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慟哭(どうこく)の彼方 1

忘れ里のエピソード


車内に響くガタンゴトンという低い音が、密閉された空気の中で鈍く反響する。

窓の外では、低い建物と色褪せた田んぼが流れ、ぽつりぽつりと家の影が遠ざかっていった。

高い建物といえば、とっくの昔に通り過ぎた赤と白の鉄塔くらいのもの。

しかし、景色が流れゆくにつれて、次第にのどかな田舎町すら姿を消した。

深い林を駆け抜け、果てしなく長いトンネルを潜ると、突如視界が一気にひらける。


そこにあるのは傾斜の激しい山と、山を切り開いて家を建て暮らす人々。

激しい雪が降るせいか、走る車や歩行者はない。

階段状に広がる畑に作物はなく、褪せた土が黙って雪を受け止めていた。


「雪か……」


霞は重い表情で窓の外を見つめる。

窓にぴったりと張り付いていた朧はその声でくるりと振り向いた。

遠くをぼんやりと見つめる霞はどこか肌が青白く、血の気がない。


朧は白い裏起毛のズボンの上で固く拳を握る霞の手に、自分の手を重ねた。


「悲しいの?」


霞は朧を見下ろし、眉を垂れさせ小さく笑った。


「分からない。たくさんの感情が複雑に混ざり合って、とても言い表すことができない」


霞は手のひらを逆さまにひっくり返し、朧の小さな手を包み込んだ。


「少なくとも俺は、怖いと思っている。里に行くことが……ずっと自分の奥底に封じてきた過去と向き合うのが……」

「……そう」


表情に反し、朧の言葉は軽かった。

朧には分からなかった、霞の感情が。

なんとなく、きっと傷ついているのだろうと推察はすれど、心から理解することはできないのだ。

霞自身も、それを彼女に求めることはせず、薄く笑みを浮かべながら彼女の頭を撫でた。


朧は再び窓の外に目を向け、ぼんやりと思考を巡らせる。


どうすれば霞は喜ぶのか……いったい何を求めているのか……。


いくら考えても出ない答えを探し続けるうちに、意識がふわふわと浮かび始め、朧はそっと瞼を閉じた。





電車に揺られ、数時間が経過した。

出発の時は東の空にあったぼやけた太陽が、空のてっぺんをほんの少し過ぎた位置にある。

太陽の周りには分厚い黒い雲が浮かび、薄暗く乾いた空気に包まれた町は、人気はあるのに、どこか空虚で寂しい雰囲気に包まれていた。


空から白い雪がハラハラと落ちる。

霞は朧を背負い、髪の毛に白い粒をくっつけて町を歩く。

駅のある中心部から離れ、時折人に道を尋ねながら、彼らは街の最果てにたどり着いた。


「マズイな、急がないと吹雪くぞ」


霞は空を見上げ、頬を撫でる風を感じながらぼやいた。

そして街の門をくぐり、山の奥へ真っ直ぐ続く道を進んでいく。

雪は深く、足首がすっぽりと隠れてしまうほどだ。

道の脇には除雪された雪が高く積もり、霞の背を軽々と越していた。

朧は懐かしいものを見るようにそれらを眺め、道の先を見つめた。


「"忘れ里"までどれくらい?」

「さあな。この道を歩いたのは、たった一度きりだからな」

「真夜中に里を出て、街に着いたときは朝だった」

「こんな雪山を道も分からないのに、視界の悪い真夜中に下山したなんて、本当に馬鹿だよなあ」


霞は乾いた笑いを浮かべた。

朧は霞の背中で身動ぎし、もこもこのダウンジャケットに顎を乗せる。


「足は痛むか?」


ふと霞が尋ねると、朧は首を横に振った。


「痛くはないよ」

  

朧は数週間前、まるで事故のように突然現れた敵と遭遇し、全身に致命的な斬撃を受けた。

太腿の肉はえぐれ、腱は断ち切られ、体のあちこちに深い傷が刻まれた。

出血こそ止まったものの、傷は塞がる気配すらなく、皮膚の再生もまったく見られない。

今もなお、あの日の痛々しい状態をそのまま留めている。


本来の朧の身体は、生まれつき異常なほど回復力が高い。

浅い傷なら数秒、どれほどの重傷でも1日で完全に治癒するはずだった。にもかかわらず、今回はなぜか治らない。

恐らくあの敵、あるいはその持っていた武器に、何らかの“毒”が仕込まれていたのだろう。

毒を排除しない限り、朧の傷が癒えることはない。


そこで霞は、故郷である“忘れ里”へ向かうことを決めた。あの土地は霊力に満ちており、そこを流れる川の水は古くから「傷を癒し、病を祓う神聖な水」として知られている。

その水に朧を浸せば、毒は浄化され、傷もきっと癒えるはず――そう信じて、2人は再びこの地にやって来た。


道は、次第に険しくなった。

道幅は狭く、長く伸びた木の枝が服を突き、雪で隠れた地面には粗く大きな石が転がっている。

時折雪崩のような大きな音を立てながら、木の上に厚く積もった雪が地面に落ちてきた。

霞は白い息を吐きながら、1歩ずつ丁寧に足を運ぶ。


「この先には里しかないよね。どうして雪かきされてるの?」


朧がふと尋ねると、霞は「うーん」と唸った。


「ここが、神道だからじゃないか?街と神の住まいを結ぶ道だから、人のためではなく神のために整備されているんだ」


朧は「ふうん」とだけ言って、再び霞の肩に顔を埋めた。


しばらく歩くと、川が現れた。

端から端まで3メートルもないくらいの小さな小川で、この寒さにも関わらず、透き通った水が煌めきながら流れている。

そこに橋はなく、かつて里と街を行き来していた人は、ずっと川上にある橋まで迂回をするか、川の中に等間隔に置かれた飛び石を渡って向こう側に行くしか手段はない。


「覚えているか、朧」

「何が?」


首を傾げる朧に、霞は小さく笑った。


「あの時俺は、この飛び石を渡るのが怖くて仕方なかった」


霞はスラリと細長い脚を大きく開き、軽々と飛び石に乗る。


「川に指を突っ込んで、どれだけ冷たいかを確認して、川に落ちないように助走をつけて石に飛び乗った」


霞は次の石も、そのまた次の石も、難なく渡る。


「俺よりちょっとだけ体の小さなお前じゃ渡れないと思って、岸に残ったお前に手を差し出した。でもお前は、普通に空を飛んで反対端に行った」

「……覚えてた」


朧がクスクスと笑いながら返すと、霞は軽快に笑う。


「それから何ヶ月も経ってから、お前が普通に俺を抱えて空を飛べることを知った。あの時は本当に腹立った。俺がどれだけこの石を渡るのが怖かったか」


霞は最後にぴょんとジャンプをして、向こう岸に足をつけた。

そしてくるりと後ろを振り返り、目を薄っすらと細めた。


「……いろいろ思い出してきた」


霞の声が、まるで水の中にコインを落としたようにゆっくりと沈み込む。





あの日も、雪が深く降り積もる、厳しい冬の最中だった――。





長く暗いトンネルを抜け出した2人は、手を繋いで走り続けていた。


「向こうだ!逃がすな!」


大人の低い声がトンネルの中を不気味に反響する。

当時10歳の霞は、およそ同じ背丈くらいの少女の手を引き、近くの茂みに飛び込んだ。


「どこに行った!」


明るい松明の光が、真っ暗な山道を照らす。

男が7人、ゆらゆらと松明を揺らしながら低い声で話し合っている。


「分からない。だが、この山は1本道だ。必ず追いつくさ」

「だが、道を逸れたら分かんねえぞ?」

「バーカ。こんな雪山で道を逸れたりしたら、確実に命を落とすに決まってんだろ」


男たちは雪を踏みしめ、早足で山を下っていく。

霞はそっと茂みから頭を出し、松明の光が闇の中に消えゆくのを見届けた。


「どうしよう、また戻ってきたら」

「殺せばいい」


少女は……朧は、なんてことないように言い放ち、目の前に生い茂る葉っぱをぷちぷちと引き抜く。

霞はその手を掴み、首を横に振った。


「殺すのは駄目だよ」

「どうして?君の家族は死んだのに」


朧の"剥き出しの瞳"が赤い光を帯びて、霞の目を見つめる。

霞は顔を歪め、奥歯を強く噛みしめ、朧をきつく睨みつけた。


「なんだよ!僕のお父さんを殺したのはお前たちじゃないか!」

「私のママを殺したのは、君の親なんだけど」


冷たい視線を霞に送ると、彼は一瞬苦い顔を浮かべ、それでも負けじと言い返す。


「先に手を出したのはお前らだろ!里の人たちを殺し回って……あの人たちがお前らに何をしたんだ!お前の母親は、殺されて当然だ。お前の事だって本当は殺したいほど憎いんだ……!!」

「私は何もしていないし、殺される(いわ)れはない。

私は保険だったもの……ママがやられたあとの。」

「そんな話を誰が――」

「売られる予定だったの。里の襲撃が終わったら、両目をつぶして、物好きのところに……」


霞は言葉を詰まらせ、呆然と彼女を見つめる。

朧はそんな彼を珍しそうな目で見つめ、小さく笑みを浮かべた。


「あら、同情してくれるのね。信じるの?」

「……そういう話は、聞いたことある」


霞は朧の顔に手を伸ばす。

朧は顔を引き攣らせ霞の目を睨むが、抵抗はしなかった。

霞の手が朧の髪に触れる。

ふわふわの柔らかな髪に指を通すと、彼女の耳たぶがあらわになる。

そこに、オレンジ色の札がぶら下がるピアスがつけられていた。

霞はピアスを外し、札を手に取った。


「1億6200万円」

「高いの?」

「知らない。お金のことはあまりよく分からない」

「ふうん」


霞は藪の中にピアスを投げ捨て立ち上がり、茂みをかき分け山道に足を踏み出した。


「行くぞ」


朧も続いて立ち上がり、彼のあとをひょこひょこついて行く。


「あいつらに会ったらどうするの」

「……分からない」

「なにそれ」


霞の消え入るような声に、朧は冷たく言い放った。


「本当は殺してやりたい。僕のお父さんみたいに、戦いを仕掛けることもできず、何の抵抗も許されず、瞬きすらできないあの一瞬で奴らの命を奪ってやりたい。でも、でもそれだと、お前が人殺しになる」


霞は一度、朧を正面から見据え、そして彼女の手を取り歩き始めた。


「意味が分からない」


朧がぼやくと、霞はただひたすら前を見つめ答える。


「お前が本当に、まだ誰も殺していないなら、お前は人殺しになっちゃいけない。もしその時が来たら……、僕がやつける」


それはまるで自分の胸に刻みつけるように、一種の誓いのような言葉だった。

朧はもう何も言わず、ただ霞の背を見つめ歩きつづけた。


夜の山道は、まるで息を潜めた獣の背中のような恐ろしい静寂に包まれていた。

霞と朧は、雪に覆われた細い下り道を慎重に進む。

夜の闇は深く、月の光さえ雲に隠れて、ほぼ何も見えていない状況だったが、それでも真っすぐ前に進めているのは、ぼやけた月明かりをも跳ね返す白い雪のおかげだった。

歩を進めると、足首まで雪の中にずぶりと沈み込む。

ふたりの足音は吸い込まれ、ほとんど音にならなかった。

両脇に積み上がった雪は大人の背の高さにまで達し、道は細く、1本道だ。

まるで白く閉ざされた溝の底を進んでいるように、ひたすら真っすぐ道なりに歩みを進めていく。


その時だった。


霞の歩みが、ふいに止まる。


「……止まれ」


低く抑えた声が、暗闇に沈んだ。

朧も立ち止まり、霞の肩越しに前方を見やる。

遠く、雪の壁の先に、赤い光が揺れていた。


松明だ。


その赤い光は、ゆっくりとこちらへ向かってきていた。人数は2人か3人。

さっき見かけたよりも少ない。

揺れる火が、白い闇を押しのけるように近づいてくる。

霞は静かに息を吸った。


「引き返すぞ!」


踵を返し、来た道を戻ろうとしたその瞬間。


「いたぞ!!!!」


霞の目が、背後に潜んでいた男たちのギョロリとした目と交錯した。


霞は、朧が男たちに顔を向けるよりも前に、彼女の体を抱き、頭を下向きに固定する。

男たちは松明を掲げ、鉄パイプや猟銃のようなものを手にしていた。

数は4人。雪を踏みしめ、壁のように立ち塞がっている。


すぐに山の下の方にいた男たちも戻ってきた。

1本道の出口は、前も、後ろも塞がれていた。


朧の肩が、ほんのわずかに震えた。

霞は強く彼らを睨む。


「朧、命令だ。頭を下に向けたまま、目を閉じろ。絶対に殺すな!!」


朧の首に赤い文字が浮かび上がる。

頭を動かそうとすると、それは鎖のように、首輪のように彼女を締め付け、朧は痛みで顔を歪めた。


「……っ、わかった」


やむなく朧は承諾した。

霞は朧の体を離し、男たちに向き合う。

男たちは猟銃を構え、照準を霞に合わせた。


「手こずらせやがって……観念しな!」

「女は撃つなよ、高値がついてんだ」


男たちが下卑た笑い声を上げる中、霞は懐から大量の紙を出し、宙へばら撒いた。

指をそろえ、剣印を結び、術を放つ。


足元から風が巻き上がり、積もった雪を激しく散らせながら、紙は男たちに襲いかかった。


「なんだこれは!!」

「うっ、おい!やめろ!!」

「無駄な抵抗をしやがって!!!くそ!!」


男たちの顔に、体に紙が貼り付く。

強い風に押され、紙をはがすこともままならない。


霞は朧の手を引き、再び茂みの中に飛び込んだ。

そして宙に星を描き、新たな術を展開する。

霞の顔は、まるでこれから起こることをすべて理解しているかのように、眉をひそめ、頬をひきつらせ、苦悶の色を宿していた。


術は放たれた。

辺りに赤い霧が立ち込め、鼻にツンとくるような刺激臭が広がる。

風はやみ、男たちを襲った紙は地面に落ちた。


その瞬間、男たちは互いに銃を向け合い、躊躇なく引き金を引いた。


「なにをするんだ!よせ!!!」

「うわあああああああ!!!!」


ドンッ!と地面を震わせるような重低音が響く。

高く積み上がった雪が震え、白い大地に鮮血が広がる。銃声はいくつも、いくつも鳴り響いた。

男たちは何の疑問も抱かず、目の前にいるものを殺すのが当たり前だという顔で、次々と引き金を引く。


そして最後に残った1人は、銃を降ろし、その場に呆然と立ち尽くしている。

虚ろな目で地面を見つめ、頭を垂れさせ、まるで何かに操られているかのようだ。


霞は再び山道に戻った。

そして男たちの亡骸から猟銃を拾い上げ、撃鉄を起こす。

霞は男へ歩み寄り、確実に仕留めるべく銃口を口の中にねじ込んだ。


その瞬間、男の目に光が戻った。

霞は憎しみの炎を瞳に宿らせ、身を奮い立たせるように叫んだ。


「悪いのは、お前たちだ!!」

「……っ!やめてくれ……」


霞は躊躇(ためら)いながらも引き金を引いた。

ドンッ!と、真っ暗な夜空に銃声は吸い込まれ、消えた。


いつの間にか、赤くぼやけた霧が晴れていた。


霞は銃を捨て、着物の袖で顔に付いた血を拭う。

その瞳は決して、晴れやかなものではなかった。


親の仇、里のみんなの仇。

そして……大好きで大好きでたまらなかった、あの人の――。


霞は奥歯を噛み締め、首を横に振る。


「行くぞ、ついて来い」


霞が茂みに向かって手を差し伸べた。

その指には拭いきれない血がべっとりと付着し、気候故か罪悪感からか、氷のように冷たい手だった。

朧はほんの一瞬だけ目を伏せたあと、静かにその手を取った。

2人の指が重なる。そして同じ歩幅で1歩ずつ、足を前に進めた。


夜の闇に包まれた山道を、ふたりはゆっくりと歩いた。足首まで積もった雪に足を取られ、つるりと滑る石段で何度も足を滑らせ、川の飛び石を恐る恐る飛び越えながら、街へと続く道をたどった。

風の音すら止んだような山の静寂の中、ただふたりの呼吸だけが、夜気を震わせていた。


そして、どこか懐かしい街灯の明かりが視界に滲みはじめたころ、東の空の彼方に、白みが差した。

真っ黒に塗りつぶされていた世界が、ゆっくりと、確かに色を取り戻していく。

暗闇のすべてを見逃さず照らすように、太陽がその顔をのぞかせていた。


変わらぬ朝が、2人を迎えた。

それはまるで、次の道を示すように、新たな人生を予感させるように、確かに希望に満ちた光を宿していた。





霞は朧を背負ったまま、石段を登り、ゴツゴツとした岩を乗り越え、積もった雪を踏みしめる。

時折、背中から滑り落ちる朧を抱え直し、黙って雪山を上る。


長い長い沈黙があった。

霞の瞳は暗く淀み、唇を引き結んだまま、暗い顔でじっと前を見つめている。

朧は何も言わず、肩にほっぺをくっつけたまま、視線をぼんやりと宙に浮かべている。

こういう時は何も喋らないほうがいいのだと、短い人間生活の中で学んできたことだった。



それからまたしばらくして、霞はふと声を漏らした。


「爺さんは、本当に死んだんだよな」


朧は顔を上げる。


「どうしたの?ずっと前に、あなたは受け入れたじゃない」


霞は目を細め、遥か遠くに見え始めた灰色のコンクリート壁を見つめる。


「今でも思うんだ。爺さんは、実はどこかで生きているんじゃないかって。あの時の俺は、未熟で分からなかった。お前の言葉を信じるしかなかった……信じたくなかったけど、俺は受け入れた」

「……もし本当に死んでいたら?」


朧は、霞の心に触れるように、背中にペタっと掌をくっつける。

首筋に顔を埋め、甘えるようにグリグリと押しつけた。


「大丈夫だよ。覚悟はずっとしていたんだ。今日、いよいよそれが分かる」


霞は足を止めた。

目の前にあるのは薄暗く、長い長いトンネルだ。

薄汚れたコンクリートでできた壁に、等間隔にオレンジ色のライトが灯っている。

先は見えず、途中から陽の光は届いていないように見えた。

電球が切れかけているのか、時折明滅し、完全に消える瞬間さえある。


ここを抜けた先に、霞の故郷“忘れ里”が存在する。


霞は震える足で、トンネルの中に足を踏み出した。

1歩、また1歩と歩みを進める。

2人の影は、トンネルの闇に吸い込まれ、消えていった。


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