愛想笑いの絶えない食卓。
___私たち家族は、“作られた家族”
みんな一人一人が、家族の与えられた役割を演じてココに居るだけ!
私の名前は、『秋勝 文香』22歳、女子大に通っているわ!
私の家族は? 何時も優しいお父さんと厳しくもあり優しい
お母さん、2つ下の妹と5つ下の弟の5人家族よ!
___必ず! 晩ごはんの時間だけは?
うちの家族は、みんな揃ってご飯を食べる事が決まりなのよ!
___だから! 必ず! 【門限20:00までには家に居る事!】
もし? この時間までに家に帰って来れないと?
罰を与えられるのよ! うちの家には? 地下がありそこには
4畳半の狭い部屋が1つあるのだけど? その部屋の中に1日~3日
居ないといけない。
___その間は? 一切の飲食は禁じられているわ!!!
それに、上で監視カメラを付けられているから、変な事も
出来ないしね! そのおかげで、今では誰一人として!
門限を破る者はいないのよ!
___私たち姉弟が子供の時はね?
しょっちゅう、門限を破ったことがあるの!
その度に、1人ずつ地下にあるあの部屋に入れられるのよ。
そういう事もあってか? 私たち姉弟は、本当の顔を両親
に見せなくなったの! 親なのに、信用できないのよ!!!
___それに、私たち姉弟はね?
お父さんとお母さんの秘密を知っているわ!
先ずは、お父さんは家の中だと!
【一家の大黒柱】として! 堂々としてて頼れる存在だけど?
外では? 浮気を繰り返しているらしいの。
若い女性が好きみたいでね! お母さんもお父さんと20歳も
歳が離れているのよ! 今では、私と歳の変わらない女性を連
れて食事やデートを楽しんでいるみたい。
___お母さんは、たまにね?
私たち姉弟に隠れて、家に若い男を連れ込んでいるらしいの!
私たちが、知らないとでも思っているのかしら、、、?
・・・それに、私たち姉弟も!
大人になってきて、それぞれ好きな事をするようになったわ!
昔みたいに、姉弟が何を考えているか?
もう、分からなくなってしまったわ。
___既に、私の家族は?
バラバラになってしまったのよ。
それなのに、未だに! 門限があり、夜8時にはみんなで晩ごはん
を食べる事はやめないから! なんだか、腹の探り合いというか?
愛想笑いで、みんな誤魔化しているのよ。
*
___例えば? 昨日なんて!
『今日は、学校で何があったんだ、孔一?』
『ちゃんと、学校に行って! 先生の話を聞いて、友達と放課後
わからないとところを教え合っていたよ!』
『そうか! 偉いぞ、孔一! 文奈は? どうだったんだ?』
『わたしは、宿題をしに友達のところで勉強していたわ!』
『ふんふん! 文奈も偉いぞ! 文香は、、、?』
『・・・私は、私も友達のところで勉強してたよ!』
『うん! うちの子たちはみんないい子だー! なあ~母さん!』
『あはははははッ~そうねぇ~』
『アハハハハハッ~そうだよ! お母さん!』
___丸わかりの愛想笑い。
それに気づいているのか? いないのか?
“オママゴトをしているような家族がそこにあるのよ。”
___全ては?
愛想笑いからはじまり、そして愛想笑いで終わる。
そんな家族よ! 何一つ! 本音で話もできずにね。
子供の言葉をそのまま鵜吞みにするような両親。
私たち姉弟の事なんか? どうでもいいのよ!
両親は? 自分たちが好き勝手に出来ていれば?
それでいいのよ! 本当は、私たちに姉弟に興味もないくせに!
いろいろ、聞いたりなんかしないで、、、!!!
___誰も! あなた達に、本音で話したりしないわ!
作り物の家族を演じているだけよ!
___私が思うのは?
血が繋がっていても、“本当の家族とは言えないわ!”
私は、私のこれからの家族を作っていきたい!
私の家族には? “本音で何でも話ができるような家族にしたいのよ!”
最後までお読みいただきありがとうございます。




