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第19話

今日の如月晃は浮かれている


授業中にはずっと外を眺めていて、ご飯を食べているとき、箸から卵焼きがポロリと落ち、とにかくいつもと様子が違う


そんな晃を心配する相棒の猛


(いったいどうしたんだよ晃は?この前の事件は解決したはずだぞ…一体何を悩んでいるんだ?くそぅ、俺が晃の相棒なのに…)


猛はかなり深刻になやんでいるのだが実は晃、ただたんに眠かっただけなのだ


外を見るのは太陽の日差しを顔にあてて気持ちいから、卵焼きを落としたのも意識が散漫になっているからだ


だが、彼はあくびをしない(しても目立たないようにやる)ので結果として相棒(タケル)から勘違いされてしまったのだ


そんなこともあり学校から帰るのに猛も一緒に帰るといいだす


「相棒、今日は一緒に帰ろうぜ!ちょっとショッピングモールに行こう!」


「…あぁ」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


さすがだな


あの如月晃という者、ただ者ではない


俺がみっちりと仕込んできた部下5人にあいつを監視させてみたが…


あいつ、全部気づいていたとはな…


こちらがあいつを遠く―それも双眼鏡を使っての視認だったのにもかかわらずあいつは窓からこちらに目を向けてすぐに攻撃範囲から机の上に寝そべるような形をして逃れたとは…


ふむ、今回の獲物は楽しませてもらえそうじゃないか!



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ショッピングモールの本屋に向かう


今日は新しい漫画の発売日!


昨日の夜の徹夜状態も学校で回復し、絶好調となってきた


正直、テンション高すぎかも


猛とともに本の品切れが出る前に本屋へ急いで行きたいので通路に人ごみがいるにもかかわらず走っていった


だが、それが悪かったのだ…


やはり、急ぎすぎたのだろう


晃は人ごみを通過する際、バッグを人にぶつけてしまった…


結果、見事に当たった人はその場に倒れこんでしまった


やはりバッグの中に鉄アレイを入れていたのが悪かったのか


朝、学校来るときにいつもより重いと感じ、それが寝不足のせいだと思っていたのだが学校に来て開けてみたらビックリ!なんと奥底に一キロの鉄アレイが…


そして、倒れた者の姿を見た猛は目を丸くして驚き、そしていきなり難しい顔をして倒れた人を見ていた


「晃、お前は…いや、なんでもない、お手柄だったな」


なんのことだかよくわからなかったがなんか俺はいいことをしたらしい


そして、猛はちょっとこいつを連れて行くといってどっかに行ってしまった


ん~どういう状況!?


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