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私と幼馴染の女の子  作者: R-4.8
3/4

デレデレデート!


本日は日曜、結構暖かい。

デートの日である。

待ち合わせより15分前に来てしまっていた。


(は、早く来すぎてしまったかなぁ、凄く楽しみすぎて早めに家を出て来ちゃった...愛梨まだかなぁ)


愛梨はまだ来ていない。

服はホットパンツとパーカーっていう無難な格好だ。

私は今から出掛ける相手──愛梨の事が大好き!

愛梨は遊びだと思ってるけど私はデートだと思っている。

私は取り敢えずポーズを決めてみる。


(今日の私はどうだろう?)


......1人でこんな事やっても虚しいよぉ。

早く来ないかな〜と気持ちが高まる。

愛梨を思うと興奮してくる。

今日の予定は映画みて昼食食べて、カラオケしてドーナツ食べる予定である。

私がエスコートしないとね!


(愛梨が余りにも可愛い服着てきたら、ライオンさんになっちゃうよ...グヘヘ)


そんなこと考えながら辺りをきょろきょろと見る。

まだ来てないようだ、ガッカリ。


「だーれだ!」

「ふぁ!」


いきなりの展開で私は変な大きい声を出してしまう。

恥ずかしい...ってその声は愛梨!


「愛梨〜!」

「フフフ、せいかーい」


今日はかなりテンション高い愛梨である。

服装はノースリーブでミニスカでニーソである。


(凄く可愛い...ってかエロい!はぁはぁムラムラするよぉ)


私もかなりのテンション上がった。

絶対領域とか腋の所とかエッチ過ぎ!

服装を視認した後すぐさま言う。


「愛梨!凄く可愛いよ!神様ありがとう!」

「え?ど、どうしたのよ...妙にテンション高いわね」

「凄く可愛いよ!」

「あ、ありがとう──でも雪の服装も可愛いわよ...」


愛梨は少し恥ずかしそうに赤くなる。

私の『可愛い』が意外で凄くテンション上がったのが想定外だったのだろう。

でも仕方ないよ!この昂りは抑えられない!

ってか今なんて言った?私の服装可愛いって言ったの?

一生懸命可愛い服考えた甲斐があった、嬉しい。

次は私が照れる番である。


「ふぇ、か、可愛いかなぁ」

「うん、私から見たら可憐だわ」

「えへへ...嬉しい......特にどの辺可愛いと思う?」

「──全部...よ」


私も愛梨も赤面している。

なんがデートみたい...いや私はデートだと思ってるけど!

お互い照れる会話をした後少しの間沈黙してしまったので、私は早速行動に移す。


「さあ行くよ〜」


歩きながら、さりげなく手を繋ぐ。

愛梨の手は少し汗ばんでいた。

チラリと愛梨を見て見ると少し顔を赤くしていた。


(デレてるのかな?)


聞きたいけど聞かない。

すると愛梨は手をニギニギしてきた。


(え!愛梨・・・そんな事されるとヤバイぐらいドキドキしちゃうよ!ヤバイって!)


私はしどろもどろになってしまう。

そんな少しの動作でもきゅん!と来るものだ。

いや...寧ろ今がチャンスかも!

さりげなーく私は恋人つなぎをする。

愛梨は「えっ」って声を出してさっきよりも赤くなってたが私は気にせず(いや気にしまくってるけど)歩く。

様子を見る限り嫌だったりしてる訳じゃないしそのままずっと繋ぐとしよう。

如何にも普通って感じにさりげなーくさりげなーく恋人つなぎ。


(うわー愛梨とこんな繋ぎ方するの小学生以来だよ〜ヤバイ凄く舞い上がってるよ私!)


愛梨が私に質問する。


「ねぇ雪まずはどこに行くのよ?」

「んーとね、映画館よ!」

「その次は?」

「...考えてあるから大丈夫だよ」

「そう、じゃあ今日は私をしっかりエスコートしてよね!」


と、愛梨は私に言ってくる。

そんな事言われたら今日かなり頑張るしかなくなるね!今日は愛梨に楽しんで貰いたいし!


(ってエスコートってなんが凄くデートみたい...頑張らなきゃね!)



そして私達は恋人つなぎしながら映画館に着く。

道中ドキドキで倒れるかと思ったよ...

でも流石にポップコーンを買うため手を離した。

少し・・・いやかなり残念

まあ、その後...愛梨に隠れて自分の手のひらを嗅いでしまったけどいい匂いしたよ!


「意外よね〜雪が恋愛映画見たいなんて」

「わ、私だって恋愛映画見る時あるし!」


失礼な愛梨だ...。

まあ大抵はミュージカルとかそういうのだけどさぁ。


「あ、雪そろそろ上映時間だから早く行くわよ」

「もうそんな時間なんだ」


そうして私達は指定された椅子に座る。


「この椅子フィット感があるね」

「そうね、心地良すぎて眠っちゃわないといいけど」

「寝たら起こすよ!」

「冗談よ冗談...でも雪の方が寝ないかしら」

「わ、私は楽しみにしてるから眠らないと思うよ」


そう、多分私は眠らない───何故ならドキドキして眠れなくなるからだ。

私は上映中、さりげなく愛梨の手と私の手を合わせる気満々だ。


(出来れば握り合いたいけど流石に欲張り過ぎかな)


会場が真っ暗になり、映画が始まる。

映画を見ずつ、愛梨をチラチラと見る。

私から見て愛梨はかなり可愛い。

映画を鑑賞してる愛梨に対し私は作戦を実行する。

なんと、私は愛梨の手に自分の手を重ねる。

愛梨が私をチラリと見て、目が合う。

何秒だったかな。私には結構長く感じた。

すると何を思ったのが愛梨は私の手を握ってくれた。


(え、嘘!凄く嬉しい...愛梨から手を...ヤバイよヤバイ)


愛梨は少し赤くなりながら映画の方に視線を移す。

私はドキドキしながら映画を観るのだった。

結局映画が終わるまで私たちは手を繋いでいた。



映画を見終え私達は外に出る。


「楽しかったわよね〜」

「うん凄い良かった、ヒロインの子に思わず感情移入しちゃったよ」

「雪ってば泣いてたわよね」

「う...だって切なかったんだもん」

「確かに切なかったわよね、でも最後はハッピーエンドで見応えある映画よね」


ぐ〜

そこで私のお腹の音がなる。

少し恥ずかしい。


「お腹空いたの?そういえばもう12時ね」

「う...うん食いに行こう」

「とこ行くの?」

「えーと、ドーナツでいい?」

「ドーナツね、いいわよ」

「じゃあ行こう行こう!」


私は再び愛梨と手を繋ぐ。

恋人つなぎではなく普通に。

がっつきすぎない事も時には大事なのだ。

すると愛梨の方から手を絡み合わせ、恋人繋ぎをしてきた。

え...愛梨の方から...なんがニヤニヤしちゃう。


「え...そうしたかったんじゃないのかしら」

「いや突然で驚いて...うん繋ごう!」


こうして再び2人で歩くのだ。



ドーナツを食べ終わった私達は街をうろうろする。

愛梨の食べ顔可愛かったなぁ。

モチモチのリング美味しかったし満腹満腹〜


「次は服見て行こうよ」

「服?いいわね、選んであげるわ」

「いいの?やったー!...でも変なの選ばないでよ...」

「私にだってセンスあるわよ!」


服屋に着くと愛梨はそそくさと服屋を選びに何処かに行く。

何がいいかなぁ...愛梨は少し大人っぽい方がいいよね──あ、これ可憐で色が大人しめだから愛梨に似合うかも。紫の少し大人っぽいワンピースである。

雪が服を選び終えると愛梨が服を手に持って来る。


「雪〜これどう?結構似合うと思うんだけど」


ピンクのワンピースだった。

少し濃いめで水玉模様で可愛らしい。


「うわぁ可愛い!着てみるね!」

「私にも見せてよね〜」

「分かってるよ、寧ろ愛梨に見て欲しいかな」


私はそう言うと後ろの更衣室で着替える。

3分後。


「お待たせ〜」


どうかな?目の前の愛梨にみせる。

愛梨が反応ないので何秒間か時が止まった。

私には永遠の時に感じてしまう。

なんで愛梨止まってるの?似合わなかったかなぁ。

愛梨何が返事してよ!なんて事を思う。

すると愛梨は私を抱きしめ、


「雪可愛いわよ〜」


と言葉を発した。

え?私は抱きしめられてるの?え?ああ心地いい。

愛梨からは良い匂いがぷんぷんするし胸も当たっている。

は〜このままずっと抱きしめられていたい〜


「あ、愛梨...」


私もさりげなく愛梨に腕を回す。

雰囲気に任せさりげなく腕回したけどいいよね?とそう自問する。

愛梨は夢中になって私を抱きしめ続けている。

そんなに気持ちいいのかな...まあ気持ちは分かる──ってかおっぱい同士当たっててなんが興奮してきたよ...。

このままもっとぎゅってしようかな...。


「ぎゅー...あ、雪ごめんね、可愛かったからつい」


あーん残念。

愛梨の方こそ可愛いよ、よし、この服を購入しよう!


「別にいいよ愛梨になら...私この服買うよ」

「気に入ってくれたなら嬉しいわ」

「うん、凄く可愛い服を選んでくれてありがとう、次は愛梨が服を着る番ね!」

「まあ次は私もよね、で、何選んだの?」

「愛梨と同じだけとワンピースだよ」


私は愛梨に紫のワンピースを見せる

見事に愛梨と被った...まあ色は違うしいいよね。


「さあ愛梨着て着て!着て見せて!」

「いいけど...少し恥ずかしいわ...」


愛梨は先程私が使った更衣室に入り着替える。

3分経過し出て来ると花柄の紫のワンピース美しい美少女が居た。

うん、凄く可愛い。


「ど、どうかしら?」

「...え?す、凄く可愛いよ」


思ったことをそのまま口に出した。

すると愛梨が照れる。


「ありがとう...その...このワンピース落ち着いた雰囲気で花柄も相まって結構好きよ...」


そんな照れながら言うから私はついつい愛梨を抱きしめる。

愛梨も私を抱きしめてきたので私もやるのだ。

さ、さりげなく抱きしめれてるよね?

愛梨の抱き心地は凄く良かった。

抱きしめてる時私は髪の毛の匂いをクンクンする。

ああ〜凄く良い匂いするよ〜はぁはぁ...

すると愛梨が腕を回して来る。

まぁ私もやったので予想の範囲内ではあるけどやっぱりドキドキする。


「可愛いよ〜可愛い♪」


私はノリノリになっていた。

全く愛梨可愛過ぎるよ、ここが私の部屋なら押し倒してるって...

そんな事考えている内に愛梨が私に更に少しだけ力を加えた。


「雪...雪...」

「愛梨...」


と、お互いの名前を囁き合う。

それから2分ぐらい抱きしめ合っていたが服屋なのでこれ以上は辞めておいた。


「じゃあ私はこれにするわ♪」

「うん似合ってるから良いと思うわ、私も愛梨が選んでくれたやつ買うね」


私達はお金を出し合って服を買い外に出る。

あ、もう夕方が残念だけどそろそろ帰る時間だね。


「愛梨そろそろ帰ろっか」

「もうこんな時間なのね、今日は楽しかったわ──可愛い雪も見れたし」

「ふぇ?」


ストレート過ぎるよ愛梨...


「よし!家まで手を繋いで帰りましょう!」

「う、うん...」


心なしか愛梨の頰が赤く染まってる気がする。

夕焼けのせいだろうか...それとも意識しちゃってるのかな?

私達は再び恋人繋ぎをし帰途する。

家の前まで着くと手を離す。もっと繋いでたがったなぁ...


「愛梨今日ありがとね、私、幸せだよ」

「私もも幸せよ、雪...いつも一緒に居てくれてありがとうね...ん...」

「え?ん...」


すると愛梨は私の唇に自身の口を合わせて来た。

キスである。

私は頭が真っ白になる。

結構長い時間キスしていた──ってか私自身が長く感じている。

何がを考えている余裕は私にはなかった。

愛梨...愛梨...

相手へ思いが伝わるようにキスし続ける。

お互いに目をつぶりお互いに接吻する。

舌入れたかったけどまだ早いので我慢我慢。

キスは凄く気持ちいい...。

しばらくした後、愛梨は私から口を離す。

すると照れながら、


「えへへ...雪とキスしちゃったわ...その嫌だった?」


と聞いてくる。

嫌なわけがない、私はそれを伝える。


「別に嫌じゃないよ、私は愛梨にならいい...」


愛梨はホッと胸をなでおろす。

私の返事を聞いてホッとしたのかな?


「そう...雪は私にならいいのね...」

「うん、私は愛梨じゃないと嫌だから...その...」


お互い照れてしまって固まってしまう。

そして愛梨が言う。


「じゃ、じゃあね!また明日よ!」

「う、うんまた明日ね愛梨!」


愛梨が家に入る。

私もすぐさま家に入った。

でもやはり気持ちが治らない、私は晩御飯を食べ終えて自分の部屋に戻る。

愛梨の事をずっと考えていて何をするにも身が入らない。

愛梨...愛梨...愛梨...

愛梨とのファーストキス気持ちよかったなぁ...

私は愛梨の事で悶々とした後眠りについた。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


私──山口愛梨は自分の部屋に戻り悶々としたいた。

な、なんであんな事したのかしら...雪とは友達...の筈だったけどキスしてしまった。

私は雪の事が好き。

いつからが覚えてないけどたまに雪の事を思うとどうしようもない時がある。

でも私が雪の事が大好きって自覚したのは昨日雪が風邪を引いた時。

雪を看病したり、料理を美味しいと言ってくれたりしてくれて自分の気持ちに気づいたのだ。

今日の雪の水玉のピンクのワンピース可愛かったわ。

あれは抱きしめてしまっても仕方ないのよ!

すると雪も抱きしめてくれて凄く萌えた...。

雪は私の事をどう思ってるんだろう。

はぁ...雪...雪...

私の事好きなのかな...期待しちゃってもいいのかしら...

一方愛梨も雪の事で悶々した後眠りにつくのだった。


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