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虹と黒の系譜 【打ち切り】  作者: 草犬尾茶
序章 異世界転移と脱出
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第二話 スキル確認と国の崩壊。

 

 あの惨劇のあった場所から離れた訳だが、

 さっきから頭が痛い。

 殺した二人の記憶が全て頭の中になぜかあるせいだ。


 少しイライラしながら先に進む。


 第一扉発見。中に入る。

 騎士のおっさんがいた。目が合う


「何だ貴様は?今は黒髪の勇者様をお呼びしている神聖な儀式の最中なのだぞ!貴様のような白髪のゴミが足を踏み入れていい場所などではない!」


 開口一番、罵倒が始まってさらには抜剣。

 白髪良くない?姉ちゃんみたいで好きなんだが。


 足が一歩も動いてないのに一瞬で距離を詰めてくる。

 そのまま黒い闇を纏った剣が左胸に突き刺さる。


 ちょっとビビった。心臓ないからいいんだけどね。

 おっさんがニヤリとするが全く動じてない私を見て、

 またも一瞬で離れる。

 傷口が瞬時に塞がる。血は一滴も出ていない。


「魔物か貴様!一人では分が悪、うがァああァ?!」


 やっと発病したか、病原菌を撒いておいたのだが感染するまでに少し時間がかかるな。

 次は普通に殺そう。


 そしておっさんの記憶が増える。

 ここは黒神国とかいう国の王城らしい。

 あれやっぱり王様だったのか、王様死んだな。


 そしてこの下の階で勇者達は特殊能力の確認をするらしい。

 やっぱりあるのか。スキル。




 道中、メイドさんっぽい人に会ったがおっさんの鎧奪って、黒髪にしたら絡まれなかった。

 殺して記憶増えてくと頭が痛くなるからね。

 私は国を崩壊させたいわけではないのだし、暴れないに越したことはない。


「おや?どうされましたか?もうすぐ勇者様が来られるのでここに来られると困るのですが」

「いやなに、私も特殊能力の確認をさせてもらいたくてね」

「……?必要ないのでは?」

「いいから寄越せ」

「えぇ、わかりましたが……使い方はわかりますか?その紙を体に貼り付けると文字が出てくるのでそれがスキルです。おそらく反応はないと思われますが」

「ああ、理解した。すまんな騒がせて」

「いえ、構いません」


 あのおっさん、いや若かったな、お兄さんだな。

 良い人だった。


 さて、使ってみようか。



 #===スキル=========

『祖神の守護』

 ー『魂の破壊を絶対に免れる』

 ー『死んだ場合、記憶を完全に保持したまま転生する』

 ー『邪素による侵食を無効化する』

『魔力制御』

 ー『魔力の制御能力を大幅に増強する』

 ー『魔法の構成速度を強化』

『身体絶対制御』

 ー『全身を思うがままに操れる』

 ー『細胞分裂速度を無限倍にする』

 ー『スキルによる思考能力を得る』

『記録庫』

 ー『絶対記憶能力を得る』

 ー『殺害した生物の歴史を全て保存する』

 ー『思考速度を殺害した生物の数、倍にする』

 ー『経験値を取得できない』

 ー『祖神の分体人格をダウンロードできる』

 #=================


 ほほう、この頭が痛いのは記録庫とやらが全部保存するせいか。

 知りもしない思い出とか全部その人の心境すらも保存して残すんだから、自分が何なのかわからなくなってくる。


 最悪なスキルじゃないかこれ?

 経験値とやらも取得できないらしいし。


 まあ、いい。それは兎も角脱出だ。

 もうそろそろ勇者が現れないことに違和感を覚えはじめると思う。






 出口までが大量の兵士で埋まってるし、城の前には人がいっぱいいる。出れない。


 さてどうしようか?

 空飛んで行くのが一番だと思うが、飛べるか?

 翼生やすにしても骨と皮膚が足りない。


 ふむ……食事を取ればいけるか?

 時間がかかりそうだから大量の食事を取るための器官をまずは作る。

 これからも使うことになりそうだしな。


 触手状にして、ヤツメウナギのごとく内部は大量の牙と消化液で埋め尽くす。

 これを首裏から生やして、必要な時だけ体のなかから出すようにする。

 ずーっと出てたら違和感すごいし。


 そういえばこの鎧のおっさん隠しただけだったな、食べるものないしおっさんにしよう。



 モグモグ……


 それでは窓を開けてフライアウェイ。

 本当に化け物になってしまった。

 人型で翼生えて首裏から触手が二本生えている。(左右対称にしたかったので増やした)

 まさに化け物だ。


 眼下に広がるは、倒れ伏した黒い人型……

 あれ?倒れてるのか?倒れてる。

 感染しちゃった?燃やしただけでは消毒しきれなかったか

 ……あの二人のクラスメイト殺した意味なかったじゃん。


 もう知らない、私の手にはもう終えないしな。



#主人公の容姿


 白の中でも特に秀でて白くあり、それはこの世の何物にも例えられず、煌めき、輝き、光を放つほどの美しい白い髪。

 目は漆黒、ただ暗くあるだけの黒ではなく。この世の闇という闇を集めたとしてもこの黒には敵わない。

 つまりは途轍もなく黒い。

 肌は新雪のように白く、白い粒子を放出し続けている。


 髪型はカジュアルショートが近いだろうか。

 まあ単純に短いだけで特に凝った髪型ではない。


 顔は女顔で、体型は一切胸のない女みたいな体型。

 括れなどはありスマート。

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