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後国王の中立国家造り  作者: 田山 蒼
街づくり編
2/18

第一素材 【素材創造】とは?

意識が朦朧としている。

何があったんだっけか?確か死んだんだっけ?

おお……死んでしまうとは情けない。じゃなくって。

んー……そうだ。転生したんだった!!!確かあの女神さんとあって……

んー……となるとここはどこなんだ??俺は今どうなってるわけ??

頑張ってみると腕が動いた感覚がした。

おお動くぞー!まずは周りの様子を確かめてッと……

手探りで周りを探ってみた。硬いものに当たった。

石……かこれは?

ちゃんと触ってみると、この手触り「石」である。

となるとここは……外?

目をカッと見開き、ガバッと起き上がり周りを確認した。まだ頭痛がする。

周りは森だった。


「なんでこんな場所に……あの女神、もっといい場所あったんじゃねえのか??」


上を見れば青々とした空が広がっていて、鳥のさえずりも聞こえる。

とりあえず落ち着こう。まずは生活できる環境を整えないと………


〔……セーブが完了。〕


「うわっと……」


テレテレテレとかいう音を立てながら、急に目の前にゲームコマンド的な表示が現れた。

なんだこれ?触ってみると手はすり抜けた。


〔あなたの現在の取得済みスキルは【素材創造】〕


そう表示されると、プツンと消えてしまった。

なんなんだろう。まあまた必要な時には出てくるだろうな。ビックリはさせないでほしい。

とりあえず【素材創造】だっけ?使い方覚えておかないとな。

んー分かんないなー。


〔【素材創造】……〕


「うわぁぁあ!!!!」


叫ぶと表示はまた消えた。

さっき言ったことがわからないのか?驚かせるのは反則や!!!

機械っぽいから感情とかないのかな。

まあ出てくるの文字だけだからあってもあれか。


「すいません。もう一度お願いいたします。」


〔【素材創造】手のひらを前に出して、欲しいと思った素材を考えると、考えた素材を創造できる〕


結構便利なようだな。早速やってみるか。

えっと手のひらを前に出して……んーじゃあそうだな…………

それじゃ、「木材」!


目の前が光った。

ゴトン!!!と音がして地面をみると、木材が置かれていた。

おお〜、だったら他にも色々試してみるか!!!


創汰は出せるものを全部出した。

これでわかったことがあった。このスキルでは上級素材は出せないという事。

あとこの世界にしかない素材が存在すること。

とりあえずこの光っている石、調べたいな。

んー……そうだ!表示に聞けばいい。


「表示さん、この石は何?」


〔「邪気石」魔物から漏れ出た魔力を吸収して出来た石。主に魔物の住処にある。

純度が高いほど近くに強力な魔物が生息している可能性がある。」


なるほど。純度とかもあんのか。みただけでわかったらいいのにな。


〔……スキル【超速解析】入手。「邪気石」の純度などの様々なことが目で見ただけで分かる〕


え……?なんかゲットしたんだが……

試しに「邪気石」を見てみると〔純度50%〕と表示された。

おお!!便利だ!!

確認したらどうやら【素材創造】では純度50%までの「邪気石」が出せるらしい。

今はでも必要ないかな。





そんなことがありながらも、【素材創造】で出た木などで家を作ろうとした。

街を探そうとしたけど、一向に抜け出せそうにないので仕方なくだ。

でも元々作ることに関しては得意なのだ。大丈夫だろうと頑張ってみた。だが一つ問題があった。

工具がない!!

そうだ。どれだけ素材があっても工具がなければどうしようもない。せめて接着できるものとかあればいいんだが……。

頑張って【素材創造】で出した糸とかで、木と木をつなげたがグラグラしていつ倒れてもおかしくない。

はぁ……このままじゃダメだ!!!





異世界生活1日目。

食事もできず、家もない。

なんとか創造した布とかでテントぐらいは作れたのでそこで寝た。

明日どうしよう。作るものも沢山あるし……。とりま明日は食料調達となんか木をつなげられそうなものを探しに行くか。

この先ちゃんと生きていけるか心配になった1日だった。


その時、木の陰から赤く光った目がテントを見ていた。

その時まだ知らなかった。創汰は自分が狙われている事に。




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