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後国王の中立国家造り  作者: 田山 蒼
街づくり編
5/18

第四素材 心眼の洞窟

俺達は『心眼龍』の住むといわれている「心眼の洞窟」といわれる洞窟にやってきた。

なぜわざわざこんなとこに来たかって?少し前に戻ってみようか。



それは数時間前の出来事なんだが……



異世界生活三日目の俺は、朝からスライムさんの【粘着】を使いかまどを作っていた。

出来たのは誰に見せても恥ずかしくない立派なかまどだった。

これがあれば鉄とかの加工も出来るし、料理も出来る。自分で作ったから達成感もあっていい。

すると……


〔スキル【作成上手】を取得〕


スキルはなんらかの行動をすればあっさり手に入った。

こんなにポンポン取得して大丈夫だろうか?

そんな心配をしつつも、スキル取得は嬉しかった。


かまどを使って鉄の加工を行い、鍛冶屋の作成に成功した。

これで防具だの剣だのには困らない。ということは、ようやく冒険に出られるってことじゃないか!?

早速、純度の高めの邪気石で剣・防具を作ってみた。


「うわーーーカッケーーー!!!」


【作成上手】の効果もあってか、輝く日本刀が完成した。短いけど。

やっぱりちゃんとした職人にやってもらわなきゃダメだな。誰かここに連れてこれればいいが……

とりあえずかまども出来たから残りの時間は食料探しにでも行くか。


「スライムさん!!どこかに沢山動物いるとこない?」

「ああいいぜ!連れてってやるよ!!!」


でついて行ったら洞窟の入り口まで来ていた。

あれ??ここって〈心眼龍〉がいるやばい洞窟なんじゃね??


〔注意!! あなたのLvでは到底太刀打ちできません〕


表示も出て来た。

ということは……このスライム、俺殺そうとしてるんじゃね??

うわーないわ〜邪気石出してやってるのに~~~

だが早見 創汰 ここでここで逃げたら漢じゃない!!

だからあえてのってやるのだ。危なくなったら逆にスライム置いて逃げることにしよう。


「ここに動物がいるのか~~~入ろうぜ〜スライムさーん(威圧」






こうして今に至る。

この洞窟にはいたるところに邪気石があった。いや邪気岩って言ったほうがいいくらい大きい。

早速純度の測定を開始した。


〔……………純度80%〕


やっぱり純度が高い。ここにやばい奴がいるので間違いなさそうだ。

スライムさんはさっきからプルプル震えてるし。いざ戦うとなるとどうすればいいのやら。

すると持ってた邪気石が手の中に吸収されていった。


「うわぁ!!!!なんなんだよ!!!」

〔この邪気岩を吸収。スキル【素材創造】で出せる邪気石の最大純度が80%にUP〕


どうやら【素材創造】で出せるものを増やすには、自然にあるもの取り込むことで増やせるらしい。

でも今!?どっちにしろここまで来たんだ。行くしかないか。

進むごとに龍の声が大きなってくる。


「こいつだよ……『心眼龍 オルドヴァ』……」


圧倒的な存在感に動けなかった。


「久しぶりの客人だな。いいだろう!!!我を倒してみろぉぉぉ!!!!」


こいつはヤバイ!!

今のLvじゃ叫んだだけでK.Oだよ絶対!!ここはゆっくり逃げようかな。

創汰とスライムさんは後ずさりした。


「おいお前ら!俺は心の中を見抜くことができる!!お前ら………逃げようとしてない??ねぇ。」

「はい………だって戦ったって勝てる気しないし……」

「もっと自信持てってー。こっち何百年間ぐらい誰もこなくて暇だったのよ〜。」


結構話しやすい奴やん!!でも聞く感じ悪いやつではなさそうなんだよなー。


「じゃあ戦えないのは分かった。俺だってそんな卑怯ではない!!……心の中を見る限り君達は食料に困ってるとか?」


おお!!助けてくれる系だ!!やっぱ見かけで判断しちゃいけないな!!

怖くても中身を見ないと分からんもんだわ~~~


「助けてくれるんですか?」

「いいよ暇だし。仲間になってもいいけど?」


龍仲間にしてもいいのか!?しかも結構伝説級の奴!!この世界ゲームバランスやばいんじゃねえのか?

まあとりあえず、仲間になってくれるのは色々とありがたいしな。


「じゃあよろしく。」

「あぁ!!」


とまあこんな感じで、スライムに続き、伝説級の龍、『心眼龍 オルドヴァ』を仲間にした。

食料問題を解決してくれるっていうんだけど、多分こいつのせいなんだよな~。そんなことを内心思いながらも、仲間が増えていくことに楽しさを感じた創汰だった。


「じゃあ行くか!!」




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