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異世界に転移した俺は冒険者になろうと思います  作者: 樋原けい
第一章 結城夏飛は街をめざす
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第一話 結城夏飛は転移する

「うぅ、ここはどこだ?」


目を覚ますとそこは見たこともない景色が広がっている。


「なんだ、ここ?とりあえず日本じゃないことは確かなんだけど。なにあの木?」


そう言って目を向けた先にある木はなんとも禍々しい色をしている。

大きさも50mはゆうに超えるものばかり。


「ここって、異世界なのか…も、もしそうなら…」

俺の声が震える。

ついでに手も足も震えている。

「やったー異世界だー!」

(いや、待てよ。焦るな結城夏飛(ゆうきなつのひ)。こういう時はステータスオープンって言えば自分の詳細が見れるってのがテンプレなんだ!)


俺は心を落ち着かせる。

冷静さを取り戻す。


「す、ステータスオープン!!!」

俺がそう叫ぶ。

「あれ?出ないな。やっぱりこれは夢?」

ブォン

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【結城夏飛】

【17歳】

【Lv1】

【MP 10/10】

《スキル》

【言語理解】【経験値10倍】【全属性魔法Lv1】

《固有能力》

【Lv上昇】【スキル進化】【スキル創造】

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「おぉ、おーーー!キターーー!!!」

(まじで出たぞ!)

「夢じゃないよな?ほっぺつねってみっか。いでぃ、うん痛い。これ夢じゃないですね!」

(でもここってどこだ?こういう時って王国から召喚とか、死んで転生とかそういうのじゃないのか?)


俺が今ある状況に悩んでいると、

ガサッ

「ヴゥーガルルゥ!」

「お、あれはウルフか!」


こっちに来てはじめてのモンスターと出会う。


「ヴァワンー!」

ウルフが襲ってくる。

「わっ!やばいこっち来る逃げなきゃ!」

俺が全力で走るが徐々に距離を縮められる。

(まずい、このままだと追いつかれる。なら)


「迎え撃つしかないよな!」

(さっき見たステータスの感じだと俺は魔法が使えそうだし何とかなるかもしれない。落ち着け俺、【スキル創造】であいつを倒せそうなスキルを創ればいいんだ)


ウルフが俺に迫る。

その時、俺は思い浮かんだ魔法を口に出す


「【火球ファイアボール】!」

俺はそう叫んだ。

火球ファイアボール)】はウルフに命中した。

ウルフがのたうち回る。

少しして頭にLvアップっという言葉が流れる。


「た、倒したってことか?」

肩の力が抜ける。

俺はその場に座り込んでしまった。

(今更だけどめっちゃありきたりだったなあの魔法。小学生かよってかんじだわ。まぁネーミングセンスなんて1ミリもないからこれくらいでいいか)


ちょっと悩んで出した魔法がありきたりすぎたことに少しショックを受けた。


「レベル上がったみたいなこといってたな。ちょっと見てみるか」

ステータスオープンそういうと

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【結城夏飛】

【17歳】

【Lv10】

【MP25/30】

《スキル》

【言語理解】【経験値10倍】【全属性魔法Lv3】

【火球】

《固有能力》

【Lv上昇】【スキル進化】【スキル創造】

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「おー!レベル上がってるすげー!それにスキルも増えてる」

俺は感心した。

とてもとても感心した。

とてもとてもとても感心した。

大事なことなので3回いっておく。

(なるほどな【スキル創造(クリエイト)】これは便利、っていうかチートじゃね?)


俺はチートスキル持ちかもしれない。

そう思うのだった。


「とりあえず、日本に帰る方法がわかんないし、こっちで生きていくこと考えないとなー」

(っていうかまじでどこだよ、ここは)



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