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ティーには秘密があります。  作者: 伊藤 深雪
ティーと学園の友達に先生 の章
24/66

第24話 ついにティーの結果発表です!

なんか気分がのって、続けて投稿出来てますね。

きっと今だけですからね、慣れちゃ駄目ですよ?

もうすぐでしょうか。

もう呼ばれますかね?

前の席の人が呼ばれてるんです、もう次なんですよー!

あああ、結果が気になるんだけど怖くて見たくないです。

精霊さんも励ましてくれてるし、落ち着かないといけませんよね。

でもでも、どうしよう? 絶対に魔法はゼロに等しいんですよー!


「ティシーちゃんはおちついてるよねー? つぎなのにソワソワしてないもんね。」


「そんなことないよー。きんちょうしてるー。」


落ち着かないから頑張って平静を装ってるんです! ソワソワキョロキョロしないようにじぃーっとしてるんです!


「クリスくんこそおちついてたでしょー?」


「うーん、ぼくはマリカとレントとはなしてたからね。」


ティーはクリスくんと話してても落ち着かないんですけど!? 緊張を隠そうとしてなんだか語尾が伸びちゃってますし。全然落ち着けてないんですよ!

誰かティーを助けてください。ヘルプミー!


「ティシェール・コーチャスさん。来てください。」


呼ばれちゃいましたよ...。もう逃げられません。


「はい。」


結果の書かれた用紙がもうすぐそこに! 見たくないです....けど、見ちゃいました!

うぅ、やっぱり魔法の評価がすごぉーく低いです。


「ティシェールさんは魔法が苦手みたいですね。

ですが成長期はこれからですから、まだまだこれから増えていきますよ。

そう気落ちせずに根気よく魔法の練習を続けてください。

魔法陣を使えばたとえ魔力が少なくてもつかえる魔法が沢山あるんですよ。授業でもやりますか、頑張ってください。」


「はい、がんばります。」


ティーだけ先生のコメントが長いんですけど、ある意味問題児のような扱いですか?


「大丈夫ですよ。ティシェールさんにも既に得意なものもあるじゃないですか。それも物凄く。」


「はい?」


物凄く得意なもの? なんですかそれは?


「こちらがティシェールさんのテストです。満点を取ったのはティシェールさん一人だけですよ?」


「まんてん? うそっ、ほんとだ。」


花丸がついてます。ちょっと嬉しいですね。

お蔭で目も当てられない魔法の評価をカバーして総合評価は平均辺りのB判定です。


「ティシーちゃん、ひゃくてん!? すごーい!」


「ぜんぶあってんの!? みせてみせて!」


マリカちゃんとレントくんは息ピッタリですねえ。

B判定、っていうのを見たら安心して余裕が出てきました。


「ほんとうだ。はなまるかいてあるよ。」


「まほうじんのもあってる!」


「えー? なんでわかったの? ティシーちゃん。」


「ほんと、なんで...?」


あれ? ニーナちゃんもそんなに気になるんですか?


「まほう、みたことない、って...。

でも、まんてん...?」


あー、ニーナちゃんには言ってましたもんねそれ。


「私も不思議なんですよね。魔法を使ったことがないと言っていたティシェールさんが魔法陣を全問正解したので。

もしやも思っていたんですが、まさか?」


「えーと、ティーはこごが、よめるんですよ。」


「やっぱりそうだったのね、ティシェールさん。凄いじゃない! 先生も基本くらいしか読めませんよ。」


「え? そうなんですか?」


大人には読める人も結構沢山いるんだと思ってましたが、違うんでしょうか?

ティーはテストで満点。

これなんですけどね、実は深雪が数学のテストで満点とったんですよ!

覚えてる方は覚えていらっしゃるでしょう、あの再テストです。点数の下に"やればできる!"って書かれててちょっぴり嬉しかったりしました(*^^*)

今日の深雪はとてもご機嫌で鼻歌を歌ってます~♪

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