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虹と黒の系譜 【打ち切り】  作者: 草犬尾茶
序章 異世界転移と脱出
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第一話 転移と病死

 

 何処だここ?真っ黒な宮殿?

 国語の授業受けてたら突如教室の床が光って、次の瞬間黒い宮殿にいた。


 んー、頭の中で整理しても理解できない。

 手首喰いちぎってみたけど、痛かったので夢ではないのだろう。

 隣のクラスメイトがこっち見てビビってる、まあいいや。


「ここはどこ!?なにが起きてるの!」


 ガヤガヤ、というよりザワザワ、と言った雰囲気でみんなも混乱してるみたいだ。そりゃそーだよね。


「身体が痛ぃぃい!ア"ァああァ!」


 断末魔をあげてクラスメイトが倒れる。

 なにが起きた?……病気かこれ。


 空気中にあった病原菌がほぼ全て変異している。

 免疫作らないと危険だなこれ。


 そんなことを考えているうちにもバッタバッタと倒れていく、

 生きていたところで病原菌撒き歩く生物兵器にしかならないのでみんなの為にも死んだほうがいい。


 私とか姉ちゃんみたいに体に触れた物が綺麗になるなんていう化け物体質の人はいないと思うし。


 前方にあった両開きの扉が左右同時に軋んで開く。


「勇者諸君!君たちはあの憎きエルフどもを……なんだこれは!?」


 仰々しく現れた王様っぽい全身真っ黒で、肌も髪も真っ黒なおっさんがこの惨状をみて驚く、

 隣にいる騎士っぽい人も目を見開く。


「おい!これはどうなって、うぎゃあアぁあ!?」


 おっさん倒れた。エルフとか言ってたな、ラノベとかによくある異世界転移とやらなのだろうか?

 おお、そう思えばそれっぽい。


「おい、白樹、これどうなってんだ?夢だよな?夢なんだよな?」

「そう!これは夢なのよ!こんなこと有り得ないし!」


 34人いたクラスメイトのうち、なぜかピンピンしてる2人。

 こいつら化け物なんだろうか?


「感染力が高くてすぐ死ぬ病気にみんなかかっただけだよ、なんでお前らはピンピンしてるんだ?」

「は?病気?そんないきなり病気になんざなるかよ!!テメーこそなんでピンピンしてるんだ!白髪の化け物が!てめーが元凶だろ!」


 ぶっ壊れたクラスメイトくん。うるさいので殺したい。

 まず異世界だと仮定するとこいつらから情報は得れないし、お荷物になるし、病原菌の塊だし、やっぱ殺すか。


 手から骨で作った剣を形成。ギョッとしてるクラスメイトくんの目に突き込んで頭の中で枝状にしてグチャグチャにして殺す。


 化け物だったとしても多分これで死んだだろう。

 もう一人の気が狂って笑い続けてる女クラスメイトも今すぐ楽にしてやらねば。

 首筋に手をつけてそこに骨ぶっ刺してシェイク、終了。


 あとは……この黒い宮殿焼き尽くして消毒したらもういいかな?

 代謝を急激に上げて発火させる。取り込んだ酸素っぽいのと血液中の脂に着火。

 異世界来たからには魔法を使わないとね。


 それで死体を焼いていって終了。

 王様の死体をちょっと食べてみたけど、地球人と大体一緒だった。

……もしかしたら外国なのかもしれない。




#病原菌


 異世界に転移し、全ての病原菌が魔力によって変質。

 感染力が増大して、危険度が非常に増した。


 エイズの時にかかるような病原菌が全て普通の人にもかかり、さらには危険度も増しているため数秒で死に至る。毒ガスよりも怖い。

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