第3章の主な登場人物と用語
3章の主要登場人物
NCCメンバー
アーノルド・ベスティリオーネ
通称ノル。18歳。明るい金髪で、耳にいくつものピアスをつけた派手な見た目の男。
実は戦闘で功績を上げた名家ベスティリオーネ家の出身だが、手に入れた固有魔法が「磁力魔法」という弱そうな魔法だったために家族に失望されて追放される。
それからNCCに拾われ、雑用をしつつ磁力魔法を使った魔物退治のサポートで生計を立てる。
犯罪行為を一切厭わない上にこき使いまくるNCCのことは苦々しく思っているものの、孤独な自分に居場所をくれたため感情は複雑。後に、自分がレイスらと同行することになったのがきっかけで政府の攻撃によりNCCが壊滅状態になった際には複雑な感情を抱く。
「磁力の神マグヌス」が宿った「適合者」。元々は「触れたものに磁力を与える」能力だったが神と融合したことで範囲が増大した。他人を磁石にするなどのさらにトリッキーな戦い方が可能になった。
カイン
NCC総長。33歳。元々別のギルドに所属していたが問題行動が目立ちすぐに脱会、その後友人たちとNCCを立ち上げ、その剛腕で瞬く間に500人を超えるメンバーを集める。
強盗や殺人などの犯罪行為を厭わない反面、非常に仲間思いであり、ギルドメンバーを「家族」と呼ぶ。
ソニックが放った軍によりNCCが壊滅寸前になると、ロディニア帝国への怒りをたぎらせ、生き残った部下たちを連れて帝国の中央部を目指す。
融合した神は原初神の一柱「闇の神ニュクス」。
攻撃として使える黒いモヤを体から出すことができるが、それ以外の能力詳細は現時点では不明。
ピエール•アントニオ
カインと昔馴染みでNCC設立メンバーの1人。32歳。元々は町の牧師であったが貴族令嬢を孕ませた挙句お腹の子ごと殺害して逮捕。
移送途中で警官を殺害して逃走し、強盗殺人を繰り返しながら行方をくらませた。
いつの頃からかカインやデスターと合流してNCCを設立。参謀として活躍するようになる。
融合した神は「毒の神ヒュドラ」。
元々固有魔法が「毒生成」で、毒を用いた戦いを得意としていたが、ヒュドラとの融合でさらに強化された。
デスター•オールウェイズ
NCC設立メンバーの1人。33歳。
2メートル近い身長と野生味溢れるボサボサな髪、そして常に筋肉を見せびらかすような前を開けた薄着なのが特徴。
元々は格闘家であったが対戦相手を何度も死に至らしめたため協会を追放され、カインの元に身を寄せる。
「筋肉はすべてを解決する」を心から信じる脳筋。また、意外と律儀で新入りのアイザックスに気を使ったり、戦闘面で悩むノルに筋トレのアドバイスをしたこともある。
融合した神は「力の神アトラス」。元々パワーは一級品であったが、融合によって無双とも言える力を手に入れた。
マックス•リード
NCC幹部。22歳。メガネをかけた痩せ型の高身長で常にライフルを携帯している。
元々は剣の名家出身だったため常に貴族服を着用。しかし、彼の固有魔法が剣の貴族家に相応しくないとされ、肝心の剣のセンスもからっきしだったために最終的に追放されてしまう。
その固有魔法は「弾丸加工」で、そこらの石ころなどどんなものでも「弾丸」として撃ち出すことが可能となる能力である。能力の通り、射撃能力は抜群。
冷静そうな性格だがなかなかの戦闘狂で、人を撃ち殺すことに抵抗は一切ない。
融合した神は「狙撃の神アルテミス」。融合によって視力と所持する銃の能力が飛躍的に向上し、超長距離の狙撃が可能になった。
ルミナ・クラム・チャウダー
魔法ローブを羽織ったNCC女性幹部。18歳。かつては魔導国家「マドギルプス」の名家の生まれ。しかし、生まれつき極度に体が弱く、そのせいで魔法をうまく使えず落ちこぼれと家族から馬鹿にされる。
やがて家を追い出され、たどり着いたのがナロパニアンだった。
火力を見込んだカインにスカウトされ、NCCの大砲として活躍。10代にして幹部となった。
実は後述する「失敗作」の1人で、彼女の病弱は生まれながらに持った強大すぎる魔力に体が耐えきれなかったためである。
融合した神は「魔導の神ヘカテー」。融合によりただでさえ膨大だった魔力がさらに上がり、健康体になったことで本来の力を取り戻す。その実力は最下級魔法である「プチファイヤーボール」でナロパニアンどころか周囲にある無数の次元を消滅させるほど。
しかしながら、故郷のマドギルプスとナロパニアンでは魔術体系が微妙に違うこともあって彼女自身の魔法に対する知識は豊富とは言えず、現時点では最下級魔法しか使えない。
アイザックス
NCC新メンバー。レイスたちの飛行機に乗り込んでナロパニアンに到着し、単独行動をとる。やがてカインたちを発見し、利害の一致から行動を共にするようになった。同行を決めた1番の理由は、NCCが全体的に獣人などに良い感情を持っていないからである。
ナロパニアン総督府
シャイン•ソニック
ナロパニアンの総督。転移者たちにその実力を認められて、チートスキルを与えられる。
元々貴族の家系だが、固有魔法「瞬足」が弱そうという理由で追放された。そこから冒険者として働くものの、「瞬足」が強くないという理由でパーティーからも追放される。
追放後その屈辱から能力を鍛えに鍛え、元パーティーに苛烈とも言える復讐を行い、ナロパニアン最大の実力者となった。
チートスキル「電光石火」
文字通りとんでもなく素早くなるスキル。元々持っていた固有魔法「瞬足」と合わさって、軽く走っただけで光の数千兆倍を軽く超える速度で動くことが可能。
わざわざ身軽になる必要もないので、普段は重厚な鎧と巨大な槍を装備している。全力を出す際は鎧を全て脱ぎ、身軽な状態になる。
ジェフリー•ランド
第3章のラスボス。
ナロパニアン総督府の地下牢に幽閉されていた男性。何百年も生きており、白髪の老人の姿をしているが、魔法で一瞬で若返ることが可能(老化は単なる気まぐれ)。欠損を瞬時に治す回復魔法や恒星の数百倍の大きさ&熱さの火の玉を撃ち出すなどの攻撃魔法を使いこなす。
本人曰く「昔からなんとなくできた。」とのこと。
あまりの強さゆえに孤独であり、かつては自身の理解者を求めて数多の次元を渡り、結果的にその世界を滅ぼしてきた過去をもつ。最終的にその旅も飽きて、故郷のナロパニアンに戻って自首をする。
それからは地下深くに幽閉されるが、魔法によって外の情勢は筒抜けである。ソニックに切り札として釈放されるが、即座に反旗を翻し、ソニックを上回る超スピードで彼を細胞レベルにバラバラに切り刻む。
レイスをその圧倒的な強さで弄ぶが、フレイヤとの「完全融合」を果たしたレイスに逆に圧倒される。
強敵と戦うことによる刺激をと求め続けてきた彼であったが、レイスに倒される段階になって彼が感じたのは「喜び」ではなく「悔しさ」であった。
後述する「失敗作」の1人。
ロディニア帝国
キーレ
「大総督」の異名を持つ壮年の男性。転移者からも一目置かれるその圧倒的な剛腕と強力なチートスキルでナロパニアンを遥かに超える規模を持つ都市を何千も支配するほどの権勢を誇った。
神都からの指令でレイス討伐に特級冒険者20人をナロパニアンに送り込むものの全滅。それを察して即座に精鋭兵団を組織し自ら司令官としてナロパニアンに向かう。
部下からの信頼も厚く、実力も確かであったがナロパニアンに向かう途中、ルミナの「プチファイヤーボール」の爆発に巻き込まれ、部下たちや治めていた数多の都市ごと消滅した。
用語解説
ナロパニアン
ロディニア帝国の数ある都市の1つ。実際には元々あった巨大な惑星ナロパニアンを中心に、複数の次元を組み合わせることで作られている。
魔物が発生しやすい環境のため戦闘能力至上主義的な傾向にあり、戦闘で功をなした個人や家系に与えられる「戦闘貴族」という独自の称号がある。
NCC(ノー•カントリー•クラブ)
ナロパニアンの冒険者ギルドの1つ。国境のない組合をテーマとしており、様々な国籍の人間が集まる。しかし、実際は「冒険者ギルド」などは名ばかりで、日常的に犯罪を犯すマフィア同然の集団であり、世間の評判は最悪の一言に尽きる。
それでも彼らの悪行が総督府に黙認されていたのは、メンバー1人1人の冒険者としてのレベルが高く、ナロパニアンに経済的に貢献し続けたためである。
失敗作
創造神が作り出した生命の中で、特に強力な力が込められた存在の総称。
大抵の場合、失敗作はその世界の基準とは明らかに一線を画した戦闘能力を持ち、場合によってはただその場に存在するだけで宇宙そのものを破壊してしまうような「生きた災厄」になりかねない。
現時点では、ルミナとランドの2人が失敗作であることが判明している。
ロディニア帝国
統一帝国の正式名称。
神都カエラム
ロディニア帝国の首都。かつての神界を改造して作られた。転移者の首魁ユウヤの本拠地。
12世界
ロディニア帝国の神都カエラムの周囲に位置する、転移者が直接支配する地域。転移者が気に入った次元を見境なく結合させているため、その広大さはアルフガンドやナロパニアンなどとは全く比べ物にならない。
位置関係としては神都カエラムを三角形で囲むように、魔導国家マドギルプスを含む特に巨大な3つの世界があり、その周囲に9つの世界があるという形である。
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