表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/3

2日目:魔法とスキルはロマンです(side:キラ)

今回から6人の視点で描いていきますのでお楽しみください。

「昨日はラケル君がだめだったので、本日は引き続きラケル君の面倒を見る(プライドを折る)ことにしました~」

「「「「「えーーーーーーーーーーっ!!!」」」」」

若干1名違う意味で叫んでるラケル君がいるが気にしない気にしない☆


結局ラケル君は僕に傷一つつけることができませんでした。そこで、もう一日面倒を見てあげるなんて、ぼくの優しさが目立っちゃうね(キラッ)

「昨日は狩りだけだったし、ゴブリンはさすがに倒せるしよー。もうちょっと張り合いのあるやつがほしいぜー」

との拳闘士エルク君に対して、

「じゃあ、代わってくれよ!!!」

と半泣きでいうラケル君。

「昨日のはひどかったなー。僕に文字通り手も足も出なかったよね。」

「キラさんよぉ!あんたが強すぎるだけだろうよ!」

「ならワタクシともやっていただけませんこと?」

「その前に俺だなッ!」

ちなみに上からキラ、ラケル、支援術師リア、魔拳士イヴァンだよ。


結局、今日はラケルを育成したいので

「とりあえず今日はゴブリン5匹を狩ってきてもらうよ。あと、食料は現地調達でよろしくね☆」

とお願いしておいたよ。しぶしぶだけど受け入れてくれて助かったよ、ほんとに。

「ところで、昨日の戦い、というには低レベルだがどうなったのか知りたくないかい?僕の主観も混じるけどぜひ聞いておいてほしいんだよ。」

無自覚の良心の矢がラケルに刺さっていたけど気にしないよ。うん、気にしない。


~キラの回想~

ラケル「くらえ、固有スキル『風爪』を発動!」

スキルは魔力を消費しないけど、手に入れるには何かきっかけが必要なんだ。

ラケルは風狼族(フェンリル)の力を注入されたときに手に入れたのかな。


ラケルの風をまとった剣は…すかっ。僕が避けたからね。

「くっ、もう一度だ!」

「させないよ☆固有魔法『星条魔法』を発動!第5位階、星光守(マジックガード)!!」


魔法は基本誰でも使えるけど、固有魔法は持ってる人にしか使えないよ。ちなみにこの世界の魔法には「位階」があって、一つの魔法でもいろいろな使い方ができるんだよ。位階が上がれば強くなるし、消費魔力も高くなるから、そこは兼ね合いだね。厨二めいた詠唱は必要ないからvery goodだね!


 

カキーン

星光守(マジックガード)」は、第5位階ながら結構魔力を消費して、一度だけ()()()攻撃を防ぐよ。

「お返しだ!第4位階、星弾(スターバレット)!」

星弾(スターバレット)は某ポケ〇ンのスピー〇スターだよ。星が相手を打ち抜くよ。

「がはぁっ」

結果:キラの勝ち

~回想終わり~


「ところでさ、星条魔法って、名前がなんか子供っぽくない?」

「キラさんよぉ、名前がダサくても強けりゃいいんだよ!」

おい、僕は子供っぽいとしか言ってないぞ、せっかくオブラートに包んだのに何様じゃゴラ★

「負けたラケルが言っても説得力皆無」

「それより、我らの中で最も強いラケルが挑んで負けるなら、我ら一人もキラ殿に勝てぬなぁ」

「ワタクシたちも鍛錬しないとですわ」

「それじゃ、勇者のみんな、狩り頑張ってきてね!」

「キラさんよぉ、俺を忘れてないかね?」

「僕に負けてて勇者なんて名乗れないよね☆」

「キラさんよぉ…(一生勝てる気がしない))」

すっかり「キラさんよぉ」が口癖になってしまったラケルであった。

次回はラケル回です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ