000●告知とイメージイラスト
【皆様へのお知らせ】
作品を大幅に改稿しますため、本文をしばらく非公開にさせていただきます。
何卒ご了承下さいますよう、お願い申し上げます。……20210509
【『魔法自衛隊1964…雲の桂冠…』イメージイラスト……画:あびゅうきょ】
※このイラストのサイズ拡大版が、あびゅうきょ先生のご厚意により、PIXIVに公開されています。
https://www.pixiv.net/artworks/74402815
※イラストの著作権は漫画家の“あびゅうきょ”先生にあります。
著作権者の許可なくイラストを複製すること、その他の利用は禁じられています。
※解説は、通し番号117の章をご覧下さい。
※写真は局地迎撃機“秋花”。某月某日の薄暮演習のおり、タワー東亰に潜んでいた敵性組織のスパイにより撮影された画像。スパイを発見し急降下する機体である。この後、スパイは魔法自衛隊が拘束し、当該フィルムを没収した。
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●飛燕改ひえんかい
隊司令、丹賀鉄虎の専用機。
大戦中に開発された陸軍の三式戦闘機“飛燕”二型乙(キ61―Ⅱ改乙)。
キャノピーはファストバックでなく、水滴風防タイプである。
無線装置は新型に換装し、アンテナマストおよびアンテナ線は廃止している。
旧式の風防は建付けが悪く、米軍のP-51Dムスタングのキャノピーを転用している。
武装はすべて撤去、その代償として、窮屈ながら後部座席を増設し、タンデムの複座型となっている。
エンジンは戦時中のハ-140をリフォームし、細部に改造を加えるものの、基本的にそのまま使用している。
従って魔動エンジンではないが、搭乗する丹賀自身が戦時中のパイロット経験者であり、彼個人の魔法力で飛行能力をチューンアップするのが常である。
念動力による垂直離着陸が可能。
おもに、魔物を原因とする災害現場の偵察に用いられ、後部席に偵察用カメラをセットすることができる。
機体全面を銀灰色シルバーグレーに塗装し、隠密行動が主であるため、マーキングは施していない。
スペック上の最高速度は時速610キロ。
●局地迎撃機“秋花しゅうか”
神女挺心隊(SJT)の魔法少女が操る、対魔戦闘機。
大戦中に開発されたロケット戦闘機“秋水”、その練習機として生産された木製の“秋草あきぐさ”をリモデルし、機体を全金属製として、小型モータージェットエンジン“ツ11改”を搭載した。
ただし、エンジン付きとはいえ、主に魔法力で飛ばす“局地迎撃機”である。
機体全面を銀灰色シルバーグレーに塗装し、隠密行動が主であるため、マーキングは施していない。
武装は全廃し、軽快な運動性を優先している。
魔物に対する攻撃は、携帯する百式機関短銃モモキ、あるいは魔法力によって顕現する“神楽剣かぐらけん”などを用いる。
機体の外見は、ほぼ、“秋水”と同じである。
外見上の相違点は、まず、機体後方上部の左右に、小さな空気取入口が開いていること。
無線装置を新型に換装し、アンテナマストおよびアンテナ線は廃止している。
原型機ではフレームだらけで、右舷に跳ね上げて開く方式のキャノピーは新調し、先端の半球状の風防の枠以外にフレームはなく、P-51のように後方へスライドする方式に改めている。
これは、飛行中にキャノピーを開き、身体を乗り出して百式機関短銃モモキや“神楽剣”をふるうためである。
そのため操縦装置は、立ち上がった状態でも、操縦桿を膝で操作できるよう、工夫されている。
とはいえ、操縦の大半は、SJTの少女たちの飛行魔法力に依存する。
ジェットエンジンは補助的であり、パイロットの魔法力の負担軽減に役立つ程度である。
高度をとるとエンジンを切り、グライダーとして滑空しながら目標に無音で接近する。
コクピットの左右どちらにでも、パイロットの飛行箒を原寸大のまま格納、固定することができ、機体と飛行箒を機能的に一体化させて飛行する。
機体の製造機数は八機。
機体を木製でなく全金属製としているのは、雨水や湿気による劣化防止や、カビ対策、また、潮風のあたる洋上での運用に備えたものである。
およその機体サイズは、全長6メートル、全幅9.5メートル、全高2.7メートル。
本来、単座だが、のちに八機中四機が、窮屈ながらタンデム複座型に改装されている。偵察員として、星川久が搭乗するためである。
●霊式輸送機…“レイユ”…
米国の旅客機DC3を原型として、大戦中に製造された、双発の零式輸送機22型。
その機体を魔法的にカスタマイズして、SJTの人員輸送機として運用している。
保有機数は、“あかつき”号と“あけぼの”号の二機。
乗客数は一機につき二十一名なので、二機で四十二名のSJT全員を輸送できる。
操縦席の窓を、パイロット席の後方へ左右三窓増設して、視界を改善している。
無線装置を新型に換装し、アンテナマストおよびアンテナ線は廃止している。
大きな改造点としては、左右のエンジンナセルの外側で、翼を上方へ折り曲げながら後方へ降ろす方式で、米軍の戦闘機ヘルキャットのように折り畳めるようにしたことである。
運用する飛行場“有明エアベース”のハンガーが手狭であること、また、SJTの魔法少女が操縦する場合、空母への垂直離着艦が可能であることから、甲板上に露天繋止する際に占有面積を減らす配慮でもある。
また、“新橋ヤード”の地上部分の高速道路を非常ランウェイとして着陸することを考慮して、着艦フックも装備している。
エンジンはレシプロで、国産の金星53型を搭載。
SJTの国内遠方移動(遠足)に用いられていたが、九月初旬、プロペラを三翅の二重反転式とし、その内部にステラコイルを組み込んで、発動機を完全魔動化する改造が行われた。
●シコルスキーS62〈ヘリコプター〉
八月十五日、富士山頂へレーダードームの骨格を空輸した。
業者のミスでペイロードが超過、しかも空中魔による無風井戸の出現など、危機に見舞われるが、“秋花”で護衛したSJTによって救われる。
●キャバリエ・ムスタング
戦後、民間に払い下げられたP-51ムスタングを、高速ビジネス機として再整備したもの。
キャノピーを後方へ伸ばしてタンデム複座型とし、垂直尾翼を上方へ延長、左右翼端に涙滴型の増槽を装着しているのが、外見上の特徴である。。
セイレム魔女団の総帥キャロル・ディアリングがレジャー機として使用。
エンジンは魔動化されていないが、その名も高いマーリンエンジンであり、ムスタングを駆るのが北米一のじゃじゃ馬魔女娘であることから、トンデモな飛行性能を発揮する。
●A-3スカイウォリア
米軍の双発ジェット攻撃および偵察機。
艦載仕様であり、空母発着艦が可能である。
米国セイレム魔女団の空母シャングリラで二機保有。
魔女団総帥のキャロル・ディアリングが移動に用いるほか、要人輸送機としても使用されている。
乗客定員は四名。
内装はヴェルサイユ調であり、猫足のクッション椅子を常備している。
●ノースアメリカンXB70ヴァルキリー・ゼロ
米空軍の試作超音速爆撃機XB70。
その試作零号機を先行開発し、空中給油装置を追加、爆弾倉を改造して、そこに子機として“EWR VJ101”を搭載。
マッハ三(時速3300キロ)を発揮する母機の特性を生かし、米国セイレム魔女団総帥のキャロル・ディアリングが世界中を迅速に移動する空中タクシーとして活用されている。
●EWR VJ101…ファーイェ…
西ドイツで開発された、垂直離着陸実験機。
F104スターファイターに似た外見である。
尾部にエンジンはなく、両翼端に、葉巻を二本縦に並べたような姿の回転式ジェットエンジンポッドを装備、これに、胴体前部に垂直に内蔵した二基のジェットエンジンの推力を加えて、垂直離着陸を実現した。
超音速飛行が可能。
翼を上方へ折り畳む型式に改造し、XB70ヴァルキリー・ゼロの爆弾倉へ搭載。
米国セイレム魔女団総帥のキャロル・ディアリングが迅速に地上と母機を移動する空中スクーターとして活用されている。
●F-106Aデルタダート
米空軍の超音速要撃機。全長二十一メートルと大型の単座デルタ翼機で、魔自の丹賀司令が「一式陸攻よりも全長が大きい」と感嘆した。XB70ヴァルキリー・ゼロの護衛任務で、嘉手納基地より飛来する。
●RA-5Xストラトヴィジランティ
米海軍の艦上攻撃機から偵察型に発展したRA-5ヴィジランティは、もともと胴体に並列で装備した双発のジェットエンジンの間に、円筒形の爆弾倉を挟む構造である。
この特性を生かして、円筒形爆弾倉の部分にロケットモーターを設置、成層圏上方の偵察設備を備えた高高度偵察機としたもの。
セイレム魔女団のパイロットを乗せて、魔動空母エンタープライズより専用移動発射台で発進、成層圏をさまよう空中魔の観測に用いられた。
●ダミームスタング
“魔法自衛隊1964…雲の桂冠…(1)”の、通し番号70の原稿を参照。
●ブラック・クルセイダー
セイレム魔女団の空母シャングリラに常備される艦載機。
ジェットエンジンを魔動化している。
●霊式艦上戦闘機22型
セイレム魔女団の空母シャングリラに六機が搭載され、秘密任務に用いられた。
詳細は不明。