閣下と呼ばれて
未だにその呼ばれ方には慣れない。
きっといつの日にか慣れるだろうが、それは遠い未来のことだろう。
「閣下、いかがいたしましたか」
「いや、なんでもない」
ここは、宇宙革命軍が保有している惑星。
私はそこで、元帥の職位にある。
昔は三帥と呼ばれていたが、階級の統廃合の結果、元帥となった。
帥となると、閣下と呼ばれることが恒常化する。
将官では義務ではなかったから、ある意味特権であるのだろう。
今回私が呼ばれたのは、十大帝国への進撃方法の戦略立案をして欲しいということだった。
その辺りについては、私の得意分野だ。
「では、始めよう」
私が会議の開会を宣言すると、それからは敬称についてなんて脳裏から消え去った。