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ティーには秘密があります。  作者: 伊藤 深雪
ティーと学園の友達に先生 の章
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第62話 フルーツジャンボパフェ!

物凄くお久しぶりになってしまいまして、すみません。

お昼ご飯を跨いで午後2時までバザーのように洋服を広げていましたが、ついにそれも終わりました。


最終的にニーナちゃんにプレゼントしたのはセットで3つです。


あげたものの中だけでも何通りか着れますし、ニーナちゃんの持ってる服と合わせればもっとあります。

ピンクと茶色は結構合わせやすいのでニーナちゃんがどんどん着てくれると嬉しいですね。


それから一度洋服を置きにニーナちゃんの部屋まで戻って、またお茶を頂いてから一緒にお店を見に来ました!


ここにあるのはティーさんのお店だけではありませんから。

それに喫茶店とか、飲食店で仲良しさんをゲットして得しよう! って計画がまだ完遂どころか手もつけてませんからね。


「ニーナちゃん、きになるおみせとか、あったらいってね。」


「うん。」


ニーナちゃんにも楽しんでもらわないと、折角来たのに勿体ないです。


ふお? 裾を引っ張ったりしてどうしました?


「ティシーちゃん、きっさてん。」


喫茶店? なるほど、確かにあそこは喫茶店ですね。

お客さんは二人ですか。

ちょっと突撃してみますか。


「いってみようか。」


「うん。なかよしさん、できるといいね。」


「だね。レッツゴーだよニーナちゃん。」


「うん。」


はわー、やっぱりニーナちゃんは天使で可愛いですねぇ。

怖い視線を向けられないかな、って思ってないはずはないのにティーについてきてくれるんですから。

ティーの服の裾を握らせてるくらい、お安いご用です。

ドーンと任せろ、です。



チリリーン......



日本みたいですねぇ。ドアにベルがついてるなんて。

いえ、ティーさんのお店にもついてたんですけどね。


「いらっしゃいませ。」


これも日本みたいですねぇ。

もちろん日本語じゃないですけど、意味は大して変わらないですから。


「あら? あなたたち二人?」


「にめいです。」


「おこづかいはもらってきてる?」


「あ......。」


ニーナちゃん、そんなこと心配しなくて平気ですよ。

ちゃんとティーが持ってますから。

こないだお父様に貰ったのが残ってます。


「ちゃんとおかねももってるので、おきゃくさんですよ。」


ほら、リリーに貰ったお財布も首からかけてるでしょう?


「あらあら、本当ね。じゃあ、お席にご案内しますね。」


ニーナちゃん、このお姉さんはハーフってことで戸惑ってはいるみたいですけど、ニーナちゃんのことを悪く思ってたりはしてないですよ。

精霊さんたちがそう言ってるんですから、間違いなしです。


「こちらをどうぞ。」


「ありがとうございます。」


「......とうござ、ます。」


大丈夫ですよ! 緊張してて声が上手く出ないとか、誰にでもあることです。

お礼を言えたことの方が大事なんです。

褒めるときは、頭を撫でてもいいですよね。


「ティシーちゃん......?」


「えらい、えらい。」


そうそう、そんな感じでリラックスするのが一番ですよ。

喫茶店でお茶、とか。きっとそういうものですから。


「ぉふ、かわぃ......。」


呟き聞こえてますよー、お姉さん。


「あ、えっと。メニューはこれだよ。決まったら声をかけてね。」


「はい。」


目があったとたんにあたふたするお姉さんも、可愛いですよ?


というのは置いておいて、何を頼むか決めちゃいましょう。

メニュー、オープン!


お、結構手頃なお値段ですね。

メニューも豊富ですし、きっと人気のお店ですね。


「ニーナちゃん、どれにする?」


「ニーナはおかね、ないから。」


何を言ってるんですか、ニーナちゃん。

ティーは鬼じゃないですよ?

自分だけ注文してお茶飲むとか、しませんって。


「みて、ニーナちゃん。おちゃがこんなにいろいろあって、ケーキもいろいろあって、パフェとかアイスまでいろいろあるんだよ?

なにもたべないなんて、もったいないよ!」


「......お、おいしそう。」


「でしょ? ニーナちゃんはどれがいちばんきになる?」


「えっと、これ。」


どれどれ。おー、このおっきいパフェですか。

でも1人で食べるには大きすぎますね。

はっ、2人で1つを半分こすればいいじゃないですか!


「なるほどなるほど、ティーもきになる。

おちゃだったら? ジュースもあるよ。オレンジジュースとか。」


「オレンジジュース......!」


あ、注文決まりました。

メニュー、クローズです。


「おねえさーん!」


「はいはい、ご注文がお決まりですね?」


「はい。」


お姉さんずっとティーとニーナちゃんのやり取り見てましたからね。

何を頼むかも分かってるんでしょう。


「フルーツジャンボパフェひとつと、オレンジジュースとダージリンください。」


「え?」


「かしこまりました。」


「え? ティシーちゃん! ニーナ、おかね......」


「そこはね、おねえさんがサービスしてくれるんだって!」


もちろんティーが払いますよ?

でもそういうことにしとけばニーナちゃんは納得してくれそうじゃないですか。

お姉さん無茶ぶりかもだけど、ウインクの意味を察してくださいな。


およ。ウインクが返ってきました。

お姉さんありがとうございます。


「そういうこと。このパフェ美味しいから、是非食べてって! ね?」


「ぁ...、はい。」


ニーナちゃんとパフェを食べれることになりましたし、お姉さんともちょっと仲良くなれたわけですし。

いいことづくめですね!

お姉さんもティーもウインクが上手にできる人種なのです。

深雪はできません。


このままではきっと投稿しないまま二ヶ月が過ぎてしまう! と思い頑張って書きました。

最近はネットより紙の本にはまってしまっています。


好きな作家さんの初対面の本に出会ってしまいまして。

買って読んだらその作家さんの他の本も手当たり次第に買って読みふけっていました。

まだ何冊か残ってます(--;)

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