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ANASTASIA  作者: 桜依 夏樹
Dear Moonlight 流星編
67/133

1-54 雪降る夜



 彼女と初めて逢ったその日は、春の訪れを感じさせる風の強い日だったのを今でも覚えている。


 右も左も分からない異世界で誰も知らない生活を始めた"俺"は、できるだけ他人と面と向かって会って話すことだけは控えていた。

 家を出るのは誰もが出掛けた後であろう昼間で、帰ってくるのも誰もが眠るであろう深夜帯。

 他人と関わることが恐ろしかった。

 いつか裏切られるくらいなら最初から、と思うと自然と諦めることは簡単だった。

 そうしてゆったりと月日は流れ、無二の友の気配を夜の片隅に感じなくなる程度には孤独に慣れ始めたその日のこと。


「わっ」


 ──偶然だったと思う。

 左隣から驚くような声がして、こちらも一歩退いてしまった。

 同世代……ではなく、少し年下くらいと思われる少女がビックリした素振りで"俺"をじっと見つめ、なにかと思えば急に寄ってきたのだ。


「もしかしてお隣さんですか!? お隣さんですね!?」

「……あ、あぁ」

「わぁぁ!! お、お母さーんっ! す、すす……すごいイケメンさんが!! 目の前に!!」


 多分なにも考えていない。

 誰も住んでいないと思っていたであろう生活感のない扉の奥から現れた"俺"にどこまでもまっすぐで純粋な反応を見せた彼女は、今より幾分か幼かった記憶がある。

 ──ただ、あの頃の"俺"にとっては全てが敵だった。

 花のように美しい心さえ、こちらを視界に収めたなら恐怖の対象で目を離せば逃げ出せる自信もあっただろう。

 しかしできなかった。

 今はどうあれ、このとき──もしかすれば最初から、"俺"は彼女に恋をしていたのかもしれない。

 …………それが、白鐘華恋(しろかねかれん)との出逢いの記憶だ。



 ────関東地方、都市部でも明日未明から大雪の予報。昼のうちに対策を。

 ニュースアプリのトップに表示されているのはそんなありきたりで外れる確率の方がやけに高い信憑性のない天気予報だ。

 確かに今日は雪でも降りそうなくらいに寒い。

 だからと言ってそう易々と降らないのが都会の雪の難儀なところなのを忘れちゃいけない。毎年ながらその予測を信じた子供たちが何万人裏切られたか。

 ともあれ、すっかり冬の様相を呈する寒空は灰色の雲に覆われて、今にも雪か雨が降り出しそうな冷たい空気につんと刺されたみたいに頬が反応し、月見一颯は分厚いコートを始めとする防寒具一式で暖められた全身をぶるりと震わせる。

 駅前は仕事始めのサラリーマンが師走はとっくに過ぎたのにも拘わらず忙しそうに闊歩し、反面、まだ冬季休暇中のためか学生の姿は少ない。

 じゃあ彼女は何故こんな時間に宛もなく外を出歩いているのだろうか?

 それはもちろん、乙女の秘密というものだ。

 微妙に薄暗い朝の部屋からカバーを被せたような空をぼんやり眺めてメランコリーな気分になるよりも、実際に外を歩いて空気を吸った方が見えてくるものがきっとある。

 ──本日は1月4日。三が日が終わり、残る僅かな休暇を勉学や運動ではなく無駄に散歩で費やすのはどうかと思うだろうが、彼女にはどうしてもじっとしていられない理由があった。


 梓塚に異形が現れ続ける限り年中無休を自称するオリオンは年末年始も諸々の調査に勤しんでいたが、ある出来事を書き記していた一冊のノートを念入りに確認していた。

 そもそも彼は今まで異形の出現ルーチンを記憶はしていても記録はしていない。

 感覚として午前1時前後を目処に出現が途絶え、何故か月末だけは3時から5時くらいまで現れることがある──というのを判っていたのだ。

 では大まかにしか記憶していないそれらをノートに記録し本格的な統計を取れば、明星黒幕説を確実性を示す一番の証拠になるのではないかと璃音が提案し、今に至る。

 まずその当たり前だと思っていた違和感を指摘されたのが11月の初頭。

 深夜12時から出現が開始するのは昼にアトラスが現れてからも変わらず、現れる際に膨れ上がる異形の魔力反応が落ち着く時間帯だけを書き込み続けた。

 更には記録していた二ヶ月の間に璃音は明星の動向を調べていたのだが、驚くべき一致が判明したのだ。

 判ったのは午前1時や3時と言ってもぴったり収まるわけでなく、55分頃とか妙に疎らで────深夜なのも相まってまるで就寝時間のようにも見える。

 ……まぁ実際にその通りで、半月前から記録していた明星の就寝も大まかながら一致したのだった。

 やってることがもうストーカーの領域ではあるが、オリオンは一颯に納得させようとそれなりの努力をしている。事実、彼女も何度か璃音に同行したため多少納得せざるを得なかったのだ。

 そして冬休みの間、教師も学校に来ないこの年末年始に生活リズムが変わるだろうと踏んだ二人は念話で常に情報交換し合い、裏付けをとったところで迎えた三が日明けに、彼らは襲撃を決行すると決めた。


 一颯には覚悟がない。

 だって、仲の良い友人や恋人にこれから貴方の知り合いを殺しますと宣言されてあぁそうですかと平然としていられる人間はそうそういない。いや一人いるけども。

 結局夜まで落ち着いていられる自信がなかったから彼女はこんな無駄な散歩に出てきたのである。

 今のところ久々に一人になれたおかげか、ちょっと気楽になれた。

 しかし夜は誰も待ってくれない。時計が進み、日が落ちてしまえばすぐにでもやって来る。

 "これからどうしよう"。

 帰れば両親がいるが、残念ながらこんな異常事態を相談できるはずもない。華恋に話そうものならそこから璃音に渡る可能性もある。

 白く主張するため息を吐き出し、肩を下ろしながら今後の予定を思い浮かべ……。


「あら、月見さん」


 偶然にも明星の同業者に出会ってしまった。





「お待たせしました、バニラパンケーキベリーソース添えのお客様」

「あぁはい、私です。そっちは彼女に」

「かしこまりました、トリプルチョコレートパフェでございます」

「あ、ありがとうございます……」


 一颯が偶然町中で会ったのは星宮高校教諭の高町黒枝だった。

 曰く、日用品の買い出しに出てきたらしい高町は会って早々に有無も言わさず一颯をファミレスに引きずり込み、好きなスイーツを注文するよう言いつけたのだ。

 当然年上で教師の彼女に奢られるなんてとんでもないと断ったが残念ながら高町は相当の頑固者らしく、頼まないなら私が頼んだついでに食べてと強引に押し付けたので、仕方なくなるべく安いものを選んだ──はずなのに、何故かサイズと値段が高い方になっている。

 抗議しようと顔を上げたが、高町は器用にパンケーキを一口大に切って口の中に放り込んでいたせいで話し掛けづらかった。

 パンケーキを咀嚼し飲み込んだ後、かつんとフォークを置いた彼女は、そんな待ちの状態の一颯の目をしっかりと見てこう問う。


「さて、どうかした?」

「へ?」

「すごく深刻そうな顔をしていたから心配で、甘いものを食べて落ち着いたらいいなと思ったの」

「そうだったんですか……いや、特になにも……」

「本当に?」


 一般人の彼女に洗いざらい話せる悩みなんてなにもない。……あるけれど、それを話すことはできない。

 信じてもらえなければ一颯はただの頭がおかしい子か、妄想癖かで括られてしまう。

 でも、それでも──彼女の真剣な目を見ると、嘘はつけない。


「……もし、優しいと思ってた知人がすごく悪い人で知らない誰かを平気で殺したりする人だって、友達に言われたらどうしますか」

「それは……」

「変なコト聞いてごめんなさい。私は信じられないけど、友達にとってはもう隠しようもない事実らしくて、あんな気さくな人がそんなことするわけないって思ってるから……どっちも信じられないんです」


 オリオンを信じてあげるのが普通かもしれない。

 しかしあれから何度か顔を合わせ話をした明星が黒幕と言うにはやはり、優しくて信用できすぎた。

 星宮祭に訪れたなにも知らない無辜の命を踏みにじり、雪子たちをも平気で食い散らかして、宵世界に混乱を招くなんてできるわけないと未だに思えるからオリオンが信用できない。とても歯痒いことだ。


「そうね、気持ちは分かる。だから()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

「えっ?」

「お友達は信じないかもしれないけどね。というか、貴方が信じられないんだからお友達が信じなくてもいいじゃない。それぞれが信じられるモノだけを信じるの」


 高町が言いたいのは、お友達=オリオンが信じられないなら一颯もなにか持論を主張すればいいということだ。無論証拠はないし、彼らは信じないだろうが。

 もしかしたらそれが真実になり得るかもしれない。嘘から出たまこと……とは違うかもしれないが、近いものがある。少なくとも証明さえされれば虚偽ではなくなるわけだし。


「でも、少しでも疑う気持ちがあるなら警察に通報するように。危ないから子供だけで取り扱ったりしないのよ」

「あ、まぁそうですね……」


 尤もな反応をされて逆に緊張がほぐれた。

 残念ながら警察にはどうやっても解決できないことを除けば至極当然の措置を促していると言えよう。


「まぁまずは食べましょう! 溶けたらタイヘンよ、ほら」

「えっ……あーっ!」


 やたらと暖房が効いたファミレスだとは思っていたが、あまりにも効きすぎていたらしくあっという間にチョコレートアイスがどろどろになっていく。

 慌ててスプーンを刺し込んだがもう遅い。グラスを滴り落ちるチョコソースはまさしく1分前にはまだアイスだったもので、ウエハースに乗せられた上部のものはすでに半分はお亡くなりになっている。南無。

 ひたすらアイスやクリームを掬っている内に明星に関する話題は一旦思考から消えていた。

 本来ならあまりいいこととは言えないが、今の一颯にとってはそれはそれでよかったかもしれない。

 彼女は彼女で自分だけが信じるものをいくらでも持てる。だから今だけは、全部忘れて普通の女の子でいればいい。


 ──そうして穏やかな冬の一日は終わり、時は流れ、星も雲に隠れた夜に真白い雪が降り始めた。


「いいか、作戦を伝えるぞ」


 黒弓家の一室に集まった三人は深夜帯にも拘わらずばっちり目が冴え、テーブルに広げられたノート類を璃音がペンで指しながら作戦会議を始めようとしているところだ。

 だが作戦と言っても大したことじゃない。

 最近の明星の就寝時間は午前12時30分から10分以内なので、今日も同じくらいだろうと推測し、彼が今住んでいるアパート周辺のマンションにて別々に待機。

 彼が起きているか眠っているかはアパート周辺に仕掛けた結界で生命力の流れを感じながら判別することになるが、問題なく作動することは確認済みなので気付かれてはいないだろう。

 完全に就寝したのを確認した後、璃音が()()()()()()()()()()()()()呪術魔法を一発見舞うのだ。


「でも魔力って生命力なんですよね? 普通の人だったらどうなるんですか」

「あくまで壊すのは魔力であって命を削るわけじゃない。魔力き転換できなくなるから魔術師としては再起できないが、別にその必要がない人間なら多少の腹痛と嘔吐で済む」

「結構エグいなオイ」


 魔法使いを擬似的な不適合者(ルーザー)に変える魔法──以前、彼は七の意思に対して「魔術師をやめる」と言って脅したことがあったが、この魔法を自分に使用すると言うことだったらしい。

 なお魔術師に放った際の変化は実に顕著で、まず吐血、その後体内に溜まった魔力が霧散するので二人にならその様子が視認できるとのことだ。

 それでも効かなかった、もしくは最後の力を振り絞り抵抗した場合はオリオンの出番。素っ首斬り落として終了である。


「完璧じゃねーの、こりゃ意外と早く終わるかもな」

「油断するな。いまだにヤツは謎が多いんだ、気付いたら殺されていたでは話にならん」


 ──一颯に手を出させない辺り、璃音は相当気を使っているのが誰にでも分かった。

 とりあえず彼女はオリオンと同じ、アパートから見て北側の二つ向こうの路地にある五階建てマンションの屋上で待機。璃音は彼の寝室がよく見える窓がある南側のすぐ近くにある同じ五階建てマンションから狙撃する。


「んじゃあとっとと行くぜ! イブキ、援護は任せた!」

「う、うん!」


 ミーティングを短く済ませ、準備を整えた一行……というかオリオンは真っ先に部屋を出て外廊下の柵を飛び越え、目的地に向かって屋根から屋根を駆けていく。

 真っ先に突っ込んで鞘走るとロクな目に遭わないのは当人も理解しているはずなのだが、性分なのだろうか。

 呆然としながらそれを見守っていた一颯は冷静に家の扉を閉めて、辺りに人がいないことを確認し、一息ついて好きな人の破天荒さを苦笑した。


「月見、ちょっと」

「なにか?」

「どちらでもいい、手を出してくれ」

「……どうぞ」


 璃音の突拍子もない言葉にドキリとしたが、相手は彼女持ちのトンデモ魔術師だと思い出して切り替える。

 そして彼は差し出された一颯の左手に同じく左手を触れ合わないギリギリの位置で重ね、銀色に輝く左腕からふわりと鮮やかに輝く魔力を練り上げる。

 あまりに眩しい光景に思わず目を閉じたが、次の瞬間その輝きは消えて、促されるまま目を開け握られた左手にある()()を一目見た。


「追想結晶、ですか」

「そうだ。一回きりの使い捨てだが、アイツとマーリンの追想武装を足したようなものだから、役には立つだろう」


 オリオンといえば物理攻撃が主で、たまに魔法を使うゲームなら戦士型だ。一方マーリンは全てが強力な魔法に頼る魔法使い型。

 じゃあ璃音はと言えば、弓による遠距離物理攻撃とこれまた非常に強力な魔法を連射する複合型になる。

 何が待っているか分からない最後の戦いでどちらも臨機応変に使うのは難しいだろうから、これで両面のメリットを駆使しオリオンを手助けしてやってほしいという。

 無論追想武装を使わずに終わるのが最良の結果だ。


「……華恋に心配されてしまった。早く終わらせて、安心させてやらないと」

「ちょっ全くあの子は、先輩の気も知らないで」

「あまりアイツを叱るなよ。悪いのは借りだなんだと引っ張り出している俺だ、本来ならもう戦うことはないと信じていただろうから」

「それってまさか……」


 きっと華恋は知っていたのだろう。それも一颯が彼の正体を知るずっと前に。

 なにがあったのかは彼らだけが知るところなので憶測の域を出ないが、なんらかの理由で璃音がこの世界の人間ではないことを知った華恋を、彼は秘密を知ったら殺すと明言した以上に愛していたのだ。しかも彼女も璃音が好きで、結ばれて──もう誰かを殺すために弓を持つことはないと誓ったのかもしれない。

 だから今、彼女は眠れぬ夜を過ごしているに違いない。早く安心させたい、とは恐らくそういうことだろう。


「これが終わったら身の振り方を考え直す必要があるな」

「そんなおじいちゃんみたいな」

「まぁ、それは本当に全て終わらせてからだ。まずは目先を片付けよう」


 彼の声は少しだけ優しげだった。

 オリオンにも話せない悩みを持っていたのは自分だけじゃなかったのだと、一颯は少しだけ仲間意識を持てた気がする。


 心を落ち着けたところで柵を越え、一颯はオリオンの後を、璃音はまた別の場所を目指して屋根やら道やらを駆け抜けた。

 途中で遭遇した異形たちにおかしな点はない。

 普通に交戦し、普通に倒し、普通に消えていく。いつも通りの光景だ。

 ──梓塚市浜津町と笹口の境目辺りに建てられた二階建てのオーソドックスな木製アパートは見えない結界に覆われ、璃音の目には薄く青い膜が張っているように視えた。

 所定の位置にスタンバイし、彼らも目的地に到着したのを確認した後にアパートの二階角部屋にある明星の自宅に視線を移す。


「……もうすぐ12時40分か」


 明星はすでにベッドで布団にくるまり、寝返りを打っている。ノンレム睡眠に入っているのも確認できた。

 準備さえできていれば仕掛けても問題ない。

 ────ただ、なにか嫌な予感がする。


照準固定(set)開始(standby)


 いいや、予感だけで足踏みしては朝はすぐにやってきてしまう。

 おかしな思考をさっさと払拭し、魔力を指先に込めて禍々しい黒の球体を生み出す。ゴムボール程度の大きさだがこれだけで十分呪いとして成立するので魔法というものは恐ろしい。

 雪降る夜は視界が悪く、狙いを定めづらい。

 それでも金色が揺れる瞳は窓際のベッドで眠る明星の頭部にターゲットを絞り、銃の引き金を引くように────。


「行け……ッ!」


 夜闇に紛れる崩壊の一弾を放った。







「ダメじゃあないか。生徒が、先生を殺そうとするなんて、悪い子だなぁ」







「なに……!?」


 黄金の輝きは瞬間的に男を捉えていた。

 普段と変わらぬスーツ姿、普段と変わらぬ貼り付けたような笑み、そして──自らに襲い来る巨大な異形の爪────。


 ──間に合わない……!!


 あまりに突然現れた"殺気"は未来視でギリギリを視るまで全く気付くことができず、直撃自体は回避したものの脇腹を抉られ、衝撃のまま地面に落ちていく。

 途中、念話を繋げた覚えがない二人の声がした気がしたが、彼の耳には全く入ってこなかった。


「これだけ嗅ぎ回られたら……いや、バレるように仕組んだんだから僕に辿り着くのは()()()()()だ。本当にお疲れさま、まずは一人消えたけど──さぁどうかな」


 男はさっきまで璃音が立っていた場所で嗤う。

 彼らの苦労は全て自分が仕組んだと自称し、そして最後に呆気なく殺される三人の姿を思い浮かべてゲラゲラと笑っている。


「じゃ、改めて自己紹介しようか。夜に会うのは初めてだから」


 そこには誰もいない。いないのに、舞台役者のような演技混じりに彼は頭を下げてただただ不愉快な笑みを浮かべたまま声を上げた。



「今世の僕は明星東(みょうじょうあずま)という人間……その正体は、かつて幻想として生きた竜──赤き邪竜ヴォーテガーンさ」






*明星(みょうじょう)(あずま)

私立星宮高校の新任教師。

今年で25歳で、年齢のわりには子供っぽくすぐにやらかすためよく叱られているが気さくなため生徒人気は高い。

その正体は梓塚の異形騒ぎの元凶にしてかつての"邪竜"ヴォーテガーンという男。

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