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蟲姦パラセクト  作者: 僕の耳から甲殻類
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麻薬樹液

女子高生、空を飛ぶ。


まずは状況を整理しよう。

交通事故に遭い私は死亡した。そして地中の奥深くで目が覚めた。

恐らくこの時点で私はカブトムシに生まれ変わっていたのだろう。


「(こんな不思議な事もあるんだなぁ)」


ねーよ。きっと読者の大半はそう思っただろう。でも僕はあると信じています。


そんな事を思いながら空を飛びまわっていると、

60m程先に樹液が出ている木を発見した。

あまり木に付いた樹液を舐めるという事はしたくないが、

早くこの体に慣れる事が大事だと思ったので、

その木まで飛んでいくことにした。

郷に入っては郷に従えというやつだ。



樹液の出ている木に辿り着くと、そこには沢山の昆虫達が密集していた。


樹液に近づくにつれ、昆虫達のざわめき声が聞こえていく。


「オイシィ..オイシィ...オイシィオイシィオイシィ...」


「ベロベロベロベロベロベロベロベロベロベロベロベロベロベロベロベロベロベロベロベ...」


もはや狂気の沙汰である。


虫達はいつもこんなテンションで樹液を吸っているのか。


「この樹液、吸っても大丈夫だよね...?」


彼女は半信半疑になりながらも、昆虫と共にその樹液を吸った。

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