俺ってそんなに...
「ステータス確認はできたし、次は探索でもするかな。でも暗くて何も見えないな。どうしようかな。」
<パッシブスキル暗視を獲得しました>
無機質な声が頭の中で流れてきた。
「今のでスキル獲得できたのか意外と簡単だな。いや、スキルに熟練度減少ってのがあったし熟練度少なめでも獲得できるようになったのか。」
さっきの無機質な声が流れた後、視界が生き返ってきた。360度全てを見回せるような感じになっている。
「まぁ眼が無いし、そうゆうもんなんだろう。そんなことは置いといて、此処は洞窟かな?探索してみないと分からないか。」
一歩目を踏み出した瞬間に
<スキル歩行を獲得しました>
<レベルが上がりました>
<進化条件を満たしました>
<スキル進化先選択が発動しました>
一覧
•暇神
•スライム
•ゴブリン
•ウルフ
etc...
「何だこれ…まぁ確認してみるか。」
<鑑定眼発動>
暇神:暇だと思い、そして感じ、さらに暇を何とも思わない暇を超越し神になった者。暇という概念を司ったため上位神と同等、もしくはそれ以上の強さを誇るがこの種族になった者はあまり戦闘を好まなくなる。
スライム:ドロドロとした液体をかけ窒息死を引き起こす魔物。気をつければ村人でも倒すことができる。危険度F
ゴブリン:緑色の肌で薄汚れた魔物。どんな種族にも子種を植え付けることができる。女性の敵。初級冒険者の格好の的でもある。危険度F
ウルフ:集団行動をするためかこまれると危険度が増す。危険度E
他にも様々な者があるがこのような雑魚のような魔物にしか進化できないようだ。
「て言うか人間が無いのかよ。少しショックだな。てか、暇神なんかすげぇな単に暇なだけなのに...まぁこれ以外の選択肢はありえないな。」
涼紀は暇神になりたいと念じた。
<進化完了 暇神になりました>
<ステータスが更新されスキルが新たに獲得されました。確認してください>
「何かログ的な者が話しかけてきたような気がするが後回しにするか。」
『ステータス』
[ステータス]
名前 未選択
性別 男性
種族 暇神
レベル 0/測定不能
ジョブ なし
HP 測定不能/測定不能
MP 測定不能/測定不能
攻撃力 測定不能
防御力 測定不能
俊敏 測定不能
魔力 測定不能
魔防 測定不能
運 測定不能
<スキル>
進化先選択 Lv.1 高速思考 Lv1 並列思考 Lv1
神力 Lv1 歩行LvMAX. 暇p変換 暇p振り分け
<パッシブスキル>
経験値会得10000倍 必要経験値減少(極)
スキル獲得熟練度減少(極) 神眼 神の声
<称号>
暇人 暇を極めた者 冷静人 意味不明
無限の可能性を秘めし者 暇を超越し者
暇神
「ステータスが測定不能か、一気にチートだな。神力は何となくわかるが歩行と暇Pが意味不明だな。後、神眼と神の声だな。」
<鑑定眼発動>
歩行:陸で生きるほとんどの者が行うこと。原初にして原則であること。これを極めた者は歩くだけで経験値を得ることが可能。
暇P変換:暇をPに変換することができる。今までの暇や退屈も含む。未来の暇を暇Pに変換することで暇がなくなるような出来事が起こる。
暇P振り分け:ステータスやスキルに振り分けることで消費する。アイテムなどを創り出すことも可能な暇神の特権。
神眼:全てを見通すことが可能。神になった者に与えられるスキル。
神の声:知りたいことをどんなことでも教えてくれる声。
「チートだわぁ。今までの暇や退屈をPにできるんだっけ?やってみるか。てか、全然探索してねぇな。まぁ、後からでいいか。」
<暇P変換発動>
獲得暇P9834000000.....
「...俺ってそんなに暇だったか?」
<神の声発動>
(坂本涼紀のさらに前の前世を含む暇や退屈をPに変換しました。)
「おぉ!これが神の声か!」
(そうです。)
「成る程便利だな。俺の前世か、気にしても意味は無いし聞く意味も無いからいいか。」
「色々なことが終わったし。やっと探索できるな。よし!やるぞー。」