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ティーには秘密があります。  作者: 伊藤 深雪
ティーと学園の友達に先生 の章
30/66

第30話 衝撃の魔法学実践授業です...。

サブタイトルが漢字ばっかりになってしまいました。読みづらかったらごめんなさい。

ミュウラ先生にしっかりコントロールの練習法を教えてもらいました! 明日の朝から一緒にやろう、ってニーナちゃんと約束したんです。

ふふふ、かっこよく魔法を使うための第一歩を踏み出しましたよ。精霊さんも出来る限りのアドバイスをしてくれると言っていましたし、頑張っていきます!


さて、次は魔法学実践の授業です。場所を移動しないといけないので急ぎましょう。


「ニーナちゃん、マリカちゃんたちも、はやくいどうしちゃおう?」


マリカちゃんとレントくんは相変わらず元気よくじゃれてますが、あまりのんびりしていると遅刻しちゃいます。

魔法学実践の先生が厳しい人だったら大変です。


「そうだね。

ふたりはあんなかんじだけど、いどうすればちゃんとついてくるから、いどうしよう。」


「そうなんだ。じゃあいこいこー。」


流石付き合いの長いクリスくんです。マリカちゃんとレントくんのこと、よくわかってますね。


「ニーナちゃん、そういえば、ばしょわかるの?

まほうじっせんようのだいいちたいいくかん、っていってたけど。」


もっちろんです。精霊さんたちがいればそんなことは簡単に分かっちゃうのです。


「だいじょーぶ、だいじょーぶ。

ティーにまかせて、ついてきちゃいなさい。」


「だいじょうぶ。

ティシーちゃんについてけば、だいじょうぶ、なの。」


まああ、ニーナちゃんったら嬉しいこと言ってくれます。

これも偏に精霊さんのお蔭ですねえ。


「ティシーちゃん! なんかひかってるよ!?」

「あ...!」


あー、ニーナちゃんは入学式の時に一回見てますけど、クリスくんは精霊さんのキラキラを見たことないですもんね。


「これはね、んーと、せいれいさんがよろこんでるときに、みんなにもみえるキラキラなんだよ。」


「え! これ、せいれいさんがひかってるの!?」

「すごーい! はじめてみた!」

「すっげーな! なんかきれー!」

「うん、きれい...。」


みんなに注目されて精霊さんのクルクルが高速のクルクルに。案外精霊さんはみんな照れ屋さんなのかもしれませんね。


「このせいれいさんがあんないしてくれるから、まよったりしないんだよ。

いつもありがとね、せいれいさん。」


「そうなんだ、ありがとー!」

「サンキュー!」

「おせわになります。」

「ありがと...。」


良かったですね、精霊さん。みんなに頑張りを認めて貰えましたよ。

本当に照れ屋さんですねえ。クルクルしたまま道案内を始めちゃいましたよ。


「じゃあ、ついていこう。

ちこくしちゃったらたいへんだよ。」


「「「「うん!」」」」


◇◆◇◆◇◆


「さて、皆ちゃんと来れたな。」


はい、ティーたちには精霊さんがいましたし、皆もティーたちに着いてきていたみたいですからね。


「俺はロード・ツナワだ。

では、さっそく魔法の実践に入る。

ガンガン打ちまくるぞ! ちゃんとついてこいよ!」


え...? 説明は? なしですか?

ティーは魔法使ったことないんですけど、どうしろと?


えええーーー!?

今日は、体育祭です! 頑張ってきます!

帰ってきたら即寝る予感がします。

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