第17話
表と裏の関係、それは全てに対して言える
例えば、硬貨の表と裏、幸せと不幸の関係、表裏のある人間
もちろんそれは世界にもいえる
表の世界-いわゆる日々平和に過ごせる一般人の世界
裏の世界-闇にまぎれた世界、殺人なんか当たり前、国を裏から操るなど…
そしてその裏の中でも300年以上も前から続く組織「世界の闇」と呼ばれるものが牛耳っている
その組織に目を付けられたら死あるのみといわれているほどだ
組織には危険人物表と呼ばれるものがあり、そこに書かれている人物は組織に対して危険かどうか、この世から消すかどうかが詳細に記されている
Level1~Level3までで、Level3は抹殺対象に指定される
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「ケリー、日本支部の幹部の川田が捕まったそうだよ」
「まぁあいつは所詮そんなものだろう」
二人の男が話をしている
一人は白人男性で眼鏡をかけていて髪が目を隠すぐらいまで伸びている
そして数十台ものパソコンをものすごい速さでうっている
彼は「世界の闇」所属の極めし五人の一人、イーテン
もう一人は黒人男性でサングラスに坊主、そしてタバコをふかす男
「世界の闇」所属の極めし五人の一人、ケリー
彼らは日本に拠点を置いていた「世界の闇」の日本支部の幹部であった川田が捕まったことについて話をしていた
「第一、あいつはセーフティーの金を横領したので捕まったんだろ
ダサすぎるだろ
それにC-4も持っていたのに…馬鹿じゃないか?」
「ケリー、僕もそう思うよ、だけどもともと彼は幹部であって幹部じゃないみたいな感じだったんだけどね…もともと日本支部も、もしものときにあいつを駒にするつもりだったらしいし」
「なるほどね、それならしかたないな」
「だけど…ひとつだけ気になることがあるんだよね」
「ん?なんだ」
「如月 晃、彼があいつを捕まえたらしいよ、これを見て」
「危険人物表?…なんだこいつは?初期手配でLevel2だと?何かの間違いじゃないか?」
初期手配でLevel2というのは珍しく、ケリーの興味を誘った
「僕もそう思って調べたんだけどね…彼の情報が良くわからないんだ」
「情報を極めし者がか?」
ケリーの顔が驚愕の表情になる
「僕もこれからもう一度調べるつもりだから」
「じゃあ俺はお邪魔だな」
如月 晃、なかなかおもしろそうなやつじゃないか…
ケリーは薄く笑いながら部屋を後にした