始まり
「う、うぅ・・・」
弘樹は目を覚ましあたりを見渡した
「あ、あいつらぁ・・・いたぃ・・・いたい・・・」
「ここは、一体どこだ?」
弘樹はリンチを受け公園に放置された後近くのゴミ捨て場に移動されていた
「そ、そうだ面接!」
弘樹は携帯を確認し現在の時間を調べようとしたが倒れている間に所持品は全て乞食に奪いつくされていた
「ない!ない!携帯も履歴書もない!」
「君、これから面接に行くのかい?」
取り乱す弘樹に話しかけてきたのはかなりブサイクな少年だった
「じ、時間を教えてくれませんか!?」
「う、うん今は・・・14時だね」
弘樹のバイトの面接は11時から・・・今から行っても意味がない
「そんなぁ面接に間に合わないなんてローソーンにもういけないよ!」
「なら、僕と同じコンビニの面接に来ないか?サンキューなんだけど?」
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面接を承諾した弘樹はサンキューの休憩室に来ていた
「ありがとう!今人手が足りないからすぐに入れる人を探してたんだ!店長を呼んでくるから待ってて!」
それから少し待つとめがねをかけた手をぶらぶらと揺らしたチンピラが入ってきた
「それじゃあ、まず履歴書を見せてもらおうか」
「死ね!!!!!!!」
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ブサイクに腫れていた顔をさらに腫れさせた状態でこれから働くサンキューのメンバーに自己紹介を行っていた
「ひ、ひ・・・ぉ・・・ひ・・ぃ・・・す」
まともに言葉もしゃべれないほど腫れあがった顔でする自己紹介は大変面白く一気に先輩の笑いを誘いうまくいった自己紹介となった
「じゃあ・・・ほかのみんなの自己紹介だね・・・」
「まだ名乗っていなかったけど僕の名前は星宮有利だ」
「もう一人紹介するね」
先ほどから異臭を放っている巨漢を指差しながら有利は話す
「そこの彼は大河原害忍者の末裔でよく外で服を裏表逆に来てストーカー行為を行っているんだ!」
「さあ!自己紹介はここまで!これから色々教えていくね」
この出会いが弘樹・・・そしてサンキューの未来を変える大きな運命の始まりとなる
今、弘樹の戦いは始まったのだ!!
いらっしゃいませ!!