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女勇者

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 お空の旅行を楽しんだ後、、、、、

 気が付くとベッドに横たわっていた。

 横を見ると椅子に座ってカァシさんが寝ている。

 腰掛けがない椅子なのに背筋が張りながら寝てるからとても不思議。

 俺がカァシさんの寝ているのをしばらく見ていたらカァシさんの目が急に開いた。

 「うぉ!」

 俺はカァシさんの目力に驚く。

 驚く俺を横目にカァシさんは語り出す。

 「私が16歳のとき、一人の男の子と冒険に出たんだ。」

 「?」

 急な思出話に困惑する俺を少しカァシさんは見てからまたポツリポツリと話す。

 「男の子は、、、、魔法が得意で、ありとあらゆる魔法を使って、前衛の私のサポートをしてくれた。

 私たちは着実に強くなり、仲間も増え、冒険を続けていたある日、」

 カァシさんの目が急に険しくなる。

 話の筋も見えないし、なにを伝えたいのかわからないので俺は困惑する。

 ただかまわず話は続く。

 「魔王軍の幹部と遭遇した。」

 「!」

 幹部、、、、本で読んだことがある。

 魔王の軍には5人の指揮官がいて、そいつらはとんでもなく強いらしい。

 「幹部は強かった、私の攻撃を受け付けないで、他の仲間は次々と殺されていった。

 最後に残った私と男の子、、、、そして男の子はありったけの魔力を使って聖魔法を幹部にぶつけた。」

 せ、聖魔法!

 聖魔法はたしか聖女、もしくは聖女の男バージョンの賢者しか使えないはずだ。

 「結果は相手を瀕死にして、男の子は殺された。私は男の子の死を無駄にしないよう逃げた。なにせ敵は軍を率いていたしね。

 しかし、私を逃がしたくないのか幹部は残りの命を削って私に呪いをかけた、」

 この話は知っている。

 前代の勇者と聖女、いや女勇者と賢者の話だ。

 「ここまで言ったらわかるね、」

 カァシさんは静かにこう告げた。

 「私が生き残った女勇者、カァリィシだ。」

 

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