に手を延ばしてきた。
その間、俺はただ歯をガタガタ鳴らして跪いてることしか出来なかった。
そしてその手が俺に触れ、そこで俺の意識は無くなった。
☆
ふん、不愉快な・・・っと、平常心平常心。
ちょい怒っちゃって【王】の仮面が出ちゃったよ。
まぁいいか、別に。
それと・・・
「何これ・・・」
何で君が戻ってきてるのかな?
設定を生かしきれてないとはこう言う事か・・・
何これ、馬鹿は最も設定簡単にしろって事かこんにゃろー・・・orz
ちなみに王様モードの性格の元は『めだ○BOX』の王様です。
能力とか台詞とかパク・・・ゲフンゲフン
参考にしてます。
てか本当はそのまんまやりたかったけどそれなら二次創作だよなっと思い、変更。
実際あの王様も対人、対機で充分チート。
俺の中で三、四番めにチート。
一番?そりゃもちろん裸エプロン大好き先輩でしょう。