0話 [これ、絶対失敗する。]
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文章書く力なさすぎてお見苦しいところがあるかもしれませんがよろしくお願いします!
私には、今好きな人がいる。
勉強がめっちゃできて、運動神経すっごい良くて、なんでもできる系の子だ。
それに比べて、私は、何もできない。
勉強なんて全くできないし、運動神経なんか小学校一年生の頃から体育は大っ嫌いです。
そんな私が、ハイスペックなあの子と付き合っても絶対失敗するに決まってる。
「なにぽかーんってしてるの?なんか悩みでもあった?」
友達の吏乃が私に言ってきた。
「いやべつにー?」
私は心のない返事をした。
「今、絶対好きな子のこと考えてたでしょー」
「はー!?考える必要性を感じないっていうか好きな人いないし!」
「またまたーもうクラスの殆どは気づいてると思うけどなー」
「・・・。何も隠してないんですけど」
「隠してもむーだーうちによく真夜中に相談してるくせにw」
「それさ、学校で言うのやめよ?」
「ごめんごめんw」
私は吏乃によく恋愛相談をする。
吏乃は、恋愛話に的確なアドバイスをしてくれるから助かってる。
ただ、たまに秘密ね!って言ったことを平然でクラス中に響き渡る声で話すことがある。
そこには注意しなくてはいけない。
「で、いつになったら告白するの?」
吏乃が私に聞いてきた
「いつになってもできないよー」
「そんな暗いこと言わないの!そんなこと言ってたらチャンス逃げちゃうよ?」
「確かに」
「まあうちも結菜ちゃんとは仲いいし、うちにできることあったら言って!」
私が好きな人は林野結菜。なんでもできる系の女子だ。女の子だけど性格は超イケメン男子である。ただ私は決して世間一般的に言うレズではないのである。
「まあ、はづきも男の子なんだからちゃんと?自分からアタックしなきゃだめだよ?あ、うち次の授業の宿題やらなきゃ!やってくる!」
そう、私の名前は榎月はづき。外見上の性別は男の子である。
小さい頃から少女の性格をもってた私は気づけば男子の気持ちは何もわからない。
小学校の休み時間のときも外でドッジボールしてるよりも女の子と話してる方がよっぽど楽しかった。ただ、私は俗に言うオ○ェではない。ただ乙女心を持った男子なだけでで話口調は普通に男子だし、恋愛感情も女の子である。
そんな私は性格が超イケメン男子な林野結菜に恋をした。
・・・。これ、絶対失敗する。