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Eclat Etoile ―星に輝く光の物語―  作者: 琥珀
The everything Origin Saga
222/481

ー Saga 22 ー

早乙女 咲夜

 『メナス』の襲撃により地下の施設へと逃げ延びた17歳の少女。英才教育により歳不相応の知識と身体能力を兼ね備える才色兼備。人類初の超能力に覚醒した。


早乙女 白夜

 咲夜の五つ下の妹。姉とは違い年相応の振る舞いを見せる。人の内心を鋭く見抜く洞察力を持つ。伊吹に取り入り、『軍』の指揮官として加入する。


泉 奈緒

 咲夜に次いで能力に覚醒した防衛隊の女性。明るく天然気質だが、他者のことをよく見ている。咲夜の友達。【オリジン】との戦いに敗れ、命を落とした。


柳瀬 舞

 実直真面目な女性。足りない能力は努力で補う、諦めない才能の持ち主。重症を負いICUで治療を受けるも再起不能と診断される。


天音 夏希

 ショートヘアで小柄・ボーイッシュな見た目通り、強気でポジティブな女性。天性のアクロバティックムーブの才能を持つ。江南と共に咲夜と離別し『軍』を抜ける。


江南 唯

 メガネをかけたミドルツインテールで、知識豊富な女性。場面に応じた判断力に優れる。柳瀬の重傷により、『軍』に不信感を抱き咲夜と決別。天音と共に『軍』を抜け出す。


伊吹 加菜

 髪をポニーテールにまとめ、常にクールで凛とした女性。サブリーダーとして咲夜に付き従う。初めての戦闘で咲夜を見てから、彼女に心酔する。

 【オリジン】との戦いから丸一日経った日。


 病室のベッドに座っていた私の部屋のドアがノックされました。



「姉さん、入って良い?」

「どうぞ」



 その声が妹のものであると分かると、私は入室を促しました。


 部屋に入って来た白夜は心配そうな面持ちで近くに置かれていた椅子に腰掛けました。



「その……どう?身体の具合は……」



 白夜に尋ねられ、私は全身包帯に覆われた身体を見ながら答えました。



「全治3.ヶ月程…だそうです。肋骨の骨折だけならまだしも、全身を打撲、複数箇所にはヒビが入り、流石に『グリッター』の治癒能力を持ってしても時間がかかるそうです」

「そう……なんだ」



 白夜はとても暗い面持ちを浮かべ、俯いてしまいました。



「……すいません。貴方の考える作戦が間近に控えている状況で、支障をきたすような失態を……」



 私としてはこの時、純粋に謝罪をしたつもりでした。


 しかし次の瞬間、白夜は先程までとは打って変わったような怒りの表情を浮かべたのです。



「どうしてそんな言い方するの!?」

「…え?」



 私は、何故白夜が怒っているのか理解が出来ませんでした。


 作戦実行の目処が立ち、決行まであと一歩であったことは事実です。


 そして、その作戦内容に勿論私も組み込まれていました。


 当然、【オリジン】に対抗するための要に近い役割を担う筈でした。


 しかし、この身体では今の私にその役割を担うことは出来ません。


 大勢の方々がこの作戦のために尽力し、協力し合って来ている中でこの体たらく。


 何より粉骨砕身で取り掛かって来た白夜に申し訳が立ちません。


 だからこそ、何の裏心もなく白夜に謝罪をしたつもりでした。



「……何故って…事実としてこれでは作戦が…」

()()()()()()()()()()()()!!」



 自分の膝を強く叩いて怒りを露わにし、白夜は目尻に涙さえ浮かべるほどの怒りの形相で私を見ました。



「私は……お姉ちゃんのことを心配してるの!!」

「…ぁ」



 ようやく、私は白夜が怒っている理由を理解しました。


 作戦の一因ではなく、妹は最初から、()()()()()私の身を案じてくれていたのです。


 もし私が逆の立場であったのなら、私も白夜と同じ反応をしていたに違いありません。



「ごめんなさい…私の発言が不適切でした…」

「…お姉ちゃん。お姉ちゃんは白夜にとっていつまでも大切な家族でお姉ちゃんなんだよ。もっと、自分を大切にして…お願い…」



 白夜は優しく、ソッと私の手に自分の手を重ねて来ました。


 暖かく、優しい温もりに触れ、私は再度自分の失言を強く後悔しました。



「(私はまた、妹を泣かせてしまった)」



 白夜を泣かせてしまったのはこれで三度目です。


 『原初の輝(イルミナル・オリジン)』に覚醒した初陣の時に一度。


 自分の心に整理がつけられず、未熟なまま心配してくれた妹に当たるような言葉をかけて一度。


 そして、白夜の想いに気付かず、いままた、一度…




「……お姉ちゃん、私やっぱり、指揮官には向いてない」

「…そんな」

「怖くなっちゃったんだ」



 そんなことはない、と言う言葉をかける前に、それを遮るようにして白夜は呟きました。



「ううん。分かっちゃった、って言う方が正しいかもお姉ちゃんが今、大怪我をしてる姿を見て」

「…何が分かったのですか?」



 私の手を握る白夜の手が、小さく震えていることに気が付きました。



「私の考えた作戦で…私の執る指揮で、大勢の人が傷付いて、そして命を堕とすかもしれない、ってことに」



 ギュッと、白夜の手に力が入ります。



「私は…お姉ちゃんがもう苦しまなくて良いように、いっぱい勉強をして、作戦や戦術を会得してきた。少しでも、お姉ちゃんの助けになれるようにって」

「白夜…貴方、そんな理由で…」



 いえ、そんな理由と言ってしまうのは間違いですね。


 先程と同じ。もし、私の立場が逆であったのなら、私も少しでも妹のためになることをしようとしたでしょう。



「でも、沢山の人と話しをして、沢山の人と仲が良くなって、私にとってこの作戦が、お姉ちゃんの為だけじゃ無くなった。一緒に戦う人全員を守るための作戦になったの。でも……」

「……その大勢の命を預かる、という事にプレッシャーを感じてしまったのですね」



 私の言葉に、白夜はゆっくりと頷きました。


 理解出来ないわけではありません。ですがそこまで追い詰められる程、私は悩んだことはありませんでした。


 私にとって、人の上に立ち前に進むのは使命であると考えていたからです。


 寧ろ失い、離れ、別れていく過程を経ることで、全てを背負うべきだと、私は考えるようになりました。


 ですが本来は、白夜の反応と考え方、感じ方が正しいのでしょう。


 今の私なら、それを理解することができます。



「白夜」



 私は握られた手の上に重ねるようにして、痛みで手を震わせながら、そっと乗せました。



「その思い、その感性はとても大事なものです。失いたく無い、守りたい。その想いこそが強さの原動となるのです」

「想いが…力に…?」



 今の白夜に、言葉をかけないわけにはいきませんでした。


 例えペテン師と呼ばれようと、妹を奮い立たせることが、今の私の役割だと感じたのです。



「貴方は私を守りたいと言い、そして今は仲間を失うのが怖いと思っている。全てを守る、それを実行できるかどうかの結末は貴方自身なのです。失いたく無い、守りたいからこそ、貴方が動かなくてはならない」

「分かってる。でも……怖いの……失敗した時が怖いの……」

「では、その想いを素直に伝えなさい」



 私の言葉を聞き、白夜はゆっくりと顔を上げました。



「【オリジン】は成長し、知性と『メナス』を従える力を手にしました。ですが、私達人間にあって、【オリジン】にはまだ無い強みが沢山あります」

「……それは?」



 私は小さく微笑むと、白夜の頬を両手で撫でるように触れました。



「私達人間には、想いを伝え、繋ぎ、紡ぐ力があります。人と人の想いが重なった時の強さは、【オリジン】をも退ける無限の強さの可能性を秘めているのです」

「人と人の想いを……重ねる……」



 私はそのまま真っ直ぐ、白夜の目を見つめました。



「ヒトの瞳は互いの想いを認める力が、ヒトの声は互いの想いを伝える力が、そしてヒトの手は互いの想いを繋ぐ力があります。だから、ヒトは強いのです」



 瞳、声、手、それら全てを使い、私は白夜に想いを届けました。


 そして、白夜もその想いを強く受け取ってくれたようです。



「……私一人じゃ無い。怖いのはみんな一緒。だから、私達は、みんなで手を取り合って進んでいく…想いを伝え、認めあって…」



 強い意志を取り戻した白夜の目を見て声を聞き、私は白夜の手を強く握りながら頷きました。



「ありがとう、お姉ちゃん。私、最後までやり切ってみせるよ。それで、みんなのことを守ってみせる」

「はい、期待しています。そして、貴方ならきっとやり遂げることが出来る。貴方にしかやり遂げられない。私は何も出来ませんが、想いだけは、貴方と繋がっています」



 白夜は目を瞑り、私の手の温かさとその強さを感じ取っているようでした。



「…よし!私、もう一度みんなと話し合ってくるね!」



 そして、白夜は力強く立ち上がり、カリスマ性溢れる元の白夜の姿へと戻っていました。


 白夜が部屋から出るのを見送り、完全に姿が見えなくなったところで、私は自虐的な笑みを浮かべました。



「……全く、自分に言い聞かせたい言葉ですね」



 人の心を、想いを、誰よりも理解できていないのは私だというのに、その私が妹に心を理解しろとなどと熱弁を振るうのですから、お笑い種です。


 戦う覚悟を決めておきながら、実際には戦闘不能となり、いよいよ私は役立たずです。


 私に出来ることはもう…何もありません。



「咲夜さん、伊吹です」



 と、そこへコンコンとドアノックする音が室外から聞こえてきました。



「どうぞ」

「失礼します」



 私の返答を確認してから、伊吹さんが入室してきました。



「一先ず、お元気そうで安心しました」



 伊吹さんの顔を見ると、安堵の笑みを浮かべられました。



「…無事、と言えるかは分かりませんけどね。全治三ヶ月。殲滅作戦に目処がたったいま、決行までに間に合うとは思えませんし…」

「…同じこと、白夜ちゃんに言いませんでしたか?」



 伊吹さんの言葉に、私はつい先程のやりとりを思い出しました。



「…はい。それできっちり叱られてしまいました」



 そう答えると、伊吹さんはやっぱり、といった表情で苦笑いを浮かべられました。



「こんな言い方は失礼ですけど、良い薬になったのでないですか?私がどれだけ言っても、咲夜さんは理解して下さりませんでしたし」

「…申し訳ありません」



 今思い返せば、思い至ることは沢山あります。


 奈緒を失い絶望していた時も、天音さんと江南さんと離別して自棄になっていた時も、そして、【オリジン】と戦って傷ついた時も、いつも真っ先に私の身を案じてくれたのは伊吹さんでした。


 そしてそれは、『軍』のためでも、戦力としてのためでもなく、ひとえに私自身を心配してくれていたのです。


 ある意味で、白夜よりも強く、そして長く……


 気付く機会なんて、いくらでもあったのに…



「あら、そう言えば今日はこの時間、作戦会議があるのでは?それも、上席者は出席必須の……」

「えぇ…ですから、今なら誰にも邪魔されず話せるかな、と」

「…ふふ、悪い人ですね」



 どうやら会議をサボられたようです。


 本来なら叱るべきなのでしょうが、彼女はその辺りはキチンと弁えている方です。


 私がとやかくいう必要は無いでしょう。


 伊吹さんは私のそばに寄り、そのまま近くの椅子に座りました。


 暫く続く沈黙。


 そこで私はふと気になったことを伊吹さんに訊ねました。



「そう言えば…伊吹さんは私の副官になる前から、私のことを知っているご様子でした。あまりにも実直に尊敬の念を向けて下さっていたのでこれまで深く考えては来なかったのですが、一体何故そこまで私のことを?」



 もっと早くから聞いておくべきことではありましたが、以前の私にはそこまで余裕がありませんでした。


 ですが、今は戦うことが出来ず、考える時間があります。


 ですから、気が付いた疑問を尋ねることにしました。



「……本当に、深い理由はありません」



 伊吹さんはその時のことを懐かしむような表情を浮かべました。



「私も含め、全員が『メナス』の脅威に怯える中、ある日モニターに迸る閃光が映し出されました。その光は瞬く間に『メナス』を討ち倒し、私の中でも希望の光となったのです」



 恐らく、私が『グリット』の力に覚醒した時のことでしょう。


 ()()()()、多くの人が私の光を称えてくださり、希望だと仰ってくれたのです。



「そして、その日からその()は、輝きを増しながら『メナス』と戦い続けました。恐れず、臆さず、どこまでも美しく…」



 ハッキリと私であるということは明かしませんでしたが、忌憚なく褒める伊吹さんの言葉に、どこかむず痒しさを感じてしまいます。



「歓喜に震えながら、私は同時にその光に強く憧れの感情を抱きました。()()()()()()()()()()()()、と。それから数ヶ月後に、その夢は叶いました」



 真っ直ぐ私の方を見直した伊吹さんの目は、羨望の眼差しと慈しみ溢れる瞳をしていました。



「本当に深い理由はありません。初めて見た時から憧れ、尊敬し、目標でもあったのです」

「…はじめての戦闘のあの日から、貴方はずっと……」



 伊吹さんは小さく頷かれました。



「私の及ぶ所ではない、という事は直ぐに気付きました。でも悔しくはありませんでした。届かないのならせめて貴方を支えたいとも考えていたましたから。そして、サブリーダーとしてその任に就くことが出来た時、どれ程嬉しかったことか…」



 その表情は、普段はクールな面持ちからは想像もできない程、まるで幼い子供のような喜びの笑みに満ちていました。



「子どもがヒーローに憧れるのと同じ理由です。私にとって咲夜さんは、理想の自分であり、英雄だったんです」



 どこまでも真っ直ぐ、どこまでも素直な理由でした。


 ここまで私に心酔して下さる理由になるのか、とも思いましたが、それは人それぞれ千差万別。


 彼女にとっては大きなきっかけであり理由なのでしょう。



「実際にあって失望することは多かったのではありませんか?」

「完璧過ぎる人に、羨望は集まりません。人としてどこか抜けているくらいの方が、親しみを覚えやすいものです。だからこそ、私達は貴方を()()()()と思い、それが()()なのです」



 自分の中で、伊吹さんの言葉がストン、と入り込んでいったのが分かりました。


 漠然と使っていた『仲間』という言葉。


 その意味が、伊吹さんの言葉によってはっきりと解釈が一致した気がしました。



「互いの欠点を補い、支え合うことこそが…仲間…」

「…そうです咲夜さん。それが仲間なんです。咲夜さんは以前、他者の心が理解できない事で悩まれていましたよね」



 それは今もですが…それは口にせず、私は頷きました。



「人の心なんて理解できなくて当然なんです。そもそも人の心は、理解する側と、理解される側がいると私は思っています」

「する側と…される側?」

「はい。咲夜さんと白夜ちゃんは、まさにこの両極端にいらっしゃると思います。白夜ちゃんは人の心を理解し溶け込むのが非常に上手です。だから、人の上に立って指示を出す司令官向きだと言えます」



 …成る程。確かに理解できます。


 というより、先程まで最も私が劣等感に苛まれていた箇所です。


 やはり、あの子は私より遥かに優れた子なのでしょう…



「対して、咲夜さんは人の心を奮い立たせ、鼓舞するのが非常に巧みです。ですので、自ら人の前に立って気持ちを纏め上げることに優れています。前線での部隊長や、戦況に沿った指示を出せる指揮官向きかもしれません」

「…え」



 伊吹さんの私の説明に、私は困惑しました。



「それは…つまり?」

「簡単に言えば、咲夜さんは人に理解されることが上手ということです。自分の意思、想いを全面に押し出し、どこまでも素直であるからこそ、私達はそれを感じ取って理解し同調する。だから、私達は前に立つ貴方についていくのです」



 また、彼女の言葉がストン、と私の胸の中に落とし込まれました。


 あれ程苦しんでいた筈の問題が、こんなにもアッサリと解消されてしまったからです。



「…私は、理解する側ではなく、される側…」



 人の心が理解できないという点は、確かに私の短所です。


 ですが、自分の心を曝け出し、理解される事が長所であると考えたことはありませんでした。



「人の姿、在り方は千差万別。咲夜さんは咲夜さんらしく、貴方自身の強みを押し出していけば良いと思います」



 その言葉を皮切りに、私は目の前の視界が揺れ動きました。


 無意識に溢れ出る涙が、私の視界を歪めていたのです。


 私が長い間苦しんできたことが拭い去られ、代わりに奥底に沈んでいた、苦しかったという感情が溢れてきてしまったのです。


 私は脇目も振らずに涙を流し続けました。


 そんな私のみっともない姿を、伊吹さんは黙って見ていてくれました。






●●●






「お、お恥ずかしいところをお見せしました」

「とんでもないです。役得だと思っておきます」

「…もう」



 恥ずかしさから、私は頬が熱くなっていくのを感じていました。



「…だいぶ良いお顔に、いえ、()()()()()()表情になられましたね」

「…自分では表情は分かりませんが、心はだいぶ軽くなった気がします」



 私の言葉に、伊吹さんはとても嬉しそうに笑みを浮かべられました。



「…伊吹さん、本当にありがとうございます。貴方の長年の支えとお言葉に、私は救われました。貴方が居てくれて、本当に良かった」

「…ッ!良かった…貴方のお力になれて、本当に…」



 伊吹さんは目元に涙を浮かべながら、とても嬉しそうに呟かれました。



「…私にできることはこの程度です。ですが、咲夜さんさえ良ければ、これからも貴方の副官として…」

()()()



 私のまさかの返答に、伊吹さんは身体を震わせました。


 代わりに私は、彼女の手に自分の手を重ね、かつて私の友人から贈られた言葉を、今度は私が伊吹さんに届けました。



()()()()、これで私達はお友達です」



 加菜さんは驚きの表情を浮かべた後、私の手と顔を交互に見た後、やがてボロボロと涙をこぼし始めました。



「あらあら…これでは、先程とは立場が逆ですね」



 涙を溢しながらもその表情はとても嬉しそうでした。


 そう、かつての私と同じように。


 私は数年前に友人を失いました。


 ですが、その絶望を、私はついに乗り越える事が出来たのです。


 新たに出来た友人のお陰で。






●●●






「咲夜さん、私は謝らなくてはならないことがあります」


「貴方と友人になれたことは、本当に嬉しくて、この上ない喜びです」


「でも私は、そんな貴方の想いを裏切らなくてはいけません」


「情けない私を許してください…薄情者の私を許してください…」



 そう言って加菜さんは、私に一つの袋を手渡しました。


 それは……

※後書きです







ども、琥珀です


ストックが枯渇しかなりまずい状況です


ネタはありますが時間がありません…(睡眠時間削ってもせいぜい一時間…)


でも五日更新はせめてキープしたいので、がんばります!


本日もお読みいただきありがとうございました!

明日も朝の7時ごろに更新されますので宜しくお願いします!

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