表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

一目惚れに脳が焼かれる

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

生々しい恋愛です。R15です。

苦手な方はご注意下さい。


一目惚れ、なんて言うと皆総じて淡く綺麗な恋心を連想する。一目見た途端に心が奪われて、胸がときめいて、それ以外の事なんか考えられなくなる。皆そう思っている。

文字に書き起すと間違ってはいない。けれども決して綺麗では無い。絶対に綺麗では無い。

何時如何なる時でも傍に置いて、一秒置きに顔を眺めて、その存在を知る為に触れたくなる。常に脳の神経をとろ火で炙られて、手放したくなくなる。

それこそが、本来の一目ぼれだ。


「……何を……しているの?」

鍵の掛かった部屋をこじ開けて中に入る。中に居たのは一目惚れして、番になった愛しの君。

ふわふわの短髪に小生意気な目、薄くも色付きの良い唇。それが今、髪は乱れ、瞳には涙が浮かび、唇の端からは一筋の銀が垂れていた。ほんのりと高揚した姿からも、何をしていたかは明白だった。

「俺が何処で何をしようが、お前には関係ないだろ」

「私というものがありながら、貴方はどうして浮気をするの?」

剥き出しになった素肌に触れて、急所を一つ一つ撫で回し、唇を近付ける。一度弛緩した体は従順で、私にされるがままになっている。

本来ならばその役割は私のはずなのに。他の誰でも、貴方でもその役割は担ってはいけないはずなのに。その嫉妬心、独占欲が私を苦しめて仕方がない。

私に触れる為にない指先なんて、さっさと落としてしまいたい。でも其れをしたら彼の指を愛でられない。触れてあげられない。苦しい。苦しい、苦しい、苦しい、苦しい、苦しい。

「貴方が好きなの。一目見た時からずっと。ずっと傍に置いて置きたいの。ときめきに苦しみながら顔を眺めていたいの。存在を確かめる為に触れていたいの。どうして役割を私に与えてくれないの? どうして自分に浮気をするの? ……うぅ……うっ……うううう……」

悔しい。悔しい。悔しい悔しい悔しい。他の誰かだったら殺してしまえば良いのに、愛する貴方が貴方自身に浮気をするから、殺せない。こうして泣き付いて辞めて欲しいと懇願するしかない。

「もう少し、お前は人の心を汲める様になれよ」


一目惚れ、というのは、一種の着火弾に似ているものだと思う。一目見た途端に火がついて、気が付いたら当たり一面焼け野原。その癖、精神面は意気地無しなもんで、暴力的な愛情を慣らすのに苦労を強いられる。

早くどうにかしないと、きっと、ある時一線を超える。嫌がっても泣いても縛り付けて思うがままに触れてしまう。だから――さっさと自分で処理するしかないんだ。この感情は。

一目惚れに近い感情を覚えたのは小学生の頃。

二次元のキャラなんですけど、バンダナ外した姿が本当に格好良くて、大好きになりました。


今は専らイラストの方が多いですが。

数歩歩く度に見て、見惚れて、落ち着かなくなって、水を煽りたくなります。


暴走するのでこれくらいに。


だからあんまり綺麗な感情ではないと思いますよ。

独占欲に近い感情を持て余す事になるので。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ