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愛想笑いの絶えない食卓。

作者: 七瀬
掲載日:2020/06/18





___私たち家族は、“作られた家族”

みんな一人一人が、家族の与えられた役割を演じてココに居るだけ!



私の名前は、『秋勝 文香』22歳、女子大に通っているわ!

私の家族は? 何時も優しいお父さんと厳しくもあり優しい

お母さん、2つ下の妹と5つ下の弟の5人家族よ!



___必ず! 晩ごはんの時間だけは?

うちの家族は、みんな揃ってご飯を食べる事が決まりなのよ!


___だから! 必ず! 【門限20:00までには家に居る事!】

もし? この時間までに家に帰って来れないと?

罰を与えられるのよ! うちの家には? 地下がありそこには

4畳半の狭い部屋が1つあるのだけど? その部屋の中に1日~3日

居ないといけない。



___その間は? 一切の飲食は禁じられているわ!!!

それに、上で監視カメラを付けられているから、変な事も

出来ないしね! そのおかげで、今では誰一人として! 

門限を破る者はいないのよ!




___私たち姉弟が子供の時はね? 

しょっちゅう、門限を破ったことがあるの!


その度に、1人ずつ地下にあるあの部屋に入れられるのよ。

そういう事もあってか? 私たち姉弟は、本当の顔を両親

に見せなくなったの! 親なのに、信用できないのよ!!!



___それに、私たち姉弟はね?

お父さんとお母さんの秘密を知っているわ!


先ずは、お父さんは家の中だと!

【一家の大黒柱】として! 堂々としてて頼れる存在だけど?


外では? 浮気を繰り返しているらしいの。

若い女性が好きみたいでね! お母さんもお父さんと20歳も

歳が離れているのよ! 今では、私と歳の変わらない女性を連

れて食事やデートを楽しんでいるみたい。



___お母さんは、たまにね?

私たち姉弟に隠れて、家に若い男を連れ込んでいるらしいの!

私たちが、知らないとでも思っているのかしら、、、?




・・・それに、私たち姉弟も!

大人になってきて、それぞれ好きな事をするようになったわ!

昔みたいに、姉弟が何を考えているか?

もう、分からなくなってしまったわ。



___既に、私の家族は?

バラバラになってしまったのよ。

それなのに、未だに! 門限があり、夜8時にはみんなで晩ごはん

を食べる事はやめないから! なんだか、腹の探り合いというか?

愛想笑いで、みんな誤魔化しているのよ。




 *



___例えば? 昨日なんて!


『今日は、学校で何があったんだ、孔一?』

『ちゃんと、学校に行って! 先生の話を聞いて、友達と放課後

わからないとところを教え合っていたよ!』

『そうか! 偉いぞ、孔一! 文奈は? どうだったんだ?』

『わたしは、宿題をしに友達のところで勉強していたわ!』

『ふんふん! 文奈も偉いぞ! 文香は、、、?』

『・・・私は、私も友達のところで勉強してたよ!』

『うん! うちの子たちはみんないい子だー! なあ~母さん!』

『あはははははッ~そうねぇ~』

『アハハハハハッ~そうだよ! お母さん!』



___丸わかりの愛想笑い。

それに気づいているのか? いないのか?

“オママゴトをしているような家族がそこにあるのよ。”



___全ては?

愛想笑いからはじまり、そして愛想笑いで終わる。

そんな家族よ! 何一つ! 本音で話もできずにね。

子供の言葉をそのまま鵜吞みにするような両親。

私たち姉弟の事なんか? どうでもいいのよ!


両親は? 自分たちが好き勝手に出来ていれば?

それでいいのよ! 本当は、私たちに姉弟に興味もないくせに!

いろいろ、聞いたりなんかしないで、、、!!!



___誰も! あなた達に、本音で話したりしないわ!

作り物の家族を演じているだけよ!


___私が思うのは? 

血が繋がっていても、“本当の家族とは言えないわ!”

私は、私のこれからの家族を作っていきたい!

私の家族には? “本音で何でも話ができるような家族にしたいのよ!”



最後までお読みいただきありがとうございます。

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