BAIT WING ヒロキ
「昨日ローソーン行ったァ?」
「からあげさんREDが最高だった」
「それに比べて 911ショボすぎ!!俺の作るからあげのほうがうめエんじゃね」
「911終了のお知らせ!!」
「「「ギャハハハハハハハハハハハハ」」」
そう言ってコンビニのからあげの評価をしている3人組の青年たちの間に一人のブサイクな少年が割って入った
「何だオイ!?邪魔すんなガキ!!人前に出てくるのが拷問みたいな面しやがって!!」
「失せろ!!ブサイクが!!」
「俺とからあげ勝負しませんか?」
「911よりうめェんでしょ?だったらガキ一人に負けるわけねェっスよね?」
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「す、すいませんでした・・・もう調子に乗りません・・・本当に・・・もう・・・許してください・・・」
3人組にリンチを受けた少年【猪口弘樹】はブサイクな顔をさらにブサイクにしながら謝っていた・・・その顔はこの世のものとは思えないという言葉では表現できないほどブサイクだ
「お前が作ったからあげを食える人間がこの世にいるわけねえだろうが!!」
「おい・・・もう行こうぜ・・・こいつの顔見てたら俺気持ち悪くなってきた・・・」
「でも、こんだけ殴って警察とかに駆け込まれたらどうする・・・?」
「お前バカだろ?こんなブサイクなやつの話を警察が聞くわけねーよ」
薄れ行く意識の中で猪口弘樹が聞いたのはそんな会話だった・・・