第2章の主な登場人物と用語
2章の主要登場人物
グレゴリー・グラッドストン(グレッグ)
ミケーアという都市の神父。高身長で黒い長髪、痩せ型の28歳。従来のような神への信仰が禁止された世界において神父とは転移者の素晴らしさを民衆に広めるための事実上の政府職員である。
元々はミアと冒険者になることを目指していたが、戦闘が根っから下手なために夢破れ、父親の聖職者の職を継ぐ。
実は神との「適合者」であり、治癒の女神パナケイアとの融合を果たし、レイスたちに同行することになる。融合によって身体能力は上がっているものの、戦闘方法は素人同然である。
ミア
ミケーアのSランク冒険者。27歳。グレッグの幼馴染でかつては彼と冒険者になろうと話していた。卓越した剣と魔法の実力で瞬く間に階級を上げていく。一時は都市を守る騎士にも任命されていたが、転移者の勢力が全権を掌握した際は彼らに仕えることを良しとはせず辞職。以降は魔物から人々を守る冒険者に戻る。
グレッグが政府の職員となり、人々の洗脳を行うようになってからはほぼ絶縁状態にあったが、ジョナサンとの戦いを機に和解。今もミケーアで街を守りながらグレッグを待っている。
アバン
ミア、グレッグの幼馴染。28歳。元々孤児だった彼は幼少の頃に2人に出会い、ミアに負けず劣らず戦闘に優れた彼は、彼女の良きパートナーであった。同じくグレッグとは絶縁状態にあったが最終的に和解した。
ジョナサン・ブレイド
ミケーアで総督として君臨していた男。46歳。
かつてはSランク冒険者としてミケーアで「伝説」と呼ばれていた。しかし、次元が違う戦闘力を持つコウガに惨敗したことで、彼の伝説は終わりを迎え、コウガが築きあげた新たな伝説の踏み台にされる。
いつの日か復讐するためにコウガに屈服、彼からチートスキル「魔力量固定」をもらい、それを鍛えることに専念する。
一度はレイスを倒すも、ミケーア広場での決戦で敗北、牢に入れられることとなった。
レオンハルト
身長3メートルはあろうかというライオンの獣人。48歳。「コウガランド」の工事部門で、監視者達の責任者を務め、作業を行う奴隷達からは恐怖の象徴とされる。
かつては獣人の王国を治める王だったが、コウガのパーティーに因縁をつけられ、王位から引き摺り下ろされる。以降、表向きは新たに獣王となったタマに従順だが、王座の奪還を狙っていた。しかし、レイスがコウガランドに降り立ったことで発生した暴動でグレッグと戦うことになり重傷を負う。なおも戦意は衰えなかったものの、スルトと融合を果たしたアイザックスにはなす術もなく、跡形もなく消滅した。
チートスキルは「連続攻撃」。放った攻撃を複数に増やすことができる。また、これらの増やした攻撃は動きを操作して、対象の追尾が可能となる。
タマ
コウガのパーティーメンバーであり、レイスにとっては家族の仇の1人。享年24歳。転移者による宇宙支配が確立してからは、アルフガンドの絶対的な権力者となる。
中々コウガに会えない寂しさから、彼女はいつでもコウガを感じられるようにコウガのための遊園地「コウガランド」の建設を行い、ゆくゆくはアルフガンド全土をコウガランドにしようとする。重労働に次ぐ重労働で夥しいほどの死者を出すが、それも彼女には関係なかった。
コウガランドに突撃してきたレイスとの激闘の末、遂に打ち倒されるが、フレイヤの分析によればタマはコウガのパーティーメンバーの中で最弱とのことである。
アイザックス
コウガランドで奴隷作業員として働かされていた青年。22歳。幼少の頃は孤児院で生活をし、その中で獣人の子供にいじめられたことや、古本屋で選民思想的な本を買ったことをきっかけに、人間以外の種族に対して強い敵対心を持つことになる。
12年前、タマがアルフガンドの支配者になったことで獣人達の発言力が一気に上がり、人間は獣人の支配下に置かれる。その中でアイザックスは「コウガランド」の作業員として連行され、以後奴隷労働を強要される立場となった。1日に数百万人が死亡するような現場にありながら、驚異的な生命力で10年以上生き延び、レイスの襲来を機に反乱を起こす。
レオンハルトに追い詰められるが死の直前に「適合者」だったことが判明し覚醒。最上位神の一角であるスルトと融合したことで得た圧倒的な力でレオンハルトを消滅させた。
「思想がされなさそう」との理由から、レイスらと同行する気はない。しかし、どちらにしてもアルフガンドを出なければ話にならないため、レイス達の飛行機にこっそり侵入した。
ビューフォード
コウガランドの監視員だった男性。享年60歳。元々は優秀な冒険者であり、祖国からの信頼も厚く、獣人達がアルフガンドの制圧に乗り出した際も率先して戦った。
しかしあえなく敗北し、見せしめとして彼の妻と子供を目の前で惨殺される。
その後は放心状態となり機械のように獣人に言われるがままコウガランドで監視員として働くことになるが、アイザックスが起こした反乱をきっかけに、コウガランドを死に場所と定め、アイザックスと共に戦う。
最終的にレオンハルトの攻撃で致命傷を負い、アイザックスに感謝しながら死亡した。彼の最後の言葉が、アイザックスの破壊行為に影響を与えたのかはアイザックス本人にも分からない。だが少なくともアイザックスは獣人の国を焼き尽くした後コウガランドに戻り、彼の遺体を土に埋めた。
用語
ミケーア
総人口数億を数える大規模都市。街全体は几帳面なほど綺麗に区画分けされており、それぞれの区画に実質的な区長として神父が配属されている。
時折、ジョナサンなどの上層部が街を見回ることもある。
コウガランド
タマが建造総指揮を務めているアルフガンド全体の一大プロジェクト。コウガを礼賛するためだけの超巨大遊園地であり、広さは現時点でアルフガンド全体の4分の1である。
あらゆる場所にコウガの銅像や壁画、ポスター、さらにコウガの冒険をモデルにしたアトラクションや遊具が設置されており、「コウガランド」の名には一切偽りがない。
また、遊園地の敷地内には至る所にタマの屋敷が建てられており、そこではアルフガンド中から集められた画家達がコウガの絵を描かされている。
読んでくださりありがとうございます。
今回は用語集です。近いうちに第3章を投稿します。




