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賑やかなランチになりました

 十一時半のランチの時間になると、待ってましたとばかりに男の人が三人、店に入ってきました。


二人はお馴染みの妹尾工務店の達也さんたちです。


オープンのお祝いに花かごを持って来てくれました。

三人姉妹を表しているようなピンク、オレンジ、黄色の可愛らしい花々が大きなかごに生けられています。


「開店おめでとうございます!」


「ありがとう達也さん、ここに飾らせてもらうわね。」


弥生さんは花かごを仏壇の前に持っていきました。

仏壇はベージュのロールスクリーンで目隠ししてあります。彩あざやかな花が店の中に加わると、一気に華やいだ雰囲気になりました。


達也さん達は、ガッツリと八百円の牛丼を頼んでくれました。

これは漬物とお豆腐の小鉢が付いています。



一人で来店された男の人は、千五百円の『畑の(めぐみ)セット』を頼んでくれました。


「これには、空豆が付いていますよね。」


「ええ。採ったばかりですから、美味しいですよ。」


「妹さんが畑の前でメニューを考えられていたので、楽しみにしていたんです。」


「ああ、もしかしてアパートの村岡さんですか?」


そういえば、葉月さんがおばあちゃんのアパートに住んでいる男の人と話をしたと言っていました。


「そうです。ランチが食べられるのを楽しみにしてたんですよ。」


まあまあ。

こんなにカッコいい人だったのね~。

葉月ったら何も言わないんだから…。


達也さん達の所には、睦月に料理を運ばせることにしようかしら。あの二人はインテリアのことで気が合ってるみたいだったし。



おや? 弥生さんは何か違う商売を始めるつもりなんでしょうか?

自分のことは棚に上げて、なんだか画策しているようですよ。


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