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ティーには秘密があります。  作者: 伊藤 深雪
ティーと学園の友達に先生 の章
49/66

第49話 チャームポイントがあるらしいです!

時間があいてしまって申し訳ないです。

とても親切な先輩さんたちに席を譲ってもらい、マリカちゃんとレントくんもご飯をとって戻ってきました。

今度はティーたちの番です。


「ユリさん? ってティシーちゃんのおねーさん?」


お鍋たちが置かれているところへ向かいながらクリスくんが尋ねてきました。


「うん、ユリねえさまってがくえんで、すっごいゆうめいなの。」


様付けで呼ぶ人もいるほど慕われてますからねぇ。


「きれいで、やさしいよ...?」


「あ、ニーナちゃんはあったことあるんだ。

それで、きれいでやさしい。うん、ならティシーちゃんのおねーさんだよね。」


「うん。」


え、それってティシーのことも少しはそう評価してくれてる、ってことですか!?

ユリ姉様と同様に綺麗.....と?


え、えへへ、へへ~。


「あ...、てんし。」


「...、うん...、ほんとだ...。」


えへへへー、えへへ~。


「ティシーちゃん、つくよ?」


えへ~......えっ?


「あっ、ごめんねボーッとしてたかも。

ありがとうニーナちゃん。」


嬉しさのあまり、つい。


...だって! ユリ姉様に似てる、って言ってもらえたようなものですし、嬉しくないわけがないじゃないですか!


「ティシーちゃんはたまに、すごく...てんし、のかお。」


はい?


「だね...。」


え、どういうことですか?

クリスくんまでそう言うなんて、天使の顔ってなんなんですか?


「てんしのかお、ってなんなの?」


「ふわふわ、で、」

「うんうん。」

「ホワホワってして、」

「うんうん。」

「ドキッてなる、」

「うんうん。」

「かわいいの。」

「うんうん。」


クリスくん、『うんうん。』しか言ってませんよ。

それにしても『ふわふわ』で『ホワホワ』ってして『ドキッ』てなる...か、『かわいい』って......。


え、えええ? 『かわいい』って『可愛い』ですよね?

しかも『ドキッ』って、あのユリ姉様がテヘッてしてるときになる、アレですか?


ユリ姉様の場合『かわいい』にプラスして『綺麗』もありますけど。


ま、まあ、総合すると、つまり、要するに、ユリ姉様と同じに魅力、といいますかチャームポイント、といいますか、あれ? 同じことのような気がしますがとにかく、そんな感じのものがティーにも! ちょっとはあって! 更には発揮されたと!


...そういうことですか?


えへっ? えへへへ~。


「ご、ごはんとろう! マリカちゃんとレントくんまたせちゃわるいし!」


折角取ってきたご飯が冷めちゃったら元も子もないですからね。

急ぎましょう!


「うん。」


「だね。」




照れてなんて...



...いますけど、無理もないですよね?

ユリ姉様の"テヘッ"に準ずるものがティーにもあるらしいんですから!

これはユリ姉様に一歩近付けたと捉えていいんじゃないでしょうか?


いいですよね!

ユリ姉様の"テヘッ"にドキッとくるらしいです、ティーは。

そして『綺麗で優しい』といつていたのに『綺麗』だけピックアップして『優しい』はスルーです。

不思議で面白い天使様です。


台風で濡れますねー、でも明日学校が休みになったので少し嬉しいです。


更に今日は二話連続投稿です。

テスト一週間前に入るのでストレス解消のために。

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