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化物  作者: 井平カイ
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川島幸則(仮名)

 川島幸則(仮名)、十七歳。

 普通のサラリーマンの家庭に生まれる。小学校の時は大人しく、イジメられていた過去がある。中学に上がってからもその風潮が見え隠れし、それを見かねた両親が引っ越す。

 引っ越した先で転入した中学校で、彼は自分を変えるために、わざと素行が悪い少年を演じ始めた。当然、その内面は非常に怖がりであり、万引きをするのも手が震えていたらしい。その中で出会った木原からは子分のように扱われ、川島もまた虎の威を借るためにコバンザメのように付いて回っていた。

 何をするにしても木原とくっつき、周囲の者が木原に恐れる様子を見て、自分の中の小さなプライドを満たす毎日だった。子悪党……その言葉が一番しっくり来るかもしれない。彼にとって木原とは、戦場の銃のような存在。必ず必要な存在であり、無ければ自分が危なくなる存在。故に、木原の言うことは、川島にとって絶対だった。


 最後が、四人目の被害者。

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