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ティーには秘密があります。  作者: 伊藤 深雪
ティーと学園の友達に先生 の章
56/66

第56話 理由が分かっちゃいました。

要はこちらにはないティーの前世での知識が人が気がつけないことを気がつかせてくれたとき、事情を言うわけにもいかないので周囲はティー自身の観察眼で気づいた、という結論を出した。ということですよね?


それなら年齢を差し引いてもよく気がつく、という評価もありえますね。


ユリ姉様たちの意見にも納得です。


「どう? ティシーの凄さ、分かったかしら?」


「うん、わかった。」


「よかったわ、なかなか認めてくれないから認めてもらえるまで頑張らないといけないかと思ったわ。」


ティー自身の凄さではないズルみたいなものですが。


はっ! これこそがかの有名なチートというものなのですか?

成長の過程で育ててきたものをすっ飛ばして、驚異的なまでの威力を誇るという。


ん? でも、孫は『前世の記憶にプラスしてつくもの。これこそがまさにチートなり!』なんて力説してたような?


まあ、そこは大した問題じゃありませんよね。

皆の意見の根拠がわかったということで十分ですね。


「ティシーちゃん? ティシーーちゃーん?」


「え?」


「かんがえごと?」


「うん、ちょっとね。」


いけませんね、考え事に没頭してしまいました。


さて、もうそろそろ初等部の校舎に向かわないといけない時間ですね。

マリカちゃんたちがユリ姉様とお話ししてるところを中断するのは気が引けますが、ここはティーがしっかりしなければいけません。


「みんなー、もうそろそろきょうしつにもどろ?」


「「はーい。」」「あっ、じかんわすれてた!」


『えー』とか言われるんじゃないかと思ってたんですが、みんな素直ですね。レントくんのも文句ではありませんし。

うんうん、みんないい子達です。


「やっぱティシーちゃんって、レントより大人だよなー。」


まあ、精神年齢は年上ですから。

ここで一緒に遊び呆けてしまっては皆が叱られてしまいますしね。気付いた人が声をかけるものです。


「さあさあ、もどりますよー!」


「「「「はーい。」」」」


◇◆◇◆◇◆◇◆



皆が素直に付いてきてくれたおかげで午後の授業に遅れることもなく始められ、無事に終えました。


振り返ってみると今日は濃く長い一日でした。


朝から『忌み子騒動』があったかとおもえば、すぐに解決し、

それにその間に『天使任命』もありましたね。

それから、またおままごとで『大家族』やってやっぱりレントくんは手強かったですし、

魔法学実践の授業では『魔力判明』なんてこともありまして、

食堂ではユリ姉様の有名さを垣間見ましたし、

皆で『ユリ姉様訪問』中に『皆の評価の根拠発見』もしました。


さらっと思い出してみただけでも6つはイベントがありました。

お母様やお父様に書く手紙が多くなってしまいそうです。


なんだか疲れたような気もします。でも、やっぱり楽しかったのが一番ですね。


明日も今日ほどは濃くなくていいですが、今日ほど楽しい一日になってほしいです。



「「ティシーちゃーん」」

「いっしょにかえろう?」

「かえろ?」


これから更にイベントが起こっちゃっても全然構わない、なんて思えるほど嬉しかったりしました。


もうティーが皆を『天使任命』しちゃいますよ!



本当にふと振り返ってみたら1日が濃すぎる! と思ったのです。

はじめの頃はほぼ毎日投稿してたのでその辺の把握も問題なくできていたのですが、テストを挟んだり、気分が乗らなかったり、他の方の小説にはまってしまったりで日数をおいてしまいこんなことに...。

無計画に気分で書いてきたが故の問題ってとこですね。

今後もこんなことがありそうですがあまり鋭く突っ込みすぎない程度に『またか』と思ってください。


そして今日の授業でふと思ったこと──現代文の記述問題って難しいですね...。

内容は間違ってないけど対比が綺麗じゃない、とか。

この問いはこっちの表現使った方がいい、とか。

どこにそんな指示があるというのですか!? なんて先生には言えないのでこんなところで愚痴ってみました。


テストも近いですし頑張ります!

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