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黄泉の力は蜜の味  作者: ゆくりぷ
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「ハアッハアッハアッ……」

土砂降りの雨が降る暗い森の中を、ただ無我夢中で走る。もうどのくらい走っただろう。とっさに木の下に隠れる。破裂しそうな心臓を必死に抑えて、そっと後ろを確認する。よかった。「ヤツ」は来ていない。ほっと安心してポケットから携帯を取り出す。やはり圏外のままだ。時刻を見る。もう7時間ほど走っていたのか。はやく抜け出そう。そう思って画面をきろうとする。その時、肩に雨とは似ても似つかない生臭い匂いの雫がぽたっと落ちてきた。全身の毛がそり立つ。恐る恐る上を見上げた。ああ、死んでしまうのか。いたんだ、ヤツが。その刹那、ヤツはこれでもかというほど口を開け、俺に襲いかかる。

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