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ティーには秘密があります。  作者: 伊藤 深雪
ティーと学園の友達に先生 の章
47/66

第47話 食堂へ行きましょう。

ニーナちゃんがうーうーと唸りながら魔力を動かせたり動かせなかったりする一方で、ティーはニーナちゃんの邪魔をしないように精霊さんたちとお喋りをしていました。

そしてニーナちゃんが少し疲れた様子を見せ始めた頃に四時間目が終わり、昼休みになりました。


お昼ご飯は何かなー、と考えていたところに、


「ティシーちゃん、ニーナちゃん、いっしょにごはん たべにいこ!」


マリカちゃんがレント君とクリス君も引き連れてご飯に誘いに来てくれました。


「うん、いこー!」

「うん。」


ニーナちゃんは昨日までよりもずっとマリカちゃんたちのことを認められるようになったみたいです。

ティーがニーナちゃんもいい? って聞く前に自分で返事してましたからね。


やっぱり授業もサボって追いかけてきてくれた皆に嬉しくなったんでしょうね。


「れっつごー!」


「はやくいこう! はらへった!」


「だね。」


それにしても三人ともお腹がペコペコみたいです。

魔法を使うとお腹が減るのかも知れませんねぇ。

ニーナちゃんも魔力を動かす練習で、精神的なものもあるのでしょうが疲れていますし、魔力に関する何かでエネルギーを使うのかも。


「よーし、『おひるはしょくどう』っていってたよな。はやくいこーぜ!」


レント君が待ちきれなかったようで教室からでて右方向に走り出しました。

マリカちゃんとクリス君もそれについていきます。


ニーナちゃんはティーの横にいてくれてますよ?

一回ついていこうとしてたのにティーを見て止まってくれたんです。


「いかないの?」


「ううん、いくよ。でもしょくどうはひだりのほうにあるから、みんなをよばないとね。」


「あ、ばしょしらなかった...。」


レント君が知ってるものと思ってたんですね。

まあ、この年頃は頭より先に体が動くものですもんね。


「あれ? ティシーちゃんとニーナちゃん、いない!?」


レント君たちを呼び戻そうと教室を出たところで、そう聞こえてきました。気づいてくれたんですね。


「あ! まだきょうしつのまえじゃん!」


「ティシーちゃんたちー、どうしたのー?」


クリス君は少し離れたところから怒鳴り声ではないですけど、大きな声を出してます。


「しょくどうはそっちじゃないよー! こっちのほうー!」


指をさして言ってみると、案の定マリカちゃんがレント君を小突き始めました。

仲いいですねぇ。でもマリカちゃんはもうちょっと力を加減したほうがいいかもしれません。

レント君がちょっと痛そうにしてますから。


マリカちゃんとレント君には両思いになってほしいものです。


クリス君やニーナちゃんにもそんな相手がいつかできるのかもしれませんね。そのときはティーは一生懸命応援しましょう!


ティーの一番のお友達たちですからね。

お友達を大切にしようと改めて思ったティーです。



将来的にクリス君には彼女を作ってもおうと思ってます。


ニーナちゃんは未定です。


マリカちゃんとレント君は、言うまでもないですかね?

でも障害とかあるかも? しれませんし。ないかもしれませんが。



今日は放課後に物理の再テストでした。

単振動、苦手なんですよね...。

受かっていることを祈ります!


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