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封印の伝え  作者: RR
2/6

ここは異世界?

目が覚めるとそこには見知らぬ天井が広がっていた。

「あ,,あぅ」

声を出そうとしてもなぜか声がうまく出せない

(嘘だろ事故に巻き込まれてて脳死でもしたのなら最悪だぞ)

しかし、次の瞬間、茶髪の女性が俺の顔を覗き込んで、こう言った

「ようやく会えた,,私の可愛い赤ちゃん」

俺の思考は完全にフリーズした。

(この人今なんて言った?!俺はもう16歳で、どう見ても赤ちゃんの年ではないぞ)

しかし思いとは裏腹に言葉を発することはできない現状に彼はパニックを起こしそうになっていた。

次の瞬間、男性が部屋に入ってきた

「トリス出産お疲れ様。俺たちの可愛い子供はどこだい?」

薄々感じてはいたが、この言葉で確信を持った。

俺は生まれ変わったのだ。

---

それから数か月が経ち、分かったことがある。ここは確実に地球上に存在する場所ではないということだ。

きっかけはこの世界での俺の父親と母親の会話だ。

「レントは将来は剣士になるのかそれとも魔法使いになるのかなあ」

「まだまだ気が早いわよ、あなた」

「そうか?しかし子供の将来を早めに考えておくのも重要だと思うぞ」

「そうね、でも剣士や魔法使いじゃ無くても商人や職人にもなれるわ」

「確かにそうだな」

この会話を聞いて、俺はここは異世界だと確信した

(マジかよ、でも普通の生活には飽き飽きしてたからちょうどいいな)

しかし異世界で話されている言語は明らかに日本語とは違うのに生まれた瞬間から理解できているのはなぜだろうか。発音が違うことはわかるのに意味は完全に理解できている。まあ面倒なことが一つ減ったと考えよう。

ちなみに母親の名前はトリス、父親の名前はギルというらしいこれも二人の会話から分かったことだ。

------

それから1年後、俺は無事にハイハイを卒業して歩けるようになった。とは言ってもまだまだつかまり立ちに近い形だ。正直歩くことがこんなに難しいことだと前世だと考えたこともなかった。当たり前のことなのかもしれないが体が思った通りに動かないのだ。それも数か月たつと普通に歩けるようになるのだから人間の成長は早いのかもしれない。そして、歩けるようになった時期に、俺は初めて家の外に出ることができた。もちろん両親と一緒にだけどね。

(田舎だな~)

俺はそう思わざるを得なかった。なにせ見渡す限り木造建築で家の横か前に小麦畑が広がっていたからだ。そんなことを思っていたらふと、誰かに声をかけられた。

「ギル、トリスその子が生まれてきた子供かい?」

「ようクラブその通りだよ可愛い子だろ?」

「そうだな。名前はなんて言うんだ?」

「レントというのよ私が名付けたの」

「そうかいい名前だな」

そういうとクラブと呼ばれた男は去っていった。

この世界にはどうやら子供が生まれてもすぐにご近所さんにも見せるような文化はないらしい。

その後も村を歩いていると何人かに声をかけられていた。

-----

それから5年がたち俺は普通に言葉をしゃべれるようになり、ある程度村を自由に歩けるようにもなった。

「レント今日もあの丘の上で待ち合わせかい?」

「そうだよ母さん。お昼前には帰るよ」

俺はそう言って家を出発した。俺にも幼いうちから待ち合わせをして一緒に遊ぶような所謂友達ができたのだ、喜ばしいことだ。そして待ち合わせ場所についた俺はすでに到着していた相手に話しかける。

「よう待ったか?ベクト」

「私もついさっき来た。始めよう」

次の瞬間俺たちは持ってきた木剣で戦闘を始めた。

(こいつ,,昨日よりも明らかに早くなってる)

そう思った瞬間に俺の胴体にすさまじい勢いで剣が吸い込まれていく。それを防いでカウンターを狙ったその時、すでに俺の手に剣はなかった。

「俺の負けだよベクト。昨日よりも強くなったな」

「レントも強くなったね。胴体への一撃を防がれるとは思わなかった」

そんな会話をしているが俺はこの打ち合いの稽古をベクトと始めてから一度も勝ったことがない。

それもそのはずだ。ベクトは龍人で人の身である俺とはそもそもの身体能力が違う。

そしてそのあとも打ち合いをして、負け続けて気づけば昼前になったので俺は悔しさを感じながら家に帰った。

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