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異世界に転移した俺は冒険者になろうと思います  作者: 樋原けい
第一章 結城夏飛は街をめざす
2/12

第二話 夏飛の目標

ザクッ

【Lvアップ】

【Lvアップ】

【Lvアップ】


「いやー、レベルもだいぶ上がったな」


俺がこっちの世界に来てから5日が経っていた。

俺はとりあえずレベル上げをしている。

理由は簡単、冒険者になる時、ギルドで登録するというのが異世界転移あるある。

しかも、だいたい見た目がゴツイ人に絡まれる。

俺はそんな時、スマートに対応するためレベル上げを頑張って力をたくわえているというわけである。


(せっかくの異世界カッコつけたいに、きまってんだろー!)


そんな思いを抱く。

5日、この環境でレベル上げをしているが現在のステータスは

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【結城夏飛】

【17歳】

【Lv57】

【MP 150/200】

《スキル》

【言語理解】【経験値10倍】【全属性魔法Lv10】

【火球】【水球】【風刃】【雷帝】

【鑑定眼】

《固有能力》

【Lv上昇】【スキル進化】【スキル創造】

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

こんな感じだ。

そしてわかったことがある。

多分だが【経験値10倍】はかなり強い。

これが最初から持っているスキルなんて信じられない。

そして【スキル創造】にも限界がある。

まず、自分のMPよりも多い量を使うスキルは創造()()()()

転移(テレポート)】を創造しようとしたができなかった。

まだ俺にはMPが足りないのだろう。


(あの時、火球(ファイアボール)を創造できたのはラッキーだったのかもな)


夏飛のネーミングセンスのなさがの命を救ったのである。

現状一番強いスキルは【雷帝】だ。

MPを100消費するため連発はできない。

今の俺の必殺技だ。


MPについても0になって時間が経てば回復する。

体力と一緒だな。

一日考えながらMPを使い。

夜は寝て朝回復する。

夜、安全に寝るため俺は近くにあった洞窟を使っている。

意外とよく寝れる。


【Lv上昇】は文字通りレベルが上がるものだった。しかし現状スキルにLv表記されているのは【全属性魔法】

だけなのでそれしか上がらない。もちろんレベルが上がると威力も上がる。

【スキル進化】これはいまだに分からない。

なんなんこれ?

いつか分かるだろう。そう信じている。

ほんとにたのむよ!


そして【鑑定眼】これは便利だ。

敵のステータスを見ることができる。

俺が創造した中で一番多様している。


「とりあえずレベル100にしてから、ここを出ようかな」


こちらの世界のレベルの基準がわからないので、地球にいた時の最高レベルにしてから出ようと考えたわけだ。

まぁ、最近のゲームって100超えなんて普通だけどあくまで王道の最高レベルにしようってことね。


俺は、この環境にも少しだが慣れてきている。


【10日後】


「あったーらしい朝がきたっと!今日も頑張りますか」


俺は洞窟から出て背伸びをする。


「こっちに来て15日が経ったな。っていうか人に会えないんだけど?」


俺はなんでだろー?と少し考える。

自分から会いに行けばいいと言う結論に落ち着いた。

(ここのモンスターの倒し方がわかってきたしレベルもいい感じだな)


俺はステータスを確認した

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【結城夏飛】

【17歳】

【Lv99】

【MP 900/900】

《スキル》

【言語理解】【経験値10倍】【全属性魔法Lv27】

【火球】【水球】【風刃】【雷帝】

【鑑定眼】【転移Lv1】

《固有能力》

【Lv上昇】【スキル進化】【スキル創造】

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

俺は毎日ゴブリン狩りをしている。

たまーにデカいトカゲやら蜘蛛やらも狩っている。

そんな生活の成果がこれだ。


そして俺はある目標ができた。

冒険者になるのはこの後だ。

俺がここで最後にやっておきたいこと。

それはゴブリンエンペラー&ゴブリンキングの討伐だ。


ゴブリンキングこれはゴブリンたちの王だ。

性格はとんでもなく荒い。

一度ぶっ飛ばしてやろうと思って接近したが、遠くで見る倍以上にデカい。5メートルよりはデカかった。

Lvも150と俺よりも高い。

さすがに諦めて逃げた。

いや、ビビったわけじゃないよ。

これは、その、あれだよ!

()()()()退()


次にゴブリンエンペラー

こっちはもっとやばかった。

ゴブリンキングから逃げ…戦略的撤退をしている時、偶然見つけたのだが10メートルくらいのデカさ。

ゴブリンキングと違って温厚そうだった。

が、違った。

ゴブリンエンペラーはゴブリンキングを従えていた。

ゴブリンキングと一緒にいる時は大人しいが、一緒ではないとゴブリンキングよりひどい気性の荒らさだった。


当時のことを夏飛は語る

「いやーびっくりびっくりLv200とか無理だよね。どうやって倒すんだよ!って感じです。

いつかものを見せてやりますよ!俺が奴を倒します」

と。


そして現在

俺はいつも通りレベル上げをしている。

「待ってろよー!キングにエンペラー!!!!」


俺が高らかにそう叫ぶ。













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