私の大好きな幼馴染
私は昨日愛梨からキスされた。
キス気持ちよかったなぁ。
昨日は愛梨の事を考え過ぎて眠れなくなってしまった...
と、考えながら私は靴を履き玄関の扉を開けて登校する。
キョロキョロと辺りを見渡すと愛梨が家から出て来た所だった。
私は昨日の事もあり照れながら挨拶をする。
「お、おっはー愛梨...」
「おはよう雪...」
愛梨は少し照れた様に言う。
珍しいね、まあ流石の愛梨も照れるよね。
よし!私は愛梨を抱きしめる。
「あーいか!」
「え?ちょっと雪!」
「おーはよう!今日もいい天気だね!」
「あ、うんいい天気よね、雪ってばテンション高いよ?」
「良いじゃん良いじゃん、テンション高い日があってもさ!」
「まあいいけどさぁ...」
愛梨が突然のことで驚いてるけどそんなの無視無視。
抱き心地も最高だよ。でもそろそろ解放してあげよう。学校遅刻するし。愛梨顔真っ赤だし。何よりこっちがどうかなりそうだし。
「も〜なによ...」
愛梨は顏赤くしながら言う。
どうしようかな...キスの事...聞いてもいいよね?
戸惑ったけど愛梨に昨日のことを話す。
「愛梨...そ...その...」
「......な、なによ雪...」
私は少し緊張気味に覚悟を決める。
よし覚悟を決めよう。
「えとね...大好き愛梨!」
言えなかった...。
私ってば意外と臆病なんだろうか。
「そう...私も大好き...よ」
愛梨も言ってきた。
照れてる可愛い。
「よし早く学校にレッツゴー!」
「うん行きましょ!」
一緒に仲良く言って私達は学校へ向かう。
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キーンコーンカーコン!
チャイムが鳴り昼休み。
「愛梨〜今日は屋上で食べよー」
と、私は発案し
「いいわよ〜」
愛梨の了承を得る。
今日は晴れ、いい天気だ
おまけに人も居ないし2人でのんびりできそう。
早速私は弁当を広げ開ける。
「今日も可愛いお弁当よね〜」
「えへへ、羨ましいでしょ?このタコさんウインナーとかさ」
「そんな事ないわよ!わ、私のだって可愛いし...」
そう言って愛梨もお弁当を開ける。
「うわ〜可愛い〜うさぎさんのりんごいい...」
「でしょ!ウサギさん可愛いから好きなのよね〜」
「キュートだしね〜」
「うんだから──ねぇ?口開けて」
突然愛梨がそう言う。
なんだろう。
私はよく分からないけど口を開ける。
「あ、あーん」
愛梨が頰を染めながら言う。
え?も、もしかしてこれって...。
愛梨は手にウサギさんりんごを持っていた。
どうやら私に食べさせてくれるらしい。
パクッ
私は愛梨の指ごと食べる。
ウサギさんは美味しく食べて飲み込む。
「愛梨美味しいよ!」
本心だ。
指に付いた愛梨の唾液をさりげなく後ろを振り向き舐め、瞬時に愛梨の方に振り向く。
「〜〜〜!!」
指ごと舐められるとは思わなかったのだろう。
よし次は私のターンよね!
「ねぇ次は私があーんするね...」
「え...あ、うんお願いするわ」
私は自分のみかんを指で取って愛梨の唇に近づける。
顔が熱い。おそらく私は顔真っ赤だろう。
「あーん...」
みかんを愛梨の口に入れる。
すると...愛梨はすぐざまパクっと私の指ごと食べる。
「ん...ふふ、美味しいわ...指も美味しい」
勝ち誇ったか顔してる。
本当に美味しそう...っていつまで指を舐めてるの!もうみかんは飲み込んだでしょ!
は、恥ずかしいよ....
チュパチュパと私の指を舐め回す。
舌を絡ませてくる。涎も付けてくる。
流石に恥ずかしくなったので愛梨に言う。
「は、恥ずかしいよ...ん...」
私は言葉を発するも愛梨の指舐めは終わらない。
少なくとも悪い気はしなかった。
嫌でもない、強いて言うなら気持ちいい...。
「顔真っ赤よ、うふふ...ん..ちゅ...」
なんだか興奮してきた。
愛梨は休む事なく舐め続ける。
「あ...い..り...んっ!ん...はぁはぁ」
はぁはぁ...愛梨の指舐めたい。
「ねぇ愛梨...そろそろいいでしょう?」
「...もしかして嫌だった?」
そ、そんな訳ないよ!
でもね...
「嫌じゃないよ、でも次は私の番だよね!」
私だって愛梨の指を舐めたいのだ。
「え...」
「ねぇ愛梨、指出して」
有無を言わせぬ勢いで愛梨に言う。
愛梨が悪いんだからね、私をその気にさせるから。
戸惑いながら指を差し出す。
「舐めていいわよ...」
もう我慢出来ないよ!
愛梨の指に顔を近づける。
指は良い匂いする。
ぺろ。
私は舌で愛梨の指を下から上にぺろりとした。
そして私は愛梨の指を咥えて舐めた。
美味しい...愛梨が辞められないのも頷ける。
味は少し塩っぽくていい具合に好みの味である。
しかも匂いもして更に私の興奮を掻き立てる。
「ゆ、雪...んっ...確かになんでか気持ちいい...」
「でしょ?私の気持ち分かった?まだ辞めないからね...ん...チュロ...」
その時ふと、愛梨が携帯を見る。
「雪!もう少しで昼終わるわよ!」
え?もうこんな時間なの!
私達は指舐めを中断して急いでお弁当を食べた。
もうちょっと指を舐めていたかったな...残念...。
学校の帰り私達は家から近くの公園に来ていた。
私は愛梨に炭酸系のジュースを手渡す。私と同じ飲み物だ。
「はい愛梨飲み物、サイダーで良かったよね?」
「うん良いわよ、疲れた時はやっぱサイダーだわ」
愛梨はブシュっと缶を開けてそれを飲む。
因みに私のはコーラである。
「ふぅ...さっぱりしてて蘇るわ〜」
「じゅわぁ心もじゅわぁってなるよね、じゅわぁじゅわぁ受話器なんちゃって」
「え?...」
数秒時の流れが止まる。
「えーと愛梨?」
沈黙が我慢出来なくなった私は言葉を発する。
「あ、うん面白いわよ!うん最高に面白い!」
「いや無理しなくていいから!」
「でも凄く大爆笑だったわ」
「もう愛梨ったら!」
「ごめんなさい〜」
「もう!あ、そうだ、じゃあ愛梨もコーラ飲んでみれば?じゅわぁじゅわぁ受話器ってなるかもよ?」
私が愛梨に自らのコーラを手渡した時気が付いた。
あれ...もしかして私はさり気なく愛梨に間接キスさせようとしてる!?
チラリと視線を移すと愛梨の少し顔が真っ赤になってる。
「え...と違うよ愛梨!今のは間接キ...いやそういう事じゃなく」
かくいう私もおそらく赤くなってそうではあるがそんな事も考える余裕がなく必死に誤魔化そうとする。
すると愛梨は──私のコーラを手に取った。
「いいのよ別に...私もコーラ飲みたい気分だしさ」
そんな事を言ってきた。
え?飲むの...愛梨の事大好きと自覚した時から変に意識しちゃう...しかも間接キスどころじゃないキスもしちゃったし。
「はい雪」
そう言って愛梨が手渡してきたのは飲みかけのソーダである。
嫌ではない、寧ろ愛梨の口のつけたソーダを飲むのは楽しみ。
でも恥ずかしい...,
「じゃあ貰うね」
私はソーダに口を付ける。
ゴクゴク。
美味しい...愛梨が口を付けたのもあり更に美味しい。
でも愛梨がじっと見てくるものだから恥ずかしい...。
「そ、そんなに見ないでよ...」
「えーでも可愛いわよ雪」
「うぅ...」
すごく照れちゃう...。
正直すごく嬉しい。
「愛梨も早く飲んで...」
私は愛梨に早く飲むよう急かす。
だってこのまま見られ続けるのも本当に恥ずかしいよ...。
「うん...もうしょうがないわね...」
そう言うと愛梨も私の口つけたコーラに口を付け緊張気味に飲む。
私はソーダ飲みながら愛梨の方を振り向くと目が合った。
私達はしばらくお互い見つめ合ったままゴクゴクと飲む。飲む。飲む。飲...ってもう空か
どうやら愛梨も飲み終わった様子。
「どう?味は?」
愛梨が聞いてくる。
私はすぐ答えを言う。もう決まってるからだ。
「分からないよ...そんなの...そういう愛梨はどうなの?」
「私も...分からなかったわ、ふふっ、私と同じね」
私は嬉しくなった。
だって好きな人と同じ気持ちなんてテンション上がるよ!
「かなり嬉しそうな顔してるわね」
「うんだって大好きな愛梨と同じ気持ちっておもったらなんか凄く嬉しくて...」
「もう照れちゃう事言わないで...」
愛梨可愛いなぁ。
「愛梨は可愛いよ」
「...見つめられながら言われると恥ずかしいって...」
「うん...愛梨かーわいい!」
私は愛梨に近付くとおもむろに抱きつく。
「ちょっ...ちょっと雪...もう...」
愛梨は諦めたように私に身を任せる。
抵抗は一切なしなのでどうやら私の自由にしていいようだ。
いい匂いする、このまま抱きしめていたい。
「ねぇ愛梨は私とずっと一緒に居てくれるよね?」
答えは分かってはいたけどそれでも私は聞く。
「そんなの当たり前でしょ?私たちは何があってもずっと一緒よ」
嬉しい...気持ちが高ぶってくるよ...。
ねぇ...
「愛梨...キスしてもいいかな」
私はキスしたくなって言った。
「え...うん...いいわよ...ちゅ...ん」
私達は唇を合わせる。
凄く気持ちいい...よ。
「愛梨...一生ずっと一緒だからね!」
「うんずっと一緒よ!大好き!」
そしてお互いに抱き締め合うのだった。
愛梨大好きだよ。
何があってもずっと一緒だからね...。