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第21話 取調室の中心で作品タイトルを大声で叫んだ負け犬。

本稿は予約投稿にて発信しているのさ、フッ。


「とぼけんなクソ野郎が、川嶋理恵さんをつけ回していたのはおまえだろう!」


 あの女性は川嶋理恵というのか?

 尾けていたのは確かだが、五分刈りの口ぶりでは前々からの犯行のようだ。

 やっぱり人違いだ。おれは冤罪を被せられようとしている。


「まあまあ、徳さん、ここは抑えて」


 眉間皺の刑事が割って入った。徳さんと呼ばれた刑事が筋肉質のがっしりとした体型なのに比べて、こちらは細い針金のような体型だ。


「まずはきみの名前と住所、職業を教えてもらおうか」


 おれは正直に名乗った。

 玄田由人。51歳。住所不定。職業・脚本家。


「住所不定で職業が脚本家だって?!」


 五分刈りの徳さんがバカにしたような声をあげた。

 眉間皺は平らな声で質問をつづける。


「で、どんな作品を書いてるの?」


「ピ…ピンク映画です」


「ピンクゥ!」


 また声をあげたのは五分刈り徳さんだ。


「よかったら作品タイトルを教えてくれないかな」


 スマホをとりだして眉間皺がきく。検索して調べるつもりだ。


「み…未亡人の……」


「もっとおおきな声でいえよ!」


 五分刈りが胴間声を張りあげる。


「未亡人のスケベ汁 もう誰でもいい!」


 おれはいい返すように作品タイトルを叫んだ。




   第22話につづく



でも、いいタイトルだッ!

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