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ティーには秘密があります。  作者: 伊藤 深雪
ティーと学園の友達に先生 の章
22/66

第22話 結果発表が始まりました。

2日連続で投稿できました!

深雪は頑張れる子ですよ。

マリカちゃんたちの「バカ!」「バカじゃない!」「いや、バカだよ。」みたいなやり取りをニーナちゃんと横でみていると時間も流れていき、チャイムが鳴って、コス先生が教室に入ってきました。

きっとあの紙の束は昨日のテストでしょうね。


「みなさん、席に座ってください。」


あちらこちらに散らばって集まっていたクラスメートたちはコス先生に言われて自分の席に座っていきます。

ティーたちも席につきました。


「はい、席につきましたね。

みなさん、おはようございます。」


コス先生が挨拶をゆっくりと言います。


「「「「おはようございます!」」」」


1-Bは元気がいいクラスですねえ。

まあ、ティーも元気に挨拶しましたけど。因みに精霊さんもお辞儀してくれてますよ。


「今日はお休みの人は...、いないようですね。今後も元気に毎日登校してくださいね。

では...、みなさんが楽しみにしている昨日の結果を発表しますよ。」


歓声があがりました。みんな不安よりも期待の方が大きいんですね。

ティーは魔法がどう影響するかが不安で不安で仕方がないのに。


「隅の席の人から順番に前に来てください。測定と合わせた結果を表にしたものを一緒に渡しますからね。」


「「「「はぁーい!」」」」


元気です。特にマリカちゃんたちが。

ティーたちのなかで初めに呼ばれたのはマリカちゃんでした。


「マリカ・アシアンさん。」


「はい!」


コス先生がマリカちゃんに用紙を渡して言います。


「マリカさんは魔法の得点が高いですね。魔力量も多いですし、魔法の授業はきっと楽しいですよ。頑張ってください。」


「はい!」


「算数は苦手のようですが頑張りましょうね。」


「はあい。」


魔法の得点が高いなんて羨ましいですね。ティーにも分けてほしいくらいです。


「すげーな、マリカ。まりょくりょうがおおいってさ!」


「うん! まほうのじゅぎょうがたのしみ!」


「でもテストのさんすうはできなかったの?」


「うーん、はじめてテストやったからきんちょうしてておぼえてないや。

あ、ここって3だよね。なんでまちがえたんだろ?」


ああ、確かに緊張しててつまんないミスしちゃったりとかしますよね。よく考えてみたら、みんなテストなんて受けるの初めてなんですね。


「あれはー? ほら、まほうじんのヤツ。できた?」


「バッチリ! マリカがつかうひのまほうはみたことあるもじがあったし、このもじがレントがまほうつかってたときにみたなあ、っておもって。つちってわかったんだ。」


さすが、恋する乙女のマリカちゃんです。レントくんのみならず、レントくんの魔法もよく見てたんですね。


「ふたつもできたんだ。すごい。」


「そうでしょ、そうでしょ。」


「なんだよ、おれのおかげじゃんか。」


「なにいってんの。レントのじゃなくて、マリカのじつりょくだもん!」


マリカちゃんは素直じゃないですねえ。



マリカちゃんは照れちゃって素直に言えませんねえ。頑張ってもらいたいですけど、これはこれで可愛い気がするんです。



明日は健康診断? 身体測定? で授業がない!

自由だー、フリーだー、でも課題はいっぱい...

英語さえ無ければ...、なくなれー!

なんだかテンションがおかしい...


頑張ります。

深雪は頑張れる子っていいましたもんね。

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