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私と幼馴染の女の子  作者: R-4.8
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雪と愛梨


私の名前は北条雪。

高校1年生でみんなから雪って呼ばれてる。

髪型はポニーテールにしててみんなから可愛い!って言われた事がある。

けどそんな事はないんじゃないかなぁ...。

チャイムが鳴り帰る時間となった。

と、そこで幼馴染の愛梨──山口愛梨が私を呼ぶ


「雪、帰るわよ」


そう愛梨は促す。


「はいはい、今帰る準備するよ〜」


愛梨をチラッと見る

髪型は黒髪のロングで少し大人っぽい子だ。

それでいて女の子の私でも可愛いと思う。

愛梨を見つめていたら目が合った。


「雪?どうかした?」

「別に何にもないよ!さあ帰ろう帰ろう!」


納得してなさそうな愛梨を連れて、準備が終わり一緒に帰る。



4月下旬、まだ肌寒い。

そんな中私は愛梨と歩いている。

学校は家から15分だ。

愛梨とは家が隣同士である。

少し寒いし疲れたので愛梨に抱きつく。


「愛梨〜今日は疲れたよ〜」

「雪ったら...はいはい甘えないの」

「暖か〜い、えへへ」

「全く雪は世話のかかる子ね」


愛梨は少し困った顔していたけどいつもやっているから慣れたのかな。

暖かいから仕方ない。そして気持ち良さもあるし。

まあそろそろ離れてあげようかな。


「よし充電はそろそろ満タンになったし離れてあげるよ!」

「充電って何よ充電って、まあそうしてくれると助かるわ」

「いつもありがとう愛梨〜」

「別にいいわよ、雪がしたいならさ」


充電させてくれるの愛梨だけだよ!それに愛梨に抱きつくと気持ちいいしいい...。


家が見えてきた。


「じゃあね愛梨!」

「うんまた明日、雪」


そう言って同時家に入るのだった。



ビービーピッ!ピッ!ビッ

目覚ましの音が鳴り響く。

パン!

叩いて音を止めて起き上がる。

「ふぁぁ眠い...」

凄く眠い、どうしようもなく眠い。

朝に弱いのだから仕方ない。

私は着替えて下に降りる。


「雪、おはよう!」

「おはよ〜うお母さん」

「眠そうね、さっさと食べるのよ」

「うんお母さん...」

「じゃあ私仕事に行くからちゃんと学校に行くのよ!まぁ寝てても愛梨ちゃんが居るし安心だけど♪」

「子供扱いしないでよ〜」

「私にとっては雪はずっと子供よ〜行って来るわよ〜弁当持って行きなさいよね」

「うん!行ってらっしゃい〜」


と言ってお母さんは仕事に向かうのだ。

お母さんは優しい。

私が小学生の頃、お父さんが帰らぬ人になってから私を1人で育ててくれたのだ。

感謝してるよ、ありがとうお母さん!


朝食を食べ終わり家を出ると愛梨が歩いていて来てきた。

あ、今来たのかな。

相変わらずさらさらしたロングで可愛い。


「おはよう雪」

「おはよう愛梨!」


朝の挨拶をした私達は一緒に登校する。

幼稚園の頃からいつも一緒に登校してるのだ。


「寝癖酷いわね、一旦リボン外してから直してあげるわ、前向いてて」

「え、うんありがとう」

「雪の髪ってサラサラしてるし綺麗よね」


そう言って愛梨が寝癖を直してくれる。

愛梨に触れられるのは好きだし気持ちよくて好きなのだ。


「これで、よしっと、後はリボン付けて完成よ!こんな感じでいい?」

「うんありがとう!」

「別に良いのよ、雪にならいつでもやってあげるわよ」

「愛梨ったら...もう〜えへへ」


私はデレながらそう返した。



私達のクラスは1組である。

因みに愛梨は私の隣の席!

然も1番後ろなのだ!


「おはよう〜」


私は他の友達に挨拶する。


「おはよう雪ちゃん、愛梨」

「おっはー雪愛梨!」


他の友達に挨拶して私達は席に着いた。


ガラガラガラガラ


音が聞こえ、ドアが開く。

担任が入って来た。

彼女──井口由里子先生はおっぱいデカいしメガネをかけている。

スーツ姿でびっちりしてて美人さんだ。


「みんな、学校生活慣れた?よし朝礼を始めるわよ」

「起立!礼!」


日直が号令を始めて1時間目が始まる。



2時間目の授業中私は眠くなった。


「ふぁぁ」


と、小さく欠伸をして隣の愛梨を見た。

愛梨も眠そうにしてる...。

ちらっと見てみるとまた目があった。

目が合う。目をそらす。目が合う。目をそらす。

それを繰り返す。

なんだか恥ずかしくなった私達はどちらからともなく、ふふっと笑いあった。


「授業を聞きなさい!」


由里子先生に怒られた。

楽しかったし安い代償だ。


チャイムが鳴り昼の時間になった。

私達はいつも一緒に食べている。

幼稚園の頃からずっと...。

これからもそうだと良いなぁ。

そう思いながらご飯を食べ終わる。


「何考えてるの?」


考え事してると悟った愛梨が聞いてくる。

流石は幼馴染、察しがいい。


「なんでもないよ、ただこれからもずっと愛梨と居たいなぁって思っただけだよ」

「え...うん私も幼馴染としてずっと居たいと思って居るわ」


私は何を言っているんだろう...。


「あ、ごめん忘れて!」

「えーどうしようかしら〜でも嬉しいわよ!」


ニヤニヤしながら愛梨が言う。


「も〜愛梨だったら...」

「ごめんごめん♪」

「うりゃー!」


赤くなってるのを誤魔化す為、私は取り敢えず愛梨に抱きつく。


「ちょっと雪ってば!」

「観念しろー!」


周りから視線感じるけど気にしない。

愛梨とこうしていると楽しいのだ。

そうしてチャイムがなり授業か始まるのだった。



「みんな気をつけて帰るのよ!明日休みだからってハメ外さないように!」


由里子先生がそうみんなに言った。


「愛梨、帰ろ〜」


学校が終わると私は愛梨にそう言う。

愛梨が再び眠そうにしてる。可愛い。


「ふぁぁぁ、いいわよ...って何ジッと見てるのよ」

「......え?ああうん、よし帰ろう!帰ろう!」


愛梨は頭にクエスチョンマーク付けながら私に引っ張られるのだった。

愛梨と下校すると時間が早く感じて物足りなかったり...。

明日は休日だ。

私は愛梨に聞く。


「愛梨、明日暇だから遊ぼう!」

「別に良いけど...雪とは休日になる度に遊んでる気がするわ、9時ぐらいに家に迎えに来るわ」

「うん、ありがとう愛梨、遊ぼうね!」


よし明日も愛梨と遊ぶぞ!

そう意気込んで雪は早めに寝た。





次の日雪は風邪を引いてしまうのだった。


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