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第13話


私は全てを終わらすボタンを押す


このホテルは赤い炎に包まれ倒壊する……はずだった


「馬鹿な!ありえん!なぜ爆発しない」


彼が持っていたボタンはあらかじめこのホテルの隙間-セキュリティホール-にしかけておいた爆弾につながれていた。


しかしそれら全ては事前に川田がc-4を持ってるという情報をつかんだJIOと如月晃からの連絡を受け早急に爆弾捜索を始めた日本政府防衛特殊捜査機関特殊第四部隊により全て無事に回収されていたのだ。





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


~ボタンを押す20分前~


「佐藤隊長!」


大声を上げて入ってきたのは岩切 猛


いつもよりもあわてているように見える


「どうしたんだ?そんなあわてて」


「たいへんです。あのグランドキングホテルに川田が爆弾をしかけたらしいです」


「なんだと!」


「……わかった。今すぐグランドキングホテルに向かい、まずは爆弾の処理を行う!」


そうして彼らはホテル内部へと入っていった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ホテルの内部を確認し、爆弾を設置しそうな場所をピックアップしていく


このホテルは耐震設計ももちろんのこと、防御面も高い


今回の作戦はそこを逆に考えて、もし爆弾を設置するならどこがいいかを割り出していく


やはりセキュリティが高いのでその分穴というのがわかりやすいのだ


「ここだな」


隊長が示したのは窓のまわりの壁だ


このホテルの窓は太陽の光を取り込みやすくするため窓の大きさはでかい


だが、その分、壁よりも窓周辺の強度は落ちるのだ


「よし、場所も特定できたことだし、これから爆弾回収を開始する。総員行くぞ!」


隊長の言葉とともに俺らが行動を開始する


「……隊長!発見しましたA3地点です!」


隊員からの連絡により皆その場所へ集まる


そこには窓の脇の壁に注意してみないとわからない小さな傷がありそこから爆弾が確認されたのだ


発見したが、あまりもたもたしていて、いつ川田が爆弾を爆発させるかわからない


爆弾処理専門の係りは慎重に、かつ迅速に対応していく


「爆弾回収成功しました!」


その合図により場は安堵の空気につつまれる


「はぁ、終わりましたね隊長」


「いや、まだだ…川田を捕まえなくては」


そうだった、まだ元凶となってる川田を捕まえていない


早く捕まえなければ……

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