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第23話


晃は猛は用事があるといってショッピングモールから出て行ったため一人でぶらぶらとしていた


ほしいものが手に入り満足そうな顔をしてぶらぶらと歩く


しかし、めぼしいものも無く、早くこの漫画を読みたくて家へ早急に帰ろうと思った


電車は混んでいて家も近いので歩いてかえることにする


さらに小道を使うと早く帰れる


だが晃は実は怖がりなのだ


夕方で小道は暗くあまり晃は使いたくない


だから自分を鼓舞するため、ふと漫画に出てきたキャラのセリフを口ずさんだ


「やれるものならやってみろ!」


かっこよく決めた…と晃は思うがこんなことを言わないと駄目なくらいヘタレな自分にむなしさがでてきてしまいへこむ


さて、帰るかと思い顔を上げるとそこには黒い服を着た男が…


一体いつきたのだろうか


まるで最初からそこにいたかのように思えてならない


そう感じて首をひねりながら考える


だが、そんなことは些細なこと


すぐに家に帰るために路地を歩いた


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ケリーは思った


如月 晃はどうやら漫画を買ったあと家へ帰るのだろうと…


彼はショッピングモールを出て行った


だが、なぜ彼は電車を使わないのか?


俺は一応如月晃の人物情報(パーソナルデータ)は確認している


俺が思う限り、絶対に電車を使うのがいいのだが?


なんだこれは?誘われているのか?


しかし如月 晃はそんなことに気づいた様子なくショッピングモールから出て行った


ふむ、まぁ罠でもかまわない


とにかく追ってみる


一体どういう反応をするのかな?


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


如月晃を追跡しているといきなり路地に入ったところで立ち止まった


今、俺の気配はただ気配を消すのではなく回りの空気となじませている


そのため、たとえ俺の姿が見える位置にいても、よほど注意深く見なければわからないのだろう


だが如月晃はすぐにその場に立ち止まり、俺のほうを向いた


「やれるものならやってみろ!」


ほぅ、ここまで気配を希薄にし周囲と同化させても気づくか


こいつの気配察知能力は半端ないな


すぐに気配を溶け込ませるのが無駄だと思い、気配をあらわす


そして、手始めに近くに落ちていた石を高速で投げる


石はまっすぐ如月晃に向かっていき……かわされた


石が当たると思った瞬間、頭を数度傾け石を紙一重で避けたのだ


今、ここに如月晃とケリーの戦いが始まったのだ


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