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タドコロと言う闘人  作者: 鈴木福
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ホモビに出ただけで…

正直なろうは萌え豚の妄想垂れ流して気持ち悪い。リアルでもどうせ引きこもりかキモオタなんだろうなぁ〜

 「奴を絶対に殺せ!!」

 

 目の前の敵を斬り上げる快感、傷口から溢れ出す血液。

 

 「グァーッ!」

 

 絶叫する人間、繰り広げられる地獄絵図。

 

 「駄目だ! 奴を止められない!」 

 

 斬り殺す度に快楽にも、苦痛にも、悲しみにも似た感情が溢れ出し止まらない。

 

 あぁ、なんて楽しい世界なんだ。

 

 「foo〜気持ちいい〜」

 

 この世界に転生させてくれた神には感謝をしないといけないな。

 

 ≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪

 

 「なんだよ。これ…」

 

 パソコンに映る二人の裸の男性。二人の男は幸せなキスをしている場面だった。

 

 俺にはこの男に見覚えがあった。

 

 田所浩二。自分である。

 

 「なんで俺が実演したホモビがアップされてんだよ!!」

 

 昔、俺はお金がないことを理由にホモビに実演した。

 実演の契約内容には顔バレはしないと言っていないのに。

 

 「もう終わりだ…」

 

 顔がネットに上がったら最後、特定厨と呼ばれる人間が俺の情報を特定して、住所などが晒し挙げられる。

 

 これからどうやって生きよう、多分俺が特定されるまで時間はかからないはず、いやもう特定されてるかもしれない。

 

 「自殺しよう」

 

 特定されたら家族にも迷惑がかかるかもしれない。そうなるんだったらいっそ自殺したほうがマシだ。

 

 とりあえず俺は自分の家の中を漁り、手頃なロープを探す。

 

 見つかったの自分の思っていた通りの丈夫そうなロープだ。

 

 「よし、これで…」

 

 ロープをカーテンレールに付けて輪っか作る。そしてロープの下に台を起きロープに首を通す。

 

 「ごめんよ、カーチャン。遠野もごめんな」

 

 もうこの世に思い残すことはない、そう思い台から飛び降りる。

 

 首を締め付ける縄の感覚、肺から漏れ出す空気。

 

 次第に酸素が無くなり、幻影が見えてきた。

 そう俺が愛した遠野の幻影だ。

 走馬灯って奴なのか、そんな事を考えならが俺の意識が暗闇に落ちる。

 

 ≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪≪

 

 気づくと俺は白い部屋にいた。そして仰天した。

 絶対に気づくはずもないのに気づいてしまったからだ。

 

 「まさかここは病院か、自殺は未遂に終わったのか」

 

 数多の可能性を思考していると、ふと声が掛けられた。

 

 「ここは病院じゃないよ」

 

 声がする方に振り向くとそこには神々しい男がいた。

 あまりの神々しさに息を呑んでいると男はニヤリと笑い、話しかけてきた。

 

 「俺に見とれるのは良いけど、なんか聞きたい事あるよね?」

 

 思い出したように意識を戻し、神々しい男に顔を合わせる。

 男の髪は長めで、顔立ちがよく、肌は少し黒かった。

 

 「ここは何処なんだ?」

 

 「ここは神業の間、神にしか入れない場所さ」

 

 神にしか入れない場所。それだったら何故、何の変哲もない俺がここに居るんだ?

 そんな事を考えていると男はまたニヤリと笑い、話した。

 

 「確かにここは神にしか入れない場所、だけど君は選ばれたんだよ」

 

 「選ばれた?」

 

 「そう、俺が作ったある世界を壊す役に…」

 

 世界を壊す、何を言っているのか理解できなかった。俺はもしかしたら夢でも見ているんじゃないか。

 

 若干顔を引き攣らせながら話を聞くと、男は話を続けた。

 

 「君の言いたい事はわかっている、まぁ最初は戸惑うかもしれないけど、そのうち理解できるよ」

 

 世界を壊す意味を聞こうと思ったが、次の瞬間自分がいる所の地面が光り、次第に目を開けていられなくなる。

 

 「ちょっとまて! 一体何をした! 俺はまだいろいろと話しがあるんだよ!」

 

 「ごめんごめん、急用が入ったから話しはあっちについたらメールで送るよ、じゃあ世界を壊して来てね、はいヨロシクぅ。」

 

 意識が薄らぐ中、最後に男は「因みに俺の名前はGOだから」と言う声が聞こえ気を失う。

 

ここまで見てくれた兄貴達ありがとナス。

次は一年後です。

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