表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Eclat Etoile ―星に輝く光の物語―  作者: 琥珀
The everything Origin Saga
224/481

ー Saga 24 ー

早乙女 咲夜

 『メナス』の襲撃により地下の施設へと逃げ延びた18歳の少女。英才教育により歳不相応の知識と身体能力を兼ね備える才色兼備。人類初の超能力に覚醒した。


早乙女 白夜

 咲夜の五つ下の妹。姉とは違い年相応の振る舞いを見せる。人の内心を鋭く見抜く洞察力を持つ。伊吹に取り入り、『軍』の指揮官として加入する。


泉 奈緒

 咲夜に次いで能力に覚醒した防衛隊の女性。明るく天然気質だが、他者のことをよく見ている。咲夜の友達であったが、【オリジン】との戦いに敗れ、命を落とした。


柳瀬 舞

 実直真面目な女性。足りない能力は努力で補う、諦めない才能の持ち主。重症を負いICUで治療を受けるも再起不能と診断される。


天音 夏希

 ショートヘアで小柄・ボーイッシュな見た目通り、強気でポジティブな女性。天性のアクロバティックムーブの才能を持つ。江南と共に咲夜と離別し『軍』を抜ける。


江南 唯

 メガネをかけたミドルツインテールで、知識豊富な女性。場面に応じた判断力に優れる。柳瀬の重傷により、『軍』に不信感を抱き咲夜と決別。天音と共に『軍』を抜け出す。


伊吹 加菜

 髪をポニーテールにまとめ、常にクールで凛とした女性。サブリーダーとして咲夜に付き従う。初めての戦闘で咲夜を見てから、彼女に心酔する。咲夜の心の傷を癒し、友人となる。

 作戦決行日当日。


 今回の作戦に参加する『軍』のグリッター、総勢3000名。


 当初五割を投入すると言われていた作戦でしたが、白夜が本格的に作戦参謀に参入してから見直しがなされ、必要最小限の人数にまで絞られました。



『大勢入ればいいって訳じゃないんです。相互の理解と連携、それから柔軟に戦えるスペースが必要なんですよ。だから皆さんが選んだ人達だとやり辛いんですよね。人数と選考はバランス良く選出したいので私がやり直しますね』



 白夜は私と違い幼いながら、意外とはっきりと言う子です。


 なので例え相手が『軍』の上層部であっても臆せず言います。


 流石に自分達にまでここまでハッキリとダメ出しされるとは思わなかったのか、その時は全員度肝を抜かれたような表情を浮かべていたそうです。


 あの満影さんでさえ、その時は人目も憚らず大声で笑ったそうです。


 最初はメンツに拘った上層部が拒否したそうですが、これを満影さんが一蹴。


 黙って従えの一言で黙らせたそうです。


 白夜が集め、白夜が組み立て、白夜が練り上げた作戦、及びメンバーによる『オリジン』殲滅作戦がついに始まるのです。


 そして今、その作戦実行直前の決起集会が開かれ、白夜は全員の前に立っていました。


 私もお医者様に許可をいただき、車椅子での参加をしていました。



「あぁ……ええっ…と……」



 白夜にとってその前哨戦。


 集められた全員の前で話をすべく前に出たものの、流石に緊張しているのか、なかなか発言することが出来ませんでした。



「えと……今回の作戦は、えぇっと皆さんのお陰で成り立つことが出来ていまして……そ、その作戦指揮の役割を私が担うんですが…え〜…」



 他人のためにならどこまでも強気になれる白夜ですが、自分のことになると弱気になってしまうのが白夜の悪いところであり良いところです。


 自分に対して謙虚なのです、妹は。


 ですがこれは一世一代の大規模な作戦。


 このままでは士気にも関わってくるでしょう。



「(適材適所…ですね)」



 私はゆっくりと車椅子を移動させ前へ進むと、妹の隣まで移動し、白夜からマイクを譲り受けました。



「…『メナス』の襲来から、早くも六年の月日が流れました」



 そして、妹の代わりに語り始めます。



「六年前の私達は、どこまでも無力でした。蹂躙され、殲滅され、生まれ育った地上も一瞬にして制圧されました」



 私の話を聞き、ここにいる殆どの人がその当時のことを思い出し、悲痛な面持ちを浮かべました。



「そんな折、私は突如謎の光の力に目覚めました。『メナス』に対抗し得る力を手にし、戦い続け、少しずつではありますが、仲間や友人も増え、やがて奪われた地上を奪還するに至りました」



 全員の顔色が安堵や歓喜のものへと変わって行きましたが、私はそれを阻むようにして次の言葉を発しました。



「ですが失ったものも多く、そして大きかった。地上奪還での作戦では、多くの『グリッター』の死者を出し、そして私は、人生で初めて出来た友人を亡くしました」



 奈緒の存在は、今も受け継がれ多くの人に知れ渡っていました。


 だから、この話をした時、本人は知らずとも悲しげな面持ちを浮かべる者は多くいました。



「私は…怒りに明け暮れました。心配し、支えてくれていた仲間を蔑ろにし、復讐心に駆られました。そしてその結果私は、仲間を失いました」



 近くで加菜さんが違うと言わんばかりに首を張りましたが、私はそれを微笑んで制しました。



「あの時から、私は大切な何かを自分の中から失ってしまいました。人を思う心、信じる心、理解する心…私は結局、一人で何かを果たすことはできなかったのです」



 自慢ではありませんが、私は『グリッター』の中では伝説的な扱いをされています。


 その私が目の前で重苦しい話をしたために、全員がその表情に影を落としていました。



「そんな私を、友人である加菜さんはずっと支え続けてくれた。こんな私を、妹の白夜はずっと理解し続けてくれた。そして、こんな私を、貴方達はずっと信じ続けてくれた」



 続けて紡がれた言葉に、ひとり、また一人と顔を上げ、私を見ます。



「私一人で出来ることなんて少ない。だからこそ、今貴方達の力が求められています。貴方達の支えが必要とされています」



 全員の目に、強い意志と闘志の光が灯っていくのを、私はヒシヒシと感じていました。



「敵は強力無比の【オリジン】です。一個体の強さは私でさえ敵わない強さとなっているでしょう」



 「ですが」、と私は続けます。



「私に限らず、ヒト一人で出来る事などたかが知れています」



 私は一度間を開け、白夜の方を見ました。


 すると、自然と視線は白夜はと集まっていきました。



「ここにいる私の妹白夜は、貴方達を束ねあげ、団結させることで、【オリジン】でさえ上回る力を手に入ようとしています。友情、絆、信頼…彼女は私達が培ってきたものを最大限に活かす術を持っています」



 一人、また一人と、この過酷な戦いを生き抜いてきた彼女達は頷きました。



「私達の強さは繋がりの力です。絆は、【オリジン】にも負けない。団結すれば【オリジン】をも上回れる。私達が育み、培い、積み上がっていった繋がりは、ヒトの持つ叡智であり、本質でもあります」



 一同の視線は白夜から外れ、隣、前後と仲間達同士で繋がれ、そして強く頷き合いました。



「私は怒りに飲まれ、その強さを自ら手放しました。失うことを恐れ、人と距離を置き、信頼することを放棄しようとしたのです。その結果がこの身体(これ)です」



 包帯で全身を固められた弱々しい身体を、私は敢えて全員に見せつけました。



「ですが、貴方達は違います。繋がりを強固なものとし、戦う術を手に入れ、成長してきた。あとは立ち向かうだけです」



 私の言葉とともに、彼女達の身体に力が、そして心に闘志が燃え上がっていきます。



「【オリジン】に勝つことが私達の勝利ではありません!!生き抜くことこそが私達の本当の勝利なのです!!」



 グッ…と、大多数のヒトの拳が握られる音が聞こえてきました。


 そして、次の発言が、私からの最後の発破となる言葉です。



「さぁ!答えなさい!!私達が戦う意義は!!」

「「「生きるために、立ち向かう!!」」」



 もう、誰一人【オリジン】を恐れる者はいませんでした。


 戦士として円熟し、確固たる強さを手に入れた彼女達ならば、必ずこの作戦をやり遂げることが出来るでしょう。



「姉さん、ありがとう。やっぱり姉さんは凄いや」



 白夜だけは、僅かに自信を喪失したような表情でしたが、私は直ぐに妹にも言葉を授けました。



「私の役割は、人の前に立ち鼓舞すること。人の心を奮い立たせることです」



 私は車椅子を押し、白夜に近付くと、ソッと彼女の胸に手を当てました。



「そして、貴方の役割は人の上に立ち、指揮し導くことです。ここから先は、貴方にしか出来ないことです」



 私の言葉に、白夜の後ろに立つ加菜さんがフッと笑みを浮かべられました。



「頑張りなさい白夜。貴方にしか出来ないことを、貴方の使命を、果たしてきなさい」

「お姉ちゃん…うん、絶対にやり遂げてみせるよ!!」



 白夜は完全に自信を取り戻し、私に背を向け歩み出しました。



「白夜を……妹を頼みます、加菜さん」

「はい。命に代えてもお守りします。そして、作戦の遂行を」



 妹のことを友人に託した私は、加菜さんと握手を交わしました。


 ふと、加菜さんは私の腰に備え付けられた袋に目を向けると、とても悲しげな表情を浮かべました。



「咲夜さん…私は…」

「良いのです。これは私にとっても必要なものです。だから、貴方も()()を用意してくれた。でしょう?」

「でも……それでも……」



 自責の念に駆られる加菜さんの手を、私はより一層強く握りました。



「では、()()を使わなくて済む成果を、そして結末を。貴方達ならきっと出来ます」

「ッ!はい、必ず。そして、貴方の元に戻ってきます」



 加菜さんはより一層覚悟を強くきめ、私の手を握り返しました。


 そして、先に歩く白夜のあとを追いかけていきました。



「…私に出来ることは、あとは祈るだけ…信じています、白夜、加菜さん」



 車椅子の上で、私はそっと手を重ね、信じもしていなかった神様へ祈りを捧げました。


 その手に、小さな小袋を握り締めながら…






●●●






 いよいよ作戦は決行されました。


 私は当初病院へ戻ることになっていましたが、あれ程発破をかけた以上、現場に留まるべきだと思い、モニターが設置された部屋へと移動しました。


 本作戦に於いて、白夜が最初に頭を悩ませたのは、【オリジン】の居場所の特定だったそうです。


 これまではあくまで『メナス』が襲撃してきた際に出撃し、撃退するのが従来の形でした。


 今回はそれとは真逆。出撃して襲撃する必要があったのです。


 そこで、復興した科学技術の権威の方と話し合いを重ね、この問題の解決にあたったそうです。



「これは、『メナス』が放つ特殊なパルスを計測する機械。と言ってもまだ未完成品で、ハッキリと観測出来るほど精度はない」



 これは現代の科学会きっての天才、宇垣 レナさんの説明です。


 今回の作戦において、最も貢献してくれた一人が彼女だったそうです。



「が、【オリジン】程強力な個体なら別。アレの放つ電磁パルスは別格で、通常の機械なら側にいるだけで壊れかねない程強力。逆を言えば、それを計測するのは難しくないわ」



 簡単に言ってはいますが、その特殊なパルスを観測するための解読一つでさえ、世界中の科学者が挫折した内容です。


 それをいとも容易く成し遂げたのですから、まさに天才です。



「難しく考えすぎなのよ、世間の科学者様は。まずは結果を見て受け入れる。それから理論付けていけば良い。理解できないものを理解できるようにする、それが私の科学よ」



 あの方はどこまでもクールで、独自の世界観ながら確固たる自分を持っている方でした。


 彼女はこれからの日本を、いえ、世界の再建を担う方になるでしょう。



『…【オリジン】、捕捉しました!!』



 モニターに備え付けられた通信機から声が響き渡ります。


 その声の通り、モニターには【オリジン】の姿が映し出されていました。



『作戦第一段階、開始!!』



 次いで叫ばれた声は、白夜のものでした。


 その声と同時に、捕捉後周囲を囲っていた第一部隊の面々が攻撃を開始しました。


 元々『メナス』は人間の存在を感じ取れる能力を兼ね備えています。


 【オリジン】もその能力は有しており、通常の個体よりもその感度は遥かに高いでしょう。


 その為か、急襲となった攻撃にも対して驚いた様子は見られませんでした。


 そもそも【オリジン】は強さだけでなく、外皮の硬さ・厚さも桁違いです。


 通常の『グリット』では効果はなく、攻撃的な能力であった柳瀬さんの『鉄拳制裁(ザ・インパクト)』でさえ、【オリジン】の前では無力でした。


 私が以前、白夜の作戦に懐疑的で、人の『和』の強さを理解しながらも【オリジン】の『個』が勝るとしていたのはこの為です。


 この考えを改めさせられたのは、日本が世界に誇るもう一人の天才、そして本作戦のもう一人の功労者、三苫 霞(みとま かすみ)技術長による貢献が理由です。



「要は通常兵器じゃ効果がないわけでしょ?そんで、咲夜(アンタ)の攻撃は効果があるわけじゃん?そんならさ、それをベースに考えて、『グリッター(アンタら)』の力を使用した武器を作ればいーんじゃん!」



 クールな宇垣さんとは対称に、三苫さんはどこまでも豪快な女性でした。


 しかし、その腕は確かで、私達『グリッター』専用の武器を創り上げてしまったのです。



「まずは何でも試してみなきゃね!!結果はその後ついてくるよ!!トライ&アゲインだよ!!」



 ちなみに宇垣さんと三苫さんは顔見知りであり、犬猿の仲だそうです。


 というのも、結果ありきを前提にする宇垣さんに対し、結果は後からついてくるという考えの三苫さんとは考え方が真逆のためだそうです。


 そのため、『軍』の上層部が(己のメンツのために)最後まで渋りながら協力を依頼した際には即断ったそうです。


 しかし、白夜が『軍』に入団すると、二人に直接(二人はこの時真逆の地方に住んでいました)協力の依頼をしに行ったそうです。


 それでも尚二人は当初断りを入れたそうですが、あくまで仲間を守るために、と何度も何度も足を運ぶ妹の行動と熱意に心を打たれ、協力を約束したそうです。



「好き好んで協力するわけじゃないわ。でも、直向きに仲間を守りたいと言うあの子の心意気に比べたらくだらないことだと思ったのよ」

「正直アイツは好きじゃねぇよ?でもさ、私の技術力を信頼して、それをあくまで命を守るため、だなんて言われたらさ、その熱意に応えるしかないじゃんか!!」



 白夜の想いはどこまでも真っ直ぐです。


 だからこそ、難攻不落・二律背反と言われた二人を説得することが出来たのでしょう。


 人の上に立ち導く…ぴったりの格言ですね、加菜。


 さて、その効果が早速出ています。



【ウ゛…ア゛!?】



 これまでの兵器と同じと思って真正面から攻撃を受けていた【オリジン】でしたが、その想定外の威力に驚きの表情を浮かべていました。


 いま彼女達が扱っている武器は、彼女達のエネルギーを吸収して放たれています。


 【オリジン】に限らず、対『メナス』に唯一有効な攻撃手段である『グリット』のエネルギーを直接弾丸にしているため、少ないながらも【オリジン】にダメージを与えることが出来ているようでした。



【コ……ノッ!!】



 当然、ただやられているだけではありません。


 【オリジン】は力強く腕を振るうと、それだけで周囲一帯に強力な突風が吹き荒れました。


 肉体が強化された『グリッター』でさえバランスを崩すほどの強風を腕一本で起こし、【オリジン】は反撃に移ったのです。



【全員……胸ヲ貫イテヤル!!】



 【オリジン】の両目が怪しく輝きだします。


 しかし、バランスを崩しながらも、『グリッター』の皆さんは冷静でした。


 更に後方に控えていた別部隊が前衛の前に出ると、一辺30cm程の巨大な鏡のようなものを取り出すと、それぞれ各辺に繋ぎ合わせ、鏡は巨大な盾のように形を成していきました。



『《耐熱鏡》セット完了!!』



 その直後、【オリジン】からレーザーが放たれました。


 光速で迫るレーザーでしたが、彼女達がセットした鏡に直撃すると、それを貫くことなく、霧散していったのです。



【ナン…ダソレハァ!!!!】



 これこそ、宇垣さんと三苫さんの両名が協力して創り上げた最高傑作、『耐熱鏡』です。


 『メナス』の放つレーザーが、人間が作り出すレーザーと同質のものであると見抜いた二人は、それに耐え得る盾を創り出そうとしたのです。


 高い熱量に耐えうる材質と、鋭い貫通性に対応する素材をそれぞれ提案し出来たのが、鏡による反射盾でした。


 高い熱量に耐えうる素材を集め、鏡による反射で貫通性を抑えた武器は、その効果を遺憾無く発揮しました。


 お二人はまだまだ改良の余地があると仰っていましたが、人類はまた一歩新たな力を手にしたと言っても良いでしょう。



『第一部隊散開!!第二部隊!!攻撃しつつ誘導開始!!』



 白夜の指示に従いながら、更に後方に控えていた第二部隊の皆さんが攻撃を始めました。


 降り注がれる光弾を真正面から受け止め続ける【オリジン】の表情は苛立ちに加え、明らかに苦痛に表情を歪めていました。






●●●






『【オリジン】!!第一所定位置につきました!!』

『伊吹さん!!』

『はい!!《星の種・樹蔓スターシード・ウッドクリーパー》!!』



 攻撃陣が第三波まで移った後、地上のある位置にまで【オリジン】が誘導された瞬間、白夜の指示のもと伊吹さんの声が鳴り響きました。


 直後、【オリジン】が立っていた地面から無数の木の蔓が現れ、次々と巻きついていきます。



【ナン…ッ!?ジャ…マァ!!】



 一本一本なら悠々と断ち切れるものの、それ以上の速度で生えてくる蔓に翻弄され、【オリジン】は拘束されていきました。




『《 G . G . Bグランド・グリット・ボム》作動!!』



 その直後、【オリジン】を中心に無数の巨大な爆発が連続して起こりました。


 これは、言ってしまえば『グリッター』のエネルギーを使用した地雷です。


 未完成のため手動での起動が必要になりますが、威力は十分。


 それもあの数なら、私の攻撃にも匹敵するかもしれません。



【グッ…ギッ……】



 その効果は覿面でした。


 爆破の衝撃で蔓も吹き飛んでしまいましたが、【オリジン】の身体にも明確にダメージが確認されました。


 外面上の傷は直ぐに回復しましたが、【オリジン】が劣勢なのは明らかでした。



「(ここまでは完璧です白夜。ですがまだ作戦は序盤。詰めを焦らないで下さい)」



 モニター越しにも伝わってくる緊張感。


 私も無意識のうちに拳を握りしめていました。

※後書きです






ども、琥珀です。


ついに番外編が終盤に突入しました。

更新はなんとしても続けて見せますので、どうぞお付き合いお願い致します!


本日もお読みいただきありがとうございます!

明日も朝の7時に更新しますので宜しくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ