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しろちゃんをさがせ！1

ここは引き出しの中いつも平和なここでじけんがおこります。

「おーきーてーやー」

今日もこの声で始まります。

ちなみにこの声の主は、ハイテンションな、色鉛筆の黄色ちゃん、起きてこない子をおこしています。　黄色ちゃんは小さくつぶやきます。

「ちっ、ちびたち起きてこねーな」その声を、聴いていた、みどりくんが、

「きいちゃん、口、悪いよ」

「そっそうだねー　ごめんねー」ここは、弟の教育上よくないので、必死にこらえて、いいますが、きいちゃんの口の悪さは、もういっしょうなおりません。　そこへまた違う声がありました。

「ごはんだよー」

16人兄弟の長女、赤色ちゃんです。　するとだだだだだっという音とともにねていた、13人が一斉に起きてきました。

「ごはんー！」　「なになにー」　「きょうはイチゴジャム―」　「わーい」

「やったー」　　などなど、今日もにぎやかです。　　　　　　　　　　　　　　

みんなが席について、今日の朝ごはんの、パンとコーンスープがいきわたると、「いただきまーす」とこえがして」みんながたべはじめます。

きょうから7日間　お父さんとお母さんは、出張にいくのです。

ご飯を作り置きして。

そこで、赤は長女として、大事な役割を任されました。それがこれです。

・毎日のお散歩

・ごはんのもりつけ

・下の子たち(とくに白・くろ・灰)の面倒を見る。

ということでした。

そして、お母さん・お父さんが行った後、さっそく赤は、みんなで、お散歩に行く準備をして、みんなで家を出ました。

さあここでたいへんなことが、起きてしまうのです。　　　　　　　

2話に続く