表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
海を渡る蝶  作者: バルさん
第一章  新しい人生
5/26

第四話 「Mr.TYT解説はじまる」

 「いよいよこの日がやってきました。

 甲子園への切符をかけて東京都代表が決まる大会。

 神明高校、春夏合わせて五大会連続を現実のものとするか。


 それとも、紅南高校が神明の五大会連続を阻止し、

 阻まれてきた三年ぶりのセンバツ甲子園をもぎとるか。


 野球の女神はどちらに微笑むのかでしょう。



 わたくし、東京都野球大会にのみ参上つかまつります、

 アナウンサーMr.TYTこと福富 健児です。


 そして紹介が遅れました。

 今日は今からちょうど二十年前、東京都代表桜坂高校キャプテンとして甲子園に出場し、

 準優勝を経験されました、梅澤俊樹さんに特別解説者としてきていただきました。

 どうぞ、よろしくお願いします。」




「はい、よろしくお願いします。」




「本来、私の職業ですと梅澤さんと苗字で呼ばせていただくのが

 セオリーではありますが、まちにまった決勝戦です。

 ここは、無礼講としてお名前の俊樹さんと呼ばせていただくことにしましょう。

 よろしいでしょうか?」




「あ、は、はい」




「ありがとうございます。

 では俊樹さん、ズバリ両チームのキーマンになりそうな選手は誰でしょう?」


「そうですね、紅南高校の方は、やはり打撃の柱である四番の今井省吾くんでしょう。

 二年生で四番を任され、本大会ですでに四本塁打を放っています。

 プロ注という情報も入ってきていますから、

 この決勝戦でも神明側は最も警戒していることでしょうね。」



「二年生で四本塁打というのは本当に驚くべき数字ですね。」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ